山崎 眞氏(富士急スペースプランニング㈱)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「同友会は打てば響く会」と話す山崎 眞氏(富士急スペースプランニング㈱・磐田支部)。同友会の理念や成り立ちを今一度学ぶイントロセミナーを、1月28日(火)ワークピア磐田で開催しました。会員13名・オブザーバー3名が参加し、自社経営と同友会を一体として捉える大切さを学びあいました。

 

はじめに、冊子「同友会がよくわかる」を活用しながら、髙橋幸夫氏(かちどき特許事務所・三島支部)が会の理念や活動を参加者に説明しました。

 

その後、運送・倉庫業、保管管理を展開する富士急スペースプランニング㈱代表取締役会長の山崎氏が、「同友会と私」を報告しました。以前務めていた運送会社の事業所閉鎖がきっかけで昭和50年8月、16名の同志で設立しました。同氏の根底にある思いは、社員や家族の生活を守ること。経営者として、右も左もわからないスタートだったと当時を振り返りました。給与計算や原価計算、金融機関との関わり方は、同友会の例会や知り合った仲間に本音で相談して学び、血肉にしました。運送業界で一早くコンピュータを導入し、労務管理や運賃計算の基盤システムを確立しました。入会は昭和51年。会社設立2年目に東京の取引先経営者から、静岡の同友会で勉強してみたらどうかと紹介されたことがきっかけでした。浜松支部に所属し、当時30名程の会員で交流を深めました。浜松支部4代目支部長として四年間務め、西部地域と県同友会の活動方針の足並みを揃えることに注力しました。そして2006年、同社会長に就任しました。その間、同友会では支部長、正副代表理事、そして筆頭代表理事を5年務め、現相談役理事。「同友会は打てば響く会。しかし響かせるためには、自分が困っている経営問題から逃げないこと。どうしたいのか、どう解決したいのか自分から話していくことで道は拓く」と語りました。

 

グループ討論では「自社のピンチとチャンス」をテーマに3グループで議論しました。消費増税後の受注減の懸念、事業承継、新規顧客開拓など各社の経営課題が挙がりました。企業が生き残るために、経営理念と方針に基づく、明確な経営計画策定がチャンスではないかという声もありました。

 

イントロセミナーは、私たち同友会を広く知ってもらうことを目的に、毎月1回、中小企業家の皆様を対象に開催しています。次回は2月24日(月)三島支部設営です。ご興味のある経営者の方は静岡県中小企業家同友会事務局までご連絡ください。(TEL:054-253-6130/メールdoyu@szdoyu.gr.jp

 

1月22日(水)静岡大学連携講座「企業経済特論Ⅳ」第15回講義が行われました。

「もう一方の日本経済~中小企業憲章とエネルギーシフト~」をテーマに、杉村征郎氏(杉村精工㈱取締役会長・志太支部)が講師として登壇しました。静岡同友会だけでなく、全国の憲章制定推進本部副本部長を務め、中小企業憲章の制定に向けた運動を進めています。

ヨーロッパ小企業憲章が制定された2003年以降、日本では同友会の中小企業憲章制定運動が実を結び、2010年6月には「中小企業憲章」が閣議決定されました。

中小企業は、地域の雇用を生み出しています。持続可能な社会にするために、3つの今日的課題である「生きること」「暮らしを守ること」「地球環境の保全」を中小企業は担っていることを伝えました。

まとめに杉村氏は学生へ「しっかり勉強して、教養人になってください、自分の目で物事を見て正しい判断ができるようになってください」とメッセージを送りました。

本講義を持って2013年度静岡大学連携講座「企業経済特論Ⅳ」が修了しました。会員企業の経営者14名が講師となり、日本経済における中小企業の役割と意義、また中小企業の重要性や魅力を伝えました。

1月23日、曳馬公民館にて、浜松支部1月例会が出席者6名をもって開催されました。

司会は杉本敏雄氏、サポートは須山由佳子氏です。

先ずは、出席会員6名と事務局2名全員での「最近の明るい話題」の1分間スピーチ。

各人が様々な明るい話題を発表。

一気に場の雰囲気が明るくなりました。

そして、今回の議題「今年、何をしたいですか?」の会員発表。

①:2013年を振り返り、どのような1年でしたか?(自分自身・仕事)

②:今年はどんな年にしたいですか? どんな事を実現・達成したいですか?

③:実現・達成するにあたって、今の課題は何ですか?

以上の3つを発表してもらいました。

結果は、意外にも比較的共通の悩みや問題点をもっていた事が解りました。

その内容を以下に列記しますが、最終的に6つの項目になりました。

①:求人→人材育成(魅力ある会社にアピールする方法)

②:情報管理

③:財務の健全化

④:後継者

⑤:金がない中で知恵を出す経営

⑥:商品開発

最後に出席会員全員からの「今日のまとめ」を言っていただきました。

支部は、6つの項目に関しての課題を、より具体的な内容として取り上げていきたいと考えています。

1月16日、藤枝パークインホテルにて、同友会志太支部1月例会が出席者15名にて開催されました。

今例会のテーマは二本立て。

第一弾は、新年の始まりに相応しく「今年の決意」、今日参加された会員様全員が、3分の持ち時間で自由に「決意表明」できる場をつくりました。

笑いの中にも真剣に「今年」を見つめる熱い思いを大いに語って頂きました。

「今日、皆さんが発表した決意、ぜひ忘年会ではその結果報告を・・・」という司会:戸塚氏の締めの言葉で終わりました。

年末の結果報告が非常に楽しみです。

第二弾もまさにタイムリー「消費税の直前勉強会」。

本年4月からの消費増税を間近に控えて事前に知識として「勉強しておきましょう」との事で企画されました。

お金・資産に強い吉田氏にアドバイザーを務めて頂きました。

会員には事前に、「消費増税される前に知りたい事」を伺っています。

寄せられた質問に対する事例、問題が11問、吉田氏が解りやすく説明して下さいました。

また、吉田氏は「消費税率アップへの準備・対策チェックシート」をご用意下さいました。

その中で「経過措置の内容」は、直接経営上に関わってくる部分もありましたので、会員の皆さんは真剣に耳を傾けていました。

1月15日(水)静岡大学連携講座「企業経済特論Ⅳ」第14回講義が行われました。

「人間力を育む研修で見えてくるもの」をテーマに、鈴木勝博氏(㈱アイ・クリエイティブ・三島支部)が講師として登壇しました。同社は県中部・東部でパソコンスクール事業、法人研修、就労支援事業などを行っています。鈴木氏は「社会が求める人材像を学校教育へ」を使命としています。日本や世界の学校教育の成果や弊害の事例を紹介し、「現代の日本の学校教育は、社会が求めている人間力を養っていけるのか」と問題提起をしました。

また「何のために」「何を」学んでいるか、学生にとって「教育はどのような意味を持っているのか」などを問いかけました。

次代を担う学生に向け、「学ぶ目的を明確に持っていることが、社会においても生かされていく」と伝えました。

1月15日御殿場市民会館にて、同友会御殿場支部、1月度例会が会員53名を集めて開催されました。

まさに新年最初の例会に相応しく、テーマは「有言実行! 今年は必ず一歩前進します」。~聞いてください! 資源を分析、導き出した今年の目標~   です。

プレゼンの4会員の顔ぶれは㈲ナツガ、天野醤油㈱、㈱モスク・クリエイション、㈱蒼設計。

4会員が、自社で掲げた平成26年の経営目標を達成する為に、自社の会社概要や経歴、現状の経営状態、売上構成比、会社の強みと弱み、問題点・改善点などを発表。

今年の目標という事もあって、内に秘める情熱を真剣に語って頂きました。

その後、4会員が如何にして今年の目標を達成するかを、3つのポイント(現状の問題点、問題点を解決する為の対策、平成26年に実行する対策)でグループ討議し発表。

各グループの代表者が壇上に立ち、4会員の持つ情熱以上に熱意をもって発表、共感できる事、現状の経営状態に対する辛口の意見、今後に対する方策など様々な意見が出され、熱気あり、笑いあり、終始活気に満ちた例会でした。

私の会社は一般・産業廃棄物の収集運搬を業としております。「ごみ屋」と言うとわかりやすいかもしれません。現在は亡き義父の創業した会社の二代目として、代表を務めています。

同友会には、同業の先輩に誘われるがまま何となく入会しました。入会当時の私は、「何となく」目先の仕事をこなし、「何となく」同友会に参加し、当時はまだ義父が代表だったこともあり、「何となく」というのが行動の常でした。

そんな中、富士支部の赤石氏が「経営指針を創る会」に参加しました。その急成長、そしてその変貌ぶりに興味を持ち、私も8期生で参加しました。「何のために経営しているのか?」「自社の強み・弱みとは?」等々、今まで自分が微塵も考えてもいなかった事ばかりで戸惑いだらけでした。宿題も全くできませんでした。何もない自分に驚きました。

約一年の間、時に笑い、時に涙し、真摯にぶつかり合い、素の自分を出し、スタッフや受講生の仲間と「経営指針」を創り上げると共に、当時の社長・社員・顧客との関係や関わり方を学び、自分自身も色々な事を「真剣に」振り返る貴重な時間をいただきました。「何となく」だった自分に「指針」という道筋が生まれました。

卒業後、「妄想続(モウソウゾク)」というグループを8期生のメンバーを中心に作り、今でも2ケ月に一度は近況報告をしながら、その時に抱えている問題等を創る会さながらに討論しています。

「仲間」の急成長ぶりに、驚かされます。私自身も一昨年末に義父が急逝し、いきなり代表として会社の全てを抱える状態になり大ピンチに陥りましたが、8期生の仲間にアドバイスをもらいながら乗り切ることができました。

創る会により、私は「自分の進む道筋」と「本当の仲間」二つの大切な物を手にする事ができ、それが創り上げた「経営指針」を実行する為の更なる自信となりました。

卒業して約2年、ここでは書ききれないぐらい波乱ばかりでした。しかし、咋年9月に「産業廃棄物中間処理業」という許認可を取得し新規事業をスタートさせることもできました。少しずつですが顧客も増えつつあります。まだまだ足りない面が多々ありますが、これからも、一歩ずつ確実に仲間と共に前に進みます。

経営指針を創る会八期卒業生  大竹 政彦氏(㈲富士清掃センター・富士支部)

報告者 簑氏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月10日(金)志ほ川バイパス店で富士宮支部1月例会が行われました。「社長が果たすべき本当の役割とは~皆さん変わりましたか?で自己変革~」と題し、同支部会員の簑威頼氏(㈲朝霧牧場・代表取締役)が報告者として登壇しました。

2月13(木)~14日(金)、広島で開催される「中同協第44回中小企業問題全国研究集会」で分科会の報告者を務める簑氏と、座長を務める河原﨑信幸氏(シンコーラミ工業㈱・取締役会長)が、分科会リハーサルを兼ね、報告を行い、それに対するアドバイスや改善点などを参加会員から受けました。

富士宮市で有機性廃棄物の再資源化に取り組む同社で、平成15年11月に、先代の父から代表取締役を継承し、初めて知った経営者としての責任の重さ。従業員との関わり、同友会との出会い、そして社員や地域に真摯に向き合い、徐々に会社が変わりました。経営理念「たゆたえども沈まず」を全社一丸となり取組み、参加した会員は改めて「社長の仕事とは、責任とは何か」を考える例会となりました。

中同協第44回中小企業問題全国研究集会は、全国各地から1000名を超える規模で開催します。静岡同友会会員をはじめ、ぜひ多くの方にご参加いただきたいと思います。会員の方以外でもご興味のおありの経営者の方はぜひ同友会事務局までご連絡いただけますと幸いです。

1月8日(水)静岡大学連携講座「企業経済特論Ⅳ」第13回講義が行われました。

クスリに頼らない安眠術」をテーマに、三島治氏(㈲菊屋 磐田支部)が講師として登壇しました。同社は磐田駅前商店街「ジュビロード」で寝具小売業を手掛け、個人商店の生き残り策として、睡眠改善指導と技術情報、商品の提供を行っています。

個人商店の経営環境が厳しくなる中、生き残り策として「小さなふとん屋だけれど人々に健康で快適な眠りを提供する事」に使命感と経営戦略を掲げ、「安眠提供企業」を歩み始めました。

近年、自殺者増加の原因となっている「うつ病」への対策として、最終的にはクスリに頼らずに安眠できるようになるための、講座を開いています。睡眠の役割や、睡眠の三大要素(①体内時計と睡眠覚醒のリズム、②体内時計と体温変化のリズム、③光とセロトニン メラトニン)を伝えています。

今後、より一層、個人商店を取り巻く環境が厳しくなる中、独自の経営方針や経営戦略を練り、地域に果たす役割、将来にわたっての方向性を考え、実践してく必要性を伝えました。

また、「世界中が平和で人々が安心して安眠できますように!」という想いから、アフリカ・カメルーンの蚊帳を送るなどして、国際的にも健康・平和に貢献しています。