1月21日土曜日 富士市樟泉閣にて富士支部30周年記念式典が開催されました。

当日は雨の中、支部会員を始め各支部から多くの参加者が集まりました。

記念講演では、赤石義博氏(中同協・相談役幹事)が『原点回帰』~「人間らしく生きる」を、より確かにする未来の為に~というテーマで熱く語りました。

詳しくは2月10日発行の同友しずおかをご覧ください。

静岡県中小企業家同友会沼津支部 
テーマ  ― 我が経営を語る ―報 告 者  青木 利治 氏 三和紙器(株)
『 BCP(事業継続計画)経営者一人の力で会社は動かじ 』
3.11東日本大震災後、注目を集めるBCPですが、その取組を通じて、会社の現状を知り、社員を巻き込みながら経営の根本的な見直しを図っている青木さんの報告でした。
BCPの作成において、会社にとって、何が大事かに気付く構成になっていました。
優先順位を理念、顧客、社員、商品、資金、安全で順番を参加者が付けましたが、それぞれの思いが異なり、様々な順番がつきました。 
あえて順番を付けることにはいささか、矛盾を感じた人もいたようです。全体の大きなバランスを考えながら、その状況に応じた強弱がむしろ必要な判断基準になるとの意見も聞かれました。
私のグループでは「理念」を一番に挙げた人が3人いました。いずれにしてもBCPに直面した時には、すでに計画が有る、無では復旧にたいしてのスピードが全く違う事は明白だろう。
なぜならBCPに対処する事前の経営者の経営姿勢からして、会社を愛し、従業員を愛し、お客様を愛し、なにより「自分の仕事が大好きで、何が起こっても会社は絶対つぶさない!」そんな経営者の強い意志の顕れと捉えましたとの感想もありました。
実際に天災が起きなくとも、「目に見えない世界経済の大津波」にさらされている会社が大多数であり、「目に見えない危機」に対しての毎年のBCPである「経営計画」とその根幹をなす「理念」を大切に今年も「経営計画」をたてようと、心新たにする経営者の意思表示もありました。
あなたにとって「一番大切な夢」はなにか、その実現の為に「今何をすべきか」今日からの課題を、今までの継続の延長線上に「明確に描き切る」ことの大切さを学ぶ例会でした。

渡邉健氏((有)ドリームズミュージックエンターテイメント・沼津支部)

県定時総会の記念講演をお願いしている、浜野製作所の浜野慶一社長を、墨田区にある赤や黄色に彩られたカラフルな工場を訪ね、お話しを伺いました。試作部品の板金加工を主に、2000年社員数4名、取引先4社だった会社が、今は社員29名、取引先も650を数える組織へと変わっています。

 

 

 

 

父親の死去により事業を継承、新工場たちあげ準備最中の、もらい火による工場焼失、賠償金交渉中に火元の業者が倒産し、立ち退きの目にあう。そんな中で失わなかったのが、受注製品の納期厳守と持ち前の元気と行動力。不眠不休で仕事に没頭し、信頼されて火事後の受注は1.5倍、災禍を乗り越えることができました。

産学官との連携も順調です。大学と組んで電気自動車を開発、自治体と組んで小学生の環境教育、あくなき挑戦を続けるうちに大手企業から申し入れがあり、新規受注へ繋がってきました。また、大阪同友会のメンバーとの共同出資で新しい会社を設立、横のネットワークで新商品も開発しています。

ものづくりのディズニーランドをめざす浜野製作所は、若い社員のアイディアや活力に溢れ、日々化学変化を起こしています。

1月19日(木)曳馬公民館で浜松支部・磐田支部合同例会を開催しました。2010年9月に開催された中同協青年経営者全国交流会(富山)で報告した穂坂勝彦氏(富士宮清掃㈲常務取締役/富士宮支部副支部長・憲章条例制定本部委員)が「地域になくてはならない存在を目指して~地域との関わりによって、仕事に誇りと生き甲斐を見つけ出す~」をテーマに報告しました。
全国総会で中小企業憲章に出会い、“中小企業が光り輝く存在を目指す”中小企業の高い使命感と自助努力の精神に感銘し「憲章を学ぶことで、我が社の存在意義が見出せる」そして「地域の生活を支え、必要とされ、その期待に応える事が社員の生きがいに繋がる会社になる」と穂坂氏は自社の存在意義を見出しました。
グループ討論では“地域のために自社では何が出来るのか”を深め、地域やお客様からの感謝や働く喜び、社員の仕事を通して得られるやりがいや誇りについて、各社の取り組みや感想が多数聞かれました。

1月17日(火)藤枝市文化センターで志太支部1月例会を開催。参加者全員が自社の重点課題と今年の誓いを発表しました。「経済環境の変化に対応し、ピンチをチャンスとして捉え、地域と共に成長する企業経営を目指していこう。」と冒頭、大滝志太支部長が挨拶。

発表は、経営指針(経営理念・経営方針・経営計画)の成文化と実践、経営者としての自己変革、新規事業の展開、人材(財)確保など、地域経済を支える中小企業家の力強い決意が聞かれました。

 

以下、参加者それぞれの発表を一部掲載します。

清水支部長を拝命していた当時、三役に名を連ねたる者は創る会の洗礼を受けなくてはならぬ類の無言の圧力があり、第3期(平成18年)を受講いたしました。
以前から、人材育成、特に自発的社員の育成に力点を置いた経営を心掛けており
ましたが、明文化された経営指針書はなく、振り返れば思いつき経営だったように感じます。そこで、創る会受講により計画的に指針書を創り上げることができました。特にスタッフおよび同期の皆様の歯に衣着せぬご助言が自身の想い、経営スタンスに大きな気づきを与えてくれました。また、悔しさも味わいました。
卒業がまさにスタート。早速、社内で発表会を開催しましたが、社員からの反応も鈍く、数か月の後、工場長から「当社の経営方針はなんですか?」との質問に唖然としたことを思い出します。現在は毎事業年度末に各部署より次年度の事業計画を吸い上げ、定例会議で打ち合わせの後に、経営計画書として一年の羅針盤としております。ただし、出来上がった計画書どおりに進捗よろしく行けばいいのですが、現実は厳しく、まだまだ悪戦苦闘の日々が続いております。
経営計画書を社員と共に創り上げるようになって5年になりますが、社員には「自発的」意識が行動に表れているように感じております。また、取引金融機関にもこの経営計画書を提出しておりますが、それなりに評価をいただいております。
創る会は同友会の言っている「自主・民主・連帯」のまさに巣窟ではないかと感じております。スタッフ皆様のご尽力には頭が下がります。本当にありがとうござい
ます。また、今後ともご指導、よろしくお願い申し上げます。
第3期経営指針を創る会卒業生
井上斉氏(静岡支部)

慶応義塾大学経済学部教授 植田浩史氏を講師に迎え、「中小企業振興基本条例と中小企業」―いま、地域と中小企業は何をすべきか―と題し、交友委員会担当による1月例会を開催致しました。

世界経済・日本経済共に不況の中、経営環境の厳しい時期に来ています。地域の中小企業が元気になるために、地域・中小企業はどうすればよいのか。中小企業振興基本条例とは、地方自治体が地域の中小企業の役割を重視し、その振興を行政の柱としていくことを明確にするために策定される理念条例です。

制定に当たっては、自治体・企業・各種団体等が一緒になって取り組み、政策化していくための体制と仕組みを作る必要があります。条例自体は理念条例で形だけでは意味がなく、魂を入れることが大事になります。

 

今、地域に求められているのは、元気な中小企業を1社でも多く作っていくこと、中小企業を1社でも元気にしていくこと、地域の資源・活力を中小企業が元気になるように利用していくことです。

同友会は、条例の内容を具現化するのに最も近い位置にあるのと同時に、条例によるメリットを最も受けられます。地域への貢献を果たしていこうとする同友会企業が発展していくことは、結果として地域の発展につながります。

1月11日(水)エピ・スクエア
立道浩幸(広報委員会)

平成24年1月10日(火)三島市のアンフルールを会場に、三島支部賀詞交歓会 新春クラシック演奏会が行われました。

 
梶山支部長は「昨年は中小企業にとって大変な1年でした。一昨年閣議決定された中小企業憲章で日本経済をけん引するのは中小企業であるとしています。中小企業が国に認められた証です。今年も中小企業経営者として頑張りましょう。」と挨拶しました。

 

 

 

来賓の三島市長から「行政の仕事は皆様の経営環境をよりよくし、サポートする事です。中小企業の発展無くして三島の発展はありません。今後もご意見をお寄せください。」とご挨拶を頂き、演奏会スタート。

 

 

 

 

ピアノ1名バイオリン2名のFummmicchinoによる素晴らしいハーモニーでした。
カノン、アヴェ・マリアなど有名な曲目を中心にトークも交えた演奏会は大盛況でした。

 

 

 

連休明けの1月10日、県内最大支部である静岡の新春例会が催されました。次年度の、役員体制が発表になり、新役員候補者が登壇し顔ぶれが披露されました。

 

 

 
 

 

奥谷副支部長は挨拶の中で、同友しずおか新春号に掲載された記事に触れました。創立会員である勝又悦朗氏が「会員各々が『同友会は自分の会だ!』という意識の元で活動を行っっていた。」と当時を振り返って述べた言葉を紹介し、私の同友会という思いで、同友会と経営をやっていこうとの決意を語りました。

お楽しみ抽選会が、オブザーバーの萩原様にお手伝いいただき行われました。当たった商品を嬉しそうに隣席の方に見せる姿が印象的でした。

県庁を訪問し、川勝県知事に新年のご挨拶。昨年の女性経営者全国交流会のお礼、3月には福島で全国大会が行われ、同友会が地域復興の旗印となっていることをお話ししました。
知事は、全研の「震災一年、強い絆のもと、われら断じて滅びず」のメインテーマに感じ入って「ぜひ、福島に大勢で行き、励ましを」と、東北の支援を熱望されました。