3月17日、富士交流センターにて、富士支部3月例会が開催されました。
地震発生直後で見合わせが検討されましたが、みなさま大変な時だからこそ集まろう!と開催されました。
「カルテット」~部会のススメ!気づきはここから~というテーマで、
各部会長から部会の報告がなされました。
各部会長からは、今年度の重点課題をいかに取り組んできたかの報告のほか、
来年度への抱負も語られました。
その中で、教育理念部会長の発表時、今期創る会卒業生の方が感想を発表しました。
「創る会に参加して、一番に思う事は自分が変わったという事です。また、経営の軸ができたことで、従業員数を増やし、事業拡大をすることができました。」
という心強いものでした。

各発表の後、今回の東日本大震災の影響と問題点について、グループに別れ話し合いました。
具体的な意見としては、「ガソリン不足により、商品が動かなくて困る。」や、
「地震の影響よりも、計画停電による影響が大きい。停電していない地域へ
取引が逃げている。」という深刻なものでした。
今後は支部、地域共に協力しながら頑張っていきたいというまとめで終わり、
協力の大切さを改めて確信できる例会になりました。

3月9日エピ・スクエアにて御殿場例会が開催されました。
「復活!!我が経営の悩み」~2代目の苦悩と葛藤~をテーマに
有限会社銚子屋代表取締役本多丞次氏が報告しました。
本多氏は高校卒業後、税理士になるべく、簿記の学校に進学。
卒業後、銚子屋に入社しました。年中無休の営業スタイルに
疑問を感じながらも22歳で専務に就任。一度は他業種へ
転職したものの、お父様の病気が発覚し26歳で社長に就任しました。

2代目ならではの先代との考え方の違いに関する悩みや、
今後の事業の継続の仕方についてお話がでました。

バズテーマは「先代から受け継いだ会社どのようにしていきますか?」で、
会場からは厳しい意見も出ましたが、同じ悩みを持つ会員も多く、
具体的なアドバイスが出ていました。

2011年3月号【第35回】
 『指針と中小企業憲章の学びを通じて、自社の社会的役割を明らかに』
國末哲也氏(㈱一粒万倍・三島支部)

 2011年1月15日、当社は経営方針発表会を初めて開催した。創業して12年経ってのことである。経営方針をつくる過程で、色々な学びがあった。自分の会社の現在や将来、社員のこと地域のこと、これ程真剣に、しかも長時間にわたり考えたことがなかった。中小企業憲章を勉強する中で、自社の経営方針というものが本当に大切なのだということが、改めて心の中に湧きあがってくる。我社の目指す事業に未来はあるのだろうか?工場の移転や親会社の方針に会社の将来を左右されないのか?お客様のニーズはどこにあるのだろうか?我社の提供する商品やサービスの価格は、我社で決めることができるのだろうか?安売り競争の負のスパイラルから逃れる方法は、独自性を確立することしかないのではないだろうか?「こんなすばらしい商品やこんなすばらしいサービスはどこにもない。お宅の会社じゃなければね!」というところまで、自社を磨きあげる必要がある。中小企業は社長が変われば縦横無尽に変化ができる。

 進化論では、その時代を生き抜く生物は、最も強いものではなく、環境に合わせて変化できるものとしています。事業構造そのものをしっかり考え、目標を定め確実に達成し魅力のある会社を社員とともに創っていく。その過程で自社の社会的役割を明らかにし、同友会の仲間や他の団体と協力して地域の中小企業振興基本条例の制定を実現していくべきである。

静岡から32名が「呼び起こそう経営者の魂を!切り拓こう地域の未来を!」をテーマにした、中小企業問題全国研究集会で学び交流しました。」
全16分科会のうち、第10分科会「中小企業憲章と新成長戦略~どうなる日本の未来~」に9名が参加。世界の経済動向と、EU小企業憲章の実効性を検証する仕組み、日本のあらたな成長戦略のあり方について、大槻先生の報告とグループ討論から学びました。

6月の女性経営者交流会のPRは、清水の次郎長親分とお蝶、静岡版KARAが、多くの応援団をバックに踊り熱演しました。