「今日からがスタート」
9ヶ月かけて、創り込んできた理念、方針、計画。スタッフ、受講生からの、厳しくも思いあふれるアドバイスを受け止め、見事に開花させました。
8期創る会に出て、息を吹き返したり励まされたり、希望が持て未来の展望を拓き明文化することに繋がりました。受講生24名のうち、卒業式に臨んだのは18名。初日とは打って変わって、皆さん明るい表情で二日目の発表を終えました。
第8期はハッピーズと命名され、これからはスタッフとして参加し、受講生へのアドバイスを通じて、自社の再点検、見直しをすることになっていきます。
スタッフの協力あっての創る会。スタッフ、県正副代表らの貴重で的確なアドバイスに、受講生の理念は確実に大きく前進しました。

2月22日(水)、同友会事務局で県同友会オリエンテーションを開催しました。同友会に入会して1~2年目の経営者、オブザーバーを含め30名以上が参加。報告者は佐野譲二氏((株)和泉運送・副代表理事)、藤原博美氏((株)日本ベルト工業・代表理事)です。

佐野副代表理事は、中小企業の社会的役割や同友会の歴史、理念を説明しました。中小企業の置かれる経済環境は厳しくとも、同友会は、理念のもとに活動を多様化させてきました。同友会では、“3つの目的”の総合実践と言われることもありますが、良い会社、良い経営者、良い経営環境をつくることを目指しています。それにはまず一歩踏み出してみることで経営者としての視野が広がっていきます。“小さく叩けば小さく響き、大きく叩けば大きく響く。”「同友会は大きく叩けば、大きく自分たちに響きます。」と締めくくりました。

藤原代表理事は、自社経営と同友会をどのように結びつけているのか説明しました。経営指針を成文化して会社が変わっていったこと、同友会の仲間から得た経営者としての決意、壁を作らない交流など。また同友会で学んだからこそ社員から気付かされたことも多かったと実体験を語りました。
グループ討論や懇親会の場では、参加者それぞれが目標や課題を語り合い、交流を深めました。同友会は異業種の中小企業家が切磋琢磨に経営を学び合っています。

※オリエンテーションは今後も適時開催します。
企業経営者の皆様はぜひ一度ご見学にお越し下さい。(詳細は左記連絡先まで)

2月16日 富士交流センターにて富士支部2月例会が開催されました。

今月は㈱エヌティーハウス代表取締役 西村知浩氏の報告でした。

テーマは「くさらせない経営」

西村氏は同友会に入会し、「人を信じる経営」の大切さに深く共感し、様々な困難を乗り越えてきました。
また、悩み続けても何も変わらない、悩まない努力をして考えるようにしているそうです。

 バズセッションでは、それぞれの会社の戦略について話し合われました。
市場調査をしっかりする。ばたばたせず、社長がやるべきことをする。等、様々な議論がなされました。

 

 

 

 

オブザーバを迎えての伊東支部2月例会は、地域密着経営で、会社を発展させてきた野村商店、小林憲雄氏の報告。43年にわたる企業活動を振り返って、野村の強み、戦略を語りました。
あらたな市場を創るため自社商品を開発し、グループ会社が一体となり、果敢な挑戦を始めて5年。軌道に乗りつつある、戸建住宅向けの基礎、杭、次代へ繋ぐための体制づくりも進み、創業から90年、野村商店の未来を展望する例会報告となりました。

2月15日水曜日、沼津支部2月例会が行われました。

今月のテーマは「解りやすい指針の作り方」~Easy指針の作り方~で、第1部はそれぞれが考えた内容をもとにバズセッション。第2部は今年度経営指針を作成した3名による報告でした。

経営指針の報告者
小林 秀樹氏(エンジェルマリン)
廣田 祐子氏(大和リース㈱ BIVI沼津管理事務所)
田村 雅彦氏(田村商会)

経営指針を成文化することにしたいきさつは、「落ちた売り上げが上がらなかった」「家族以外の社員を入れることになった」「面倒な事こそ率先してやってみようと思った」など経営者さんによってそれぞれです。

「経営指針は“遠近両用めがね”です。近くも良く見えるようになるし、遠くもよく見えるようになります。大変な時も本当にありました。ですが、成文化して本当によかったです。」と経営指針を成文化した感想を報告しました。

質疑応答では「今後の最重要課題は?」という質問に対して、「お客様の観察」「具体的な行動目標を立て、一つずつ実行していく。」「自分がまず変わること」という回答があがりました。

参加者の感想の中で「自社には理念も指針もない。今までは何となくで会社を経営してくることができた。1年間勉強した方々のお話を聞いて自分でもできそうな気がしてきた。1本筋が通れば、社員の前でもしっかり話すことができそうだ。」と、次年度の「経営指針を創る会」への参加の意気込みも聞くことができました。

2月14日(火)、藤枝市文化センターで志太支部2月オープン例会を開催しました。「TPPは日本経済のグローバル化の必須要件か?~アジアの中の日本VSアメリカ追随のグローバル化~」をテーマに、駒澤大学経済学部の吉田敬一先生をお招きしました。
吉田先生は地域経済や中小企業の発展を願い、現場密着型の研究者として全国各地でその役割や課題について講演されています。現在は中同協企業環境研究センターの座長も務められています。
講演はTPPを巡る議論の整理、TPP問題点、日本の進むべき国際化の道筋の構成で進みました。先生は平成22年6月に閣議決定された中小企業憲章の精神と照らし合わせた場合、TPP参加に対する慎重な姿勢を参加者に説明しました。そして急激な経済成長の路線構想ではなく、先進国の高い技術力と民族文化、伝統や地場産業を第一に踏まえ、ASEAN+6(日本、中国、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランド)で十分な協議をしてRCEP(域内包括的経済連携)、東アジア「広域FTA構想」の「ゆるやかな自由貿易圏」を構築することが、メリットが多いと参加者に語りました。
講演を聞き参加者からは「TPPの捉え方が変わった。わかりやすかった。」と声が聞かれました。

私が指針を創る会に参加したきっかけは、虚礼廃止やネット販売、大型店の出店、更にリーマンショックがおき売上は激減しました。

社長になったばかりの私は根本的に自分が何をしたいのかわからず社員に対しては、「売上を上げろ」か「経費を削減」ぐらいでした。社員もうちの会社どうなるのかと不安になってやめていった社員もおり、すぐに指針を創る会に参加する決意をしました。

創る会に参加して、「あなたは何のために経営をしていますか?」「社員に対する基本姿勢は?」「地域社会に対する基本姿勢は?」など、初めて考える事ばかりで驚きの連続でした。

合宿では、同じ6期生の仲間との絆が深まりすばらしいアドバイスをもらうことができました。わからないながらも、だんだんと自分が本当にやりたいことがわかりはじめ、自分の思いが徐々に理念となってきました。

創る会で自分をみつめ直すすばらしい機会を頂いたことに6期生の皆様やスタッフの方に本当に感謝しています。

卒業してからは、大きく2つの事を実行しました。1つは社員一人ひとりが、やりがいが持てる仕事と組織作りです。自分の守備範囲を細かく決めたことにより、責任感が出てきました。

もう一つはお客様との絆を強くする事です。具体的にはお客様の声を聞くアンケートの実施、手書きのお礼状、手書きのニュースを送る事です。アンケートのお褒めの言葉は今後ともお客様の気持ちを裏切ることがないように、またお客様にご迷惑をかけたことは、素直に誠実に直していくように、会議で改善策を話し合っています。

お礼状とニュースレターはお客様から町やお店で「手紙ありがとうね」と声をかけられることが多くなりお客様との距離が縮まりました。

物を買うだけだったらネットでも十分です。店舗がある意味を生かし、体験、参加できるエンターテイメント性のある店作りをめざします。

を創る会に参加したことで、夢が大きく膨らみ、社員も笑顔が増えたように思います。

最後に指針を創ったばかりは、社員にお願いする事が多くなりがちでした。社員は常に社長を見ています。社員に「あーしろ、こーしろ」ばかりではなく、社長自身が先頭をきって行動しなくてはいけませんね。

第6期経営指針を創る会卒業生   

伊藤 義康氏(榛原支部)

2月14日(火)に三島支部2月例会が行われました。

「私が大事にしているもの・こと」というテーマで、㈱アイ・クリエイティブ 代表取締役 鈴木勝博氏の報告でした。

「日々おきている事象から未来を読み解き、自ら事業に興す。その際に、もっとも重要なことはミッション。はたして、自分は何をしにこの世に生まれここにいるのか?そして、これからどこへ行こうとしているのか?」

 

 

 

 

 
鈴木氏は数々の困難を乗り越えながら、自社でなければ成し遂げられないミッションを進めています。社員さんはこのミッションの下に集まっている「仲間」です。

ミッションを完遂させる、させなければならない、という強い思いはどんな弊害、壁、赤字等々にも打ち勝っていけると信じています。この15年の歩みがそのことを物語っています。

 

 

オブザーバーを9名迎えたバズセッションは大いに盛り上がりました。

 

 

 

 

 

 

自社と地域との関わり、自分と社員との関係、今後の展望等様々な議論がなされていました。

2月10日(金)富士宮支部2月例会が行われました。

今月の例会は「新会員さん出番ですよ」と題して、入会2年前後の会員さんが、自分の生い立ちや会社を継ぐことになった経緯、これからの事業への展望を語りました。

報告者は
沼倉 稚文氏(沼倉工業(有))
 

 

 

 

 

内田 信氏(日本リネンサプライ(株))

 

 

 

 

 

 
渡辺 克洋氏((有)洋和鉄工所)

 

 

 

 

 

 
それぞれの発表者の生い立ちや、様々な苦労などを報告しました。

そのなかで、
「同友会の例会に初めてオブザーバーで参加した時の感動は今でも覚えています。今まであまり人に相談したことが無かった経営の悩みを打ち明け、しかも、その相談にたくさんの先輩経営者の皆様がすぐ意見をくださる。その日帰宅したのは深夜でしたが、妻を揺すり起こして『同友会ってすごいんだよ!』と話しました。」
と、入会を決めた時の話をした方もいました。

富士宮支部では来月も「新会員さん出番ですよ」を予定しております。
他支部、オブザーバーのご参加も大歓迎です。
お気軽に事務局にご連絡ください。

2月8日(水)御殿場支部2月例会が行われました。

2月は経営理念発表例会です。今年のテーマは
「今こそ 経営理念で自立型企業の基礎を築こう!」
~あなたの”経営理念”存在価値ありますか~でした。

 

 

 

 

報告者は4名
(有)広和建設工業 片山 和正氏
睦産業(株) 立道 貢一氏
(有)杉山正五商店 杉山 正英氏
(株)都商会 鎌野 篤志氏

報告者の皆様それぞれの会社への思い、社員への思いが
溢れる経営理念の発表でした。

 

 

 

 

 

「理念だけでは飯は食っていけない。」
「理念は創るだけでは意味がない。
社員さんにいかに理解してもらうかが大事。」
「経営指針は北斗七星のようなもの。今の理念で
本当にいつでもそこを目指そうと思えるか。」

 

 

 

当日は沼津支部からも参加がありました。

 

 

 

 

 

静岡同友会では2015年ビジョンでも掲げているように、
2015年までに80%以上の会員企業で経営指針を成文化し
実践することを目標にしています。

まだ理念、指針がない方は成文化を目指しましょう。