地域No.1ガーデンエクステリア専門店をめざす鈴木克哉氏(株式会社ガーデンプラン季風庭/榛原支部)。2月例会「わが経営を語る」を21日(木)さざんかで開催しました。

造園、外構、エクステリア事業を営む同社社長の鈴木氏は、高校卒業後、京都の庭師に仕えました。そこでは「庭を大事にする生活風習を体感した」と言います。5年間修行を積み、地元牧之原市に戻り、家業の寿々木造園を継ぎました。当初は京都と静岡の庭に対する考え方や風習の違いを感じていました。同友会入会から1年後の2012年7月、株式会社ガーデンプラン季風庭に組織変更し同時に代表取締役に就任。“お客様に喜んで頂くにはどうしたら良いか”を第一に、京都で培った造園技術を活かした外構工事を展開しています。また地域No.1をめざすために、営業エリアとマーケットサイズを数値化して取り組んでいます。造園、外構、エクステリアを融合させ、お客様の多様なニーズに応える庭造り。志高く奮闘する若き経営者の報告に、参加者からは期待と激励の言葉が送られました。

 

 

 

 

 

 

 

同友会の活動柱である経営指針の成文化。静岡同友会の経営指針を創る会は今年度第9期を修了し、卒業式を2月23~24日に行いました。会員受講生14名が8ヶ月かけて作成した経営指針(理念、方針、計画)を発表しました。「卒業は新たなスタート」。今期の創る会を振り返り、「創る会で学びながら経営者としての覚悟が日々高まることを実感した」「今後も経営指針を社員と共によりよいものにしていく」「自身の中でぶれない指針と覚悟が持てた」と受講生からは喜びと新たな誓いの声が聞かれました。

大手企業の撤退で危機感がつのる人口26万の富士市は、卸小売、サービス業が多く、製造品出荷額は製紙や輸送機械、化学工業が占めている街です。

1年半前に入会した、伊藤金物の専務 伊藤光昭氏が「富士市を元気に、オレたち勝手にキックオフ」というテーマで報告しました。自社の販路拡大を考える中で、富士市企画課と繋がり、支部の政策活動として「都市活力再生プラン」に関わっていったこと、継続的に意見交換会が行われ、市への要望書を提出するにいたったことなどを語りました。富士市の工業振興課長ら5名も参加、グループ討論に加わり、相互協力のもと地域を創っていく大切さ、今後の連携に期待を感じるものとなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺が情熱の内田だ!“経営指針”はスゴイぞ!」をテーマに磐田支部2月例会を開催しました。内田和也氏(司工業㈱代表取締役/榛原支部)が、同友会に入会して経営指針を創る会で作成した「経営指針」の社内浸透の実践課程を報告しました。

機械設計製造業の同社で内田氏は平成21年5月に社長就任。ほぼ同時に同友会へ入会、すぐに「経営指針を創る会」を受講しました。「創る会ではバズセッションの醍醐味を知った。皆のアドバイスや叱咤激励すべてが自社に生かせるものだった」また卒業から3年経っても「理念の浸透や自社の課題、また社員との関わりなどを本音で話せる仲間ができたことが一番の誇り」と内田氏は語ります。社内で理念を発表して3年余り。今では新入社員発表会やチームリーダー研修会、また経営理念委員会を社内に作って理念の浸透に取り組んでいます。理念の実現をめざして、社員一丸で経営していく覚悟も聞かれました。

グループ討論では「経営者と社員の距離をどのように縮めていますか」をテーマに行い、「社員の声を理念に取り入れていくと同時に社長のリーダーシップを発揮していく」「しっかりした理念の共有があって会社は良くなる」と参加者から意見がありました。

今回の磐田例会には榛原支部、浜松支部からも会員が参加して25名で開催することができました。

 

昨年11月に開催した全県経営フォーラム。「中小企業憲章・中小企業振興基本条例」分科会には三島市職員も出席していただき会員経営者と共に学びを深めました。本年2月からは、行政と企業の相互理解をさらに深めていくために三島市との定期懇談会を予定しています。

2月12日(火)の三島支部例会では、高木基支部長(バリュー・トーカイ㈱)と鈴木勝博氏(㈱アイ・クリエイティブ)が懇談会の開催目的を説明しました。その後、参加者全員で意見交換を行いました。「施策や条例制定でどのような経済効果があるか知りたい」「まずは中小企業家のことを理解してもらいたい」などが参加者から挙がり、今後の懇談会に生かしていくことが確認されました。

 

【起業から新店舗出店に至る経緯】

祖父が戦後にクリーニング業を始めました。当時、横文字の名前を付けたいということでフレンドランドリーになったとの事です。2年ほど前に函南店からの移転で、出店先を当初は三島沼津方面で探していましたが、御殿場に良い物件を見つけ、その足で直接大家さんに交渉しオープンとなりました。

現在の主な事業内容は、一般向けクリーニング、法人向けクリーニング、コインランドリーと3つの柱があります。割合としては、一般のお客様が断然多いです。今後は企業向けクリーニングにも力を入れていこうと奮闘中です。

【自社の強み】

お客様の要望を聞き入れ、答え、叶える技術があります。そして、汚れ落ちには自信を持っています。また、夫婦でやっていることでお客様の声をしっかりと聞き入れてくれているというのが評判になっています。

 配達をしたり他店との差別化をはかり、要望やお願いを言ってもらえる雰囲気作りを心がけています。お客様の大切な品物をお預かりしているので品質を重視しています。ですから一般クリーニングについては価格競争にあえて参加していません。

コインランドリーの管理は大変なところもありますが、他店との違いはすぐ隣に実店舗があるということで安心感はあるのかなと思っています。

【同友会に入って】

「お客様の魅力を引き出すお手伝いをしたい!」「お気に入りの洋服をより長く着てもらいたい!」その手法のうちの一つがクリーニングと考えているので、目的のために他にできることは?と日々思案中です。同友会に入ってたくさんの人と出会え、自社の良さを見つけることが出来ました。

 

14年前、後継者として経営の勉強をして来い、と先代社長に勧められ同友会に入会しました。自発的入会ではなかったので、義理で例会に参加する程度でした。しかし、入会2年後に先代社長が急逝、ほとんど準備が出来ないまま代表取締役に就任しました。就任後、専務と社長の立場の違いを痛感、同友会の先輩方に、この先自分の会社をどうすすれば経営していけるのか相談すると、まず会社の羅針盤である経営指針を作りなさい、という助言をもらいました。

早速、沼津支部経営理念委員会に参加。諸先輩方の指導の下、まず経営理念を作りました。しかし、その先の戦略・計画の作成に進まないまま仕事も徐々に軌道に乗ってきたせいもあり、せっかく作った経営理念も机の引き出しの奥にしまったままになってしまいました。平成21年から沼津支部の次期支部長就任の要請があり、経営指針書がないまま同友会の支部長を引き受けるわけにはいかないと一念発起し、県の第5期指針を創る会へ入会しました。

入会当初は、一応自分は指針創りを多少なりともやってきているからそれを成文化すればいい位の甘い考えでした。しかし、毎月の勉強会や2回の一泊研修会に参加していくうちに、スタッフの皆さんの助言や、同じ受講生の皆さんとの学びの中でその甘さに気付き、なんとなく会社を経営していた自分の不甲斐無さを痛感しました。特に経営計画書の作成時に、自分がどんぶり勘定的な計画で今まで会社を経営していたことに唖然としてしまいました。外部環境、内部環境、自社の強み、弱みをしっかり把握しなければ戦略が出てこない、戦略がなければ計画は作れない、そのことに気付き、じっくりと計画書を作りあげました。理念・戦略・計画がそろい、そして経営指針書がしっかりできて、その通りに事業が展開すれば最高です。

卒業後、会社で実践しようとしましたが現実はそううまくはいきませんでした。社長ひとりで作った経営指針は、まったく社員に浸透しませんでした。それは、絵に描いた餅に過ぎなかったのです。

会社をよくする為に経営指針を作成するのであって、経営指針を作ったから会社が良くなるわけではない。ビジョンを持って社員と共に経営指針を作りあげていく必要性を感じながら、会社をプロデュースすることが社長の使命だと指針を創る会で学ぶことが出来ました。有難うございました。

経営指針を創る会5期卒業生

桑﨑 雅人氏 (沼津支部)

2月4日(月曜日)三島支部では三島市との経済政策懇話会を行いました。 豊岡 武士三島市長をはじめ行政の方5名と三島支部会員8名の参加がありました。

今回の懇話会は、全県経営フォーラムの分科会で、中小企業振興条例を学んだ支部会員からの提案で実現しました。

豊岡市長から三島市の現状と、スマートウェルネスみしまアクションプランやガーデンシティみしまなどについての説明があり、市担当者からは具体的な補助金や5月に開催予定のフラワーフェスティバルなどを解説していただきました。

会員からは「政権が変わっても変わらない中小企業中心の政策を」や「三島から人、企業が出ていかない対策をしてほしい」「函南町との連携をさらに強めたい」等具体的な話がでました。 この懇話会は今後も予定され、各部署との連携を進めていきます。