山田焼津副市長を囲んで、大滝支部長、松葉副支部長ら

藤枝市で取組みをすすめているエコノミックガーデニングは、同友会志太支部の研究会のたちあげで、さらに具体化に向けての活動が進んでいます。この度、焼津の山田副市長を訪問し、地域産業の発展をともに考える機会として、研究会への担当者派遣を要請しました。コスト支援からリスク軽減のための制度を整えていくことが重要視され、地域産業を育成し、日本版のガーデニングのモデル都市となるかが試されています。

 

 

報告者のお一人 高木まゆみ氏(㈲丸福 取締役)

 浜松支部5月例会は“我が経営を語る”を開催しました。池田ベニヤ㈱ 池田道昭氏、㈲丸福 高木まゆみ氏の2名が自社経営を報告。

 池田氏は一昨年9月に入会。浜松市中区で建材卸販売業を営む池田ベニヤ㈱2代目社長です。父が創業した同社に学校卒業後、2年間の修行を経て入社しました。現在、社長になって半年が経ちます。「人との繋がりや支えがあってこそ、やってこられた」と自身を振り返りました。

 高木氏は㈲丸福の取締役として昨年3月に入会。同社は静岡県袋井市を本店に県西部で“丸福の餃子”として親しまれています。餃子製造は1週間で5万個。他社には珍しく、皮の自社製造と研究も行っています。創業約40年の伝統餃子を次代に継承し、常に進化させることに注力しています。マーケティング戦略にも積極的に取り組む高木氏は、販促ツールを自身でも手掛け、営業、広報活動を主に販路拡大の活動をしています。

 報告後のグループ討論では、自社の後継者問題、さらに顧客の世代継承問題など各社の経営課題について意見が挙がりました。参加者は、それぞれの課題を自社に置き換えて考え、改めて自社の“強み”と“弱み”を分析し、経営方針、計画に当てはめる大切さを学びました。

ぼちぼち横丁で新鮮野菜を売る

小木曽順一氏(富士支部)は、障害のある方の支援を続けてきました。富士障がい者支援ネットワークの活動で、身延線竪堀駅の近くで、小さな八百屋さんを始めました。建物の一角には談話室があり、高齢の方や、子育て中のお母さんのコミュニティの場として利用されています。地元農家から仕入れた野菜、授産製品、駄菓子がおかれ、安く買えると地域の人たちから喜ばれています。

 

開会あいさつにたった渥美副会長から、亡き岩城前会長のことを偲んで、思い出話しが語られました。

食と農研究会は、新会長渥美氏のもとで、2012年度新たな計画で進められることになりました。メンバーの商品を年間通じて販売することが計画に盛り込まれ、ギフトとして季節商品におさめずに告知していこうと、商品PRを積極的に行うことを方針として掲げています。会員の商品の良さを伝え、安心・安全な食品を多くの会員の皆さんに知っていただくことを確認し、閉会となりました。

 

保険代理店として、7期目を迎えるバリュー・トーカイ㈱代表取締役の高木基氏(同友会三島支部長)。前職の運輸会社で培った理念経営と、同友会の仲間から学んだ成功失敗の実体験をもとに、会社の成長要因を語りました。

業界では確信的な顧客サービスをはじめ、“走りながら考える”や“一歩前へ”の企業理念から、自社経営に於いても、新たな市場を創造し、実行、そして実現していくことを学びました。「無理だと言われることは案外無理ではないことが多い。やっているうちに打開策や解決策が見つかる」と高木氏は言います。

同社では、業界で数少ない14社の多彩な保険商品を取り扱い、顧客のニーズに沿える提案体制でいます。また雇用形態は成果給の歩合制ではなく、かつ社会保険適用、長く働ける環境づくりにも取り組んでいます。

6年間増収の成長経緯を語りながらも、過去の住宅ローン事業の失敗も語りました。当時葛藤する高木氏は、同友会の仲間に相談することで、その事業から引く決断を得られました。失敗要因を分析し、今後の事業展開に生かすことで、より自社経営のめざす道が明確になりました。

例会には金融機関をはじめ多数の会員外ゲストが参加いただき、高木氏から“中小企業家同友会とは?”も説明しました。三島支部では次月から通常例会と特別例会の2回を定期開催して、三島地域を支える地元企業経営者に、同友会の取組みを伝えていきます。

地域一番の板金屋をめざす二代目女性社長が、社員とともに作り直した経営指針と、新設備導入に際し社員と向き合って築いた信頼関係の軌跡を語りました。
経営指針を創る会の6期生である山崎かおりさん(山崎製作所・静岡支部)は、創る会卒業後、真っ先に自社課題の解決に挑戦。冷やかにも思える社員の対応にも真っ向から向き合って、次つぎと改革に挑みました。作業服に着替えて現場に入り職人の技術を学び、ボトルネック解消のためにレーザー加工機を導入、受注品の工程表を一元化しました。また同業他社を視察研修し、社員の意識向上をはかり、改革提案が出されるように変わっていきました。

パートで入社した父創業の会社を、自ら継ごうと決意してからのたゆまない努力と、まっすぐに向き合う経営姿勢に、おしみない賞賛の声があがった志太支部5月例会でした。

 

平成24年5月17日(木)富士ロゼシアターにて富士支部5月例会が行われました。
今月は富士常葉大学 教授 竹内文則氏をお迎えし、「どうする富士市の産業基盤~富士市の危機は日本の危機だ!!~」をテーマに講演していただきました。
静岡県東部(富士)地域づくりの考え方を世界・日本の潮流、震災で変わったこと、地域主権の奔流と静岡県東部地域のあり方等様々な角度から解説していただきました。

 

去る5月16日(水)、沼津市民文化センター大会議室にて、沼津支部5月例会が開催されました。テーマは「誰でも始められるFacebook基礎知識と活用2段階」。今や日本でも急速に普及拡大しているSNSの講習例会だったこともあり、オブザーバーに35名の方が来場される異例の例会となりました。報告者はホームページ制作やアプリ開発を行う(株)アーティスティックスの長岡善章氏。講習内容はFacebookの魅力に始まり、人脈拡大や自社ホームページへの誘導などビジネスに活用できる内容に富み、充実した例会となりました。
沼津支部 (有)サンディオス 津賀 由布子

平成24年5月16日(水)中同協会議室にて「中同協機関紙編集実務研修」が行われました。
講師に 日本機関紙協会 事務局長 白岩壽光氏を迎え、中同協、埼玉、静岡から機関紙担当事務局員が出席しました。
紙媒体とデジタル媒体の役割・機能の違い、3.11以降の情報源としての機関紙の役割、基本的なレイアウト、インタビューの仕方などを丁寧に指導してくださいました。
同友会運動を進めていくうえで、今後さらに広報の持つ意味が大きくなります。よりよい機関紙を作成できるよう今後とも学習していきます。

2月15日水曜日、沼津支部2月例会が行われました。

今月のテーマは「解りやすい指針の作り方」~Easy指針の作り方~で、第1部はそれぞれが考えた内容をもとにバズセッション。第2部は今年度経営指針を作成した3名による報告でした。

 

 

 

経営指針の報告者
小林 秀樹氏(エンジェルマリン)
廣田 祐子氏(大和リース㈱ BIVI沼津管理事務所)
田村 雅彦氏(田村商会)

 
経営指針を成文化することにしたいきさつは、「落ちた売り上げが上がらなかった」「家族以外の社員を入れることになった」「面倒な事こそ率先してやってみようと思った」など経営者さんによってそれぞれです。

「経営指針は“遠近両用めがね”です。近くも良く見えるようになるし、遠くもよく見えるようになります。大変な時も本当にありました。ですが、成文化して本当によかったです。」と経営指針を成文化した感想を報告しました。

質疑応答では「今後の最重要課題は?」という質問に対して、「お客様の観察」「具体的な行動目標を立て、一つずつ実行していく。」「自分がまず変わること」という回答があがりました。

参加者の感想の中で「自社には理念も指針もない。今までは何となくで会社を経営してくることができた。1年間勉強した方々のお話を聞いて自分でもできそうな気がしてきた。1本筋が通れば、社員の前でもしっかり話すことができそうだ。」と、次年度の「経営指針を創る会」への参加の意気込みも聞くことができました。