7月19日(土)沼津支部は一泊例会を実施、浜松にある京丸園さんを訪問しました。鈴木厚志社長は、農業で障がいをもった子供たちが食べていける事業体をめざして、姫ねぎ、姫みつば、姫ちんげんを水耕栽培し、4年目で利益をあげられるようになりました。仕事に人をあわせるのではなく、人に仕事をあわせるという発想で、個々の能力にあった作業を作り出しています。

静岡市で理美容業を営む、福地道昭氏(㈱モルティー)は、一作年、特別支援学校生徒の職場実習を受け入れました。Sさんの働く姿をみて、雇用に踏み切ったのが昨年4月。彼女は、毎日バスを乗り継いで9時前には出勤、休まず元気に通っています。タオルを洗濯し、丁寧にたたみ、10枚ずつをセットにして準備。お客様の理解も得られ、いまでは仕事の幅もひろがって、カラー剤を調合。自身も髪を染めて、おしゃれを楽しんでいます。楽しそうに働く姿が印象的でした。

7月18日(金)毎年恒例となった、県産業部との意見交換会を行いました。県からは中小企業の施策説明、同友会からは08年6月期の景況調査結果、また会員の業界動向などを報告しました。もっと中小企業の実態を知ってほしい、ぜひ現場へ足を運んでほしいなど意見が出ました。また、中小企業憲章制定への理解を求め、共同で学び交流する機会をもつことを要望しました。

大愛康洋氏(オーアイ工業㈱・富山同友会)が、7月17日志太・榛原支部合同例会で講演しました。同友会に入会し、出席した研修会で、自身の独裁的な経営に気づく。社員とともに参加するようになった研修会や例会、次第に変わっていく社員たち。経営方針を話し合う場をもち、業務改善もすすんでいった。そんな中、大手取引先が会社更生法を申請。突然の危機に、社員らと話し合い、会社再建計画をうちたてる。そして5年、利益が出せる企業体質に変革してきました。

三島支部第3回理念委員会は、7月11日(金)6:00pm~深澤電工㈱へ会社見学会を行い、実り多き会となりました。

「気持ちの良いあいさつ運動や朝・昼・晩の3回清掃の徹底であるピカピカ運動を継続した結果が利益につながった。今年度は、さらに技術を追求!」とのお言葉が印象的でした。

また、深澤電工㈱は障がい者の雇用にも積極的です。雇用率は22%になります。雇用だけでなく社員教育も積極的に行い、国家検定では高い合格率を生み出しています。また試験会場に指定されるほどです。

お話だけではなく、工場見学も行いました。
整理整頓の徹底、ホコリひとつ落ちていない工場は圧巻でした。

当日は深澤社長のあたたかなご協力をはじめ、会員やオブザーバーの積極的な参加もあり大成功の理念委員会となりました。

富士市産業支援センター開設記念
産業活性化シンポジウムの開催についてのご案内

富士市では平成17年度に策定した『工業振興ビジョン』等
に基づき、産業活性化施策を展開しており、この一環として
「産業支援センター」が本年8月4日に開設されます。

このセンターは産業支援のプラットフォームとして、
相談業務を中心に起業や中小企業等の経営支援を行い、
産業支援を核とした地域の活性化を目指すものです。

開設を記念し、下記の日程で産業活性化シンポジウムが
開催されますのでご案内いたします。
    

起業や、中小企業支援に造詣の深い講師陣と、
公的支援による地域の活性化を熱くディスカッション頂きます。

■お問合せ先 静岡県中小企業家同友会事務局
 FAX: 054-255-7620   Mail: doyu★szdoyu.gr.jp
               ★を@にかえて下さい
              
              記

日  時     :平成20年8月4日
場  所     :ラ・ホール富士2階 多目的ホール
(富士市中央町2-7-11 TEL:0545-53-4300)

~タイムスケジュール~

開会     13:30 
基調講演   13:40~14:40「中小企業の連携が未来を拓く」 
パネルディスカッション 14:50~16:20「挑戦することは尊い!
               公的産業支援がまちをおこす」

     山口義行(立教大学教授)
     藤沢久美(シンクタンク・ソフィアバンク副代表)
     小出宗昭(富士市産業支援センター長就任予定)
          
      車でお越しの際は、ラ・ホールまたは
      図書館の駐車場をご利用いただけます。

7月14日(月)今年3回目となる静岡市との意見交換会を開催しました。同友会が実施している2008年6月期の景況調査の結果を踏まえ、会員企業の業界動向・施策要望を報告しました。現場の声を届け、産官連携を深め、産業振興をはかるための有意義な意見交換会となりました。

中同協第40回定時総会の埼玉大会に、静岡から23名が参加しました。「人と企業を育て、地域の未来を担う同友会運動を」を、メインスローガンに開催された本総会には、全国から1400名を超す代議員が参加しました。労使見解をもとにした企業づくりを進め、地域活性化は中小企業家の手でと、豊かな社会の実現をめざす議案が承認可決されました。

7月9日(水)浜松支部例会は、河合秀和氏(㈲スポーツショップ富士・河合不動産)が、自社の事業を語りました。不動産業を営んでいた祖母、プロ野球選手だった父の影響もあって、現在スポーツショップと不動産会社を手掛けています。自身が中心にやっているのは不動産部門、近隣をこつこつとまわり、顧客の夢の実現を手助けし、誠実な営業で、地域の信用力もまし業績は急上昇。趣味のスポーツはどれもプロ級の腕前、空手、少林寺と武道の心得あり。

静岡支部7月例会は、8日(火)7:00pm~㈲フラワーサーカス 中村佐和子さんが「愛と感動のカリスマ経営者物語」と題して、自社の経営を語りました。

個人事業主から法人化し、ウェディングブーケやフラワーギフト販売、ブリザードフラワーのレンタルなど、事業分野を拡大しています。
経営理念にあるとおり「心をうるおし、心を育て、幸せを咲かせる花のある生活」を自ら実践していることがうかがえるものでした。