「富士山と宗教文化史」をテーマに、湯之上隆教授(静岡大学)により同友会大学の第3講座が行われました。冒頭「まず富士山を描いてみてください」と先生から一言。回収した用紙を見て、実物よりも鋭角に描写するひとが多いとは、先生の指摘でした。いく度もの噴火を繰り返し、古代から歌に詠まれ人々からあがめられてきた。歴史に残る様々な伝えを語っていただきました。ものの見方、考え方を奥深くする、先を見通す力を養うには、歴史から学ぶことが大事な時代になっていると結びました。

2009年2月号【第10回】 憲章の理念が活かされる社会に 外田雅樹氏(㈱共栄設機・富士支部)

 

初めて中小企業憲章という言葉にじかに触れたのは、2003年7月の中同協第35回定時総会です。九州・福岡の地で行われた総会は『小さな変革を大きなうねりに~同友会と共に輝く未来を』がスローガンでした。小さな変革って金融アセスメント法のことかななどと思っていましたら違いました。中小企業憲章の制定をうたった総会宣言のことでした。すぐに『学習』運動が始まり、各同友会で学びの場が設けられ、中小企業憲章制定の意義などが話し合われました。
このとき聞いた憲章の話は良くわからず、『中小企業基本法』とどう違うのだろうなどと考えていました。その後、県内初の富士市中小企業振興基本条例はじめ各地で地域ごとの振興条例が施行されました。各地の同友会の『学習』運動から『制定』運動になった成果でしょう。
地域の条例制定や同友会の運動などが大きなうねりとなり中小企業憲章が制定されるのも現実味を帯びてきました。さて、それでは、中小企業憲章に何を盛り込むべきでしょうか。大阪同友会の憲章レポートには、いろいろ提案されていました。私には全てが必要と思われましたが、我々が何を盛り込むべきか、具体的に真剣に考える時期にきたと思います。
すぐに制定されなくても、中小企業憲章の理念が活かされる社会になってほしいと思います。

昨年6月に開塾した第5期創る会は、受講生15名のうち、この日10名が発表にのぞみました。何度も立ち止まり、経営計画も練り直しての一泊卒業式です。前日発表の内容にアドバイスを受けて、深夜までかかって修正をいれました。二日目、経営理念を読み上げてひと段落。発表を終えて受講生らは「再度作成しなおす」「本日はここまでだが、もう一度検討する」と、まだまだ過程の段階です。道半ば、受講生の検証はこれからも続きます。

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新春のつどいには、創立時からの会員8名が出席しました。創立会員が着席しているテーブルは、久しぶりに顔を合わせる方も多く、35年前に話はさかのぼり、思い出話に花が咲きました。創立会員を囲んでの記念撮影。

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1月31日(土)静岡市内のホテルで、来賓、会員174名の出席で35周年を記念する、新春のつどいを開催しました。式典では来賓を代表して静岡県知事石川嘉延様、静岡市経済局長熱川裕様があいさつ。吉田敬一駒澤大教授の記念講演、懇親会の三部構成で、会員相互に励まし合い、今後の発展を願うつどいとなりました。