全員の報告形式。各自一押しのテーマで、良かった本、感動した映画、興味深いドラマ、ふと訪れた旅先の経験や印象、是非聞かせたい音楽、自分にとって大きな体験などを語る。
今風に喩えると、料理持ち寄りの食事会、昔風に言えば「闇鍋」誰が何を持ってくるかまったく分からないままにやると言ったおもむきです。

私は同友会入会16年後、代表取締役就任4年目になってやっと経営指針作成を決意し県の創る会に参加させていただきました。私はこの時期、業務拡大に伴う社員の増加、材料供給元の製紙メーカー及び商社等の再編が繰り返しており、また最終ユーザーである製造事業体の海外移転の増加などわが社を取り巻く内外の経営環境が著しく変化しており、現状の経営では対処できないのではないかという危機を感じていました。周りの方から背中を押されるような形ではありましたが、自分自身の経営に対する思いを再確認するとともにこれからの展望を見極める目的で指針書造りに参加しました。

さて創る会では企業紹介から始まって、理念・方針・計画と進んでいくのですがこれより先はそれぞれのステージでの私の混乱ぶりを綴っていきたいと思います。

まず最初の企業紹介からつまづいてしまいました。社名の㈱富士包材工業から何を作っている会社かイメージを描いていただけない。業務的には紙加工業、一般の人にはラッピング用の印刷された包装紙の製造?こんなイメージしかないと思うのですが実際は取り扱ってはいない、自分では当たり前の仕事、取扱商品を説明しているつもりでも一般の人になかなか理解していただけないような説明しかできないことにもどかしさを感じていました。

そして、経営理念の「何のために経営しているのか?」金儲けしてよりよい生活を営むため?

いやそれだけではない、自分もしくは自社を取り巻く関係者(社員・仕入先・顧客・地域社会・その他諸々)が利益を得て幸福になること?これだけでよいのか? など頭の中が混乱することを一つ一つ整理しながら、明確な説明ができるように理念を確立していく。

次に経営方針、自社の内外の経営環境は?内憂外患的、自社の強みと弱み?弱点は多々あるが強みなんてあったかな?無理やり強みにしてみる。

最後に経営計画(3年計画)、数字との戦い、明確な目標設定、そのための行動計画、これまでの人生でこんなに詳細に打ち出したことがあったかな?

何はともあれ一応経営指針所らしきものは完成し、卒業できました。厳しくも温かく根気強いスタッフと受講生のみなさんのおかげです。ありがとうございました。しかしながらわが社を取り巻く環境は早すぎるくらい変化しています。外的ショックは後を絶たず常に押し寄せてきました。指針書の見直しをしなければならなくなりました。指針書を作られた方もこれからの方もともに頑張って創り創り変えていきましょう。ありがとうございました。

12月13日、静岡支部の例会で友田國彦氏(サステン建築)が、自社事業の変遷を報告しました。右肩上がりの時代、早世した父のかわりに4人兄弟を育てるため事業を始めた母。その会社に入社したものの、弟に後を任せて自分は退社。工務店で数年働き、独立開業した。社員に夢を持たせたいと試行錯誤の連続。そんな中で参加した全国大会で会った同業の仲間から、親身になって教えてもらい、社員に夢をもたせる事ができ、リーマン後の低迷期も乗り越えることができた。同友会の仲間のありがたさを実感し、全国大会に参加する意義を伝えるものになった例会でした。

第6回中小企業地球環境問題交流会 参加報告

今回の交流会は、全ての分科会で1日目報告、2日目見学を行う素晴らしい内容でした。
私は第4分科会「地域連携で生まれた食品エコ・リサイクル」~効率よりも先に考えたい
思いの繋がり~に参加しました。報告では、立ち上げ当初の苦悩や困難を赤裸々に
語って頂き、思いの繋がりによって少しずつ形になっていく様子を語って頂きました。
2日目の見学では、実際にミミズ糞土の工場やその土を使った有機農法を学ぶ
小松原有機農法サポートセンターを見学し、地域の財産が環境にかける思いが
結び繋がっている様子を目の当たりにすることが出来ました。
大きな全国大会もとても勉強になりますが、委員会系の全国大会はとても深い学びが
得られる貴重な場です、皆さんにも是非積極的なご参加をおすすめいたします。

富士宮支部 穂坂 勝彦氏

 

11月15日、期せずして県同友会新事務所会議室のこけら落としとなった日に、第一コンサルティング・オブ・ビジネス代表の丸山 博先生を外部講師としてお招きし、研修例会を開催いたしました。
 今回のねらいは、TPP参加の是非という観点ではなく、新たな情勢の変化に対し自らが判断できるスキルを身につけるということにありました。その中、丸山先生からは、「TPP問題」について、マスコミ等で報道される一部の情報が世間では常識化しつつあることについて、正確に実態を把握し再検証する必要があるとする、するどい視点からの分析内容を、ユーモア溢れる口調でご講演いただきました。 
 また、先生から提出された問題について参加者が意見を交換する機会があり、業種も異なり様々な見方があることを再認識しましたが、講演後、何かふっ切れた感を覚えたのは私だけではなかったのではないでしょうか。

「食と農研究会」研修例会報告
            会長 岩城善宣

共同求人委員会は11月29日(火)、インターンシップ意見交換会を開催しました。今夏(8~9月)に会員企業11社に18名派遣いただいた大学に加え、県内大学・短期大学を含め8校12名の教授、担当者が、同友会企業11社13名(事務局含む)が参加しました。
まず派遣された各大学からインターンシップ事業の成果と課題を報告しました。就業前の学内事前研修で社会人マナーを学び、実際に研修を受けたあと学生の意識が格段に向上していると報告がありました。その後4グループに分かれ、学生アンケートの回答項目(不満な点、改善向上点)について討論しました。各大学の取り組みや意義に若干の違えはあれど、社会に巣立つ前の若者の意識が変わる貴重な期間であると認識を深めました。
まとめに岩堀委員長は、インターンシップは社会勉強の一つとして伝え、経営者と共に学べる中小企業の現状や良さを学生に伝える貴重な機会であると総括しました。

※以下、意見交換会の参加大学・短期大学と同友会企業(順不同)
<大学・短期大学>
静岡大学、静岡産業大学、静岡英和学院大学・短期大学部、常葉学園短期大学、東海大学短期大学部、富士常葉大学、静岡理工科大学、静岡福祉大学
<同友会>
岩堀電設㈱、遠藤科学㈱、㈱ホンダクリオ富士、山村社会保険労務士事務所、㈱ハイホームス、かちどき特許事務所、㈲まことプラン、平尾吉章会計事務所、㈱メイコー、㈲中西設備、静岡県中小企業家同友会事務局

※以下、インターンシップ受入企業(順不同)
平尾吉章税理士事務所、㈱ハイホームス、㈱ダスキン富士宮、㈲まことプラン、㈱オートベル、㈱アイティエス、遠藤科学㈱、イハラ観光㈱、㈱ホンダクリオ富士、松本印刷㈱、静岡県中小企業家同友会事務局