吉田尚樹氏(㈱ビルド・香川同友会)

~血と涙と汗を流して掴んだ覚悟と自信~をサブテーマに、香川同友会の吉田尚樹氏が講演。
2代目である吉田氏が、後継者として会社に入り、社員と信頼関係を築くまでの軌跡を語りました。同友会に入会後、経営指針を創る中での、先輩会員からの励ましや助言、多くの悩みを抱きながら悪戦苦闘し、経営者としての学びを深めていきました。
自身や自社を見つめなおし、社長や社員と向き合いながら、後継者としてどう変わり、指針を実践していったのかを、飾らない言葉で語ってくれました。


同友会の活動の成果、憲章の閣議決定を報告する野田勝利氏(香川同友会代表理事)


同友会で学んだ20年を総括、地域をよくしたいなら同友会に入ろうと香川湧慈氏(香川同友会)

香川の熱い3名のおかげで、この日入会3名が決まった。

 

 7月27日(火)地球環境委員会主催のセミナーが事務局にて開催されました。講師に赤尾興一氏(地球温暖化防止活動推進センター 特別スタッフ、KAZ環境事務所 代表)を迎え、「地球温暖化の状況と予測」「企業のエコ活動」の二本立ての内容で講演していただきました。
 地球上の各地で起きている深刻な自然環境の変化、洪水・熱波・巨大ハリケーンなどの災害事例を示し、これらは人間活動の影響であること、またその根拠について解説されました。足元の静岡市では過去66年の間に年間平均気温が1.4℃も上昇、これは、世界平均の倍に相当します。このままいけば地球はどうなるか?現在進行形の問題です。2007年の日本人一人あたりのCO2排出量は、世界平均の2倍以上、発展途上国の約5倍の水準です。CO2排出量を増やさない生活、経済発展が求められています。そのためには、一人一人がCO2の排出を減らすことが喫緊の課題だと認識させられました。。
 企業のエコ活動の視点から、現在実用可能な技術、将来実用可能になることが予測される技術を紹介し、それらの中から環境経営のヒントや環境ビジネスの種を探していただきたいとのアドバイスをいただきました。
 エコ活動の要点は、エネルギーを節約することと、無駄なく使い尽くすことだそうです。さらに、エネルギー(電気、ガス、水道、ゴミ、ガソリン、灯油等)の消費量を知ること、すなわち記録すること、季節係数もあるので3年くらいの数値の蓄積が必要であると説かれました。日常的に節約する癖をつけること、わずかなことでも継続したり皆でやれば大きな結果となります。大事なことは、今すぐ行動することであると改めて確認できました。
 地球環境委員6名を含む11名の会員が参加。

7月15日(木)志太・榛原支部の合同例会で、大阪同友会副代表理事・㈱仁張工作所社長の仁張正之氏をお招きし、「逆境の中での取組み~仁張工作所、ものづくりへのこだわり~と題し、講演をしていただきました。

世界同時不況のさなか、先代から社長を引き継ぎ、経営指針作成に取り掛かり、中期計画に沿った事業展開を行ってきました。社員の創意工夫を後押しし、特注、単品加工、あらたな需要の創造に挑んできました。ホームページによる市場を事業の柱の一つとし、受注額を10倍規模に増やしました。経営環境の変化に対応させ、“揺るぎない組織”を目指すとスローガンに掲げ、社員とともに第4次計画に取り組んでいます。

2010年7月号【第27回】 元気の源を中小企業化ら発信していこう! 河原崎勝弘氏((株)河原崎商事・榛原支部)

 

戦後、日本は豊かな国作りのため、上へ上へと目指し働いてきました。私達は高度成長と共に歩み、目標を定め、努力すると確実に成長できた時代を生きてきました。
ところが、バブル崩壊、サブプライム問題、世界同時不況と次々に荒波が襲ってきました。お互いに、競い高め合い発展してきたにもかかわらず、大企業の危機回避の結果は中小企業に大きな打撃をあたえています。厳しい時代、元気になる材料はなかなかみつかりません。
でもうれしいニュースもあります。7年間約60億キロ宇宙旅行をして奇跡的な帰還をした小惑星探査機「はやぶさ」は難局が幾度もありながら、絶望的な状況を切り抜け、最大の目標を達成しました。決してあきらめない執念が実を結びました。開発には町工場の職人も係わったと聞き、一層、元気がでました。中小企業も常に挑戦者でありたいと思います。
地域・社会・文化の発展のために、人を育て、働く人が仕事の誇りと向上の喜びを持つことができる職場をめざすことが企業再生に繋がります。経営指針作りや社員教育等、常に学び努力し、人と人との絆を大切に5年後、10年後を見据えて経営にあたることが輝かしい社会づくりのためになります。中小企業は日本経済の根幹であると中小企業憲章に記してあります。今が正念場です。元気の源は中小企業から発信していきましょう。

 静岡支部7月例会は、この1年の間に入会された静岡支部会員4名(遠藤剛史氏 リディア代表、大石洋二氏 ㈱H・C・B代表取締役、坂上洋一氏 さかがみ財産クリニック代表取締役、松下恵美子氏 三協紙業㈱代表取締役)が、自己紹介と会社の事業内容を語りました。それぞれの報告時間は、約10分。報告後には、6グループにわかれ、グループ討論を実施。同友会会員として新人だった頃の不安や要望、新会員さんを早く会になじんでもらうには、の2点について話し合いました。


遠藤剛史氏


大石洋二氏


坂上洋一氏


松下恵美子氏

 今回のグループ討論は、例会企画委員会が、ストップウォッチを用意し、各グループにタイムキーパーをたて、個人の一発言は2分までというルールによって進行しました。特定の人に発言時間が偏る問題を改善、参加者全員が発言をし議論に加わる狙いです。また今年度からは例会の参加者にアンケートをとる、次月の例会案内を会場にて配布し参加率の向上を目指す、など静岡支部の例会企画委員会は内容改善に力を入れています。
 7月13日、ペガサートビルにて、40名が参加。

静岡同友会各支部から総勢21名が、いで湯の里、別府市で開催された「第42回中同協定時総会」に参加しました。本総会は全国各地から1033名、17の分科会で方針にかかわる諸課題について学びを深めました。大きな課題である組織増強の分科会「会員増強は地域を元気にする近道」には5名が参加、組織率10%を誇る北海道の増強を牽引するリーダーの報告から、組織の連帯と増強の目的を明確にする大切さを学びました。

 

 富士宮支部7月例会は、増田秀次氏(㈱関東精工代表取締役会長)が、「我が経営」を語りました。同社の前身は、増田氏の父が昭和35年に創立した増田プレス。㈱関東精工は、昭和56年に設立。設立を機に工場を拡大、生産能力の向上をはかりました。設備投資、工場の拡大、移転をすすめると同時に、社内に研修施設をつくり社員教育に力をいれてきました。騒音問題等、工場立地では大変な苦労も経験されました。
 同友会活動では、富士宮支部長、県の共育委員会・共同求人委員会の初代委員長を歴任。リーマンショックの逆風下では、真の意味でのリストラ(在庫削減、内製化のさらなる推進、経費の見直し、制度改革など)を敢行。売上減にもかかわらず、利益を出し、賞与も支給できています。しかし、他の経営者の例に漏れず後継者問題という悩みを抱えているそうです。

 ㈱関東精工の入り口には、大きな石碑がでんと構えています。その中には

「仕事に泣く者は人生に泣く、向上心なき者は去れ」、

 英訳すると
「Those who cannot enjoy the job,cannot enjoy life.There is  no place in the world those who don’t try to improve       themselves.」
と刻まれています。

 さらに和訳すると
「仕事を楽しむ事が出来ない者は、人生を楽しむことが出来ない。自分自身を上達させることに挑戦しない者の居場所はこの世界にはない。」
となります。
 国内外を問わず多くの見学者が同社を訪れますが、必ず石碑の前で記念写真を撮られるそうです。
 7月2日、志ほ川バイパス店にて、オブザーバー4名を含む31名が参加。

食と農研究会では、会員企業自慢の商品を集めた
「2010年夏のギフトカタログ」を作成しました。

今回のギフトカタログは「食と農研究会」発足以来、
初のギフトカタログになります。

その記念すべきギフトカタログの発送作業が、本日完了しました。
近日中に会員皆様のお手元に届く予定です!

魅力的な商品が多数揃っています!多くのご注文をお待ちしております!