装いを通じ、人と地域をハッピーに!
ISHIKAWA-LABO
代表取締役 石川 英章氏(三島支部)
事業内容 婦人服小売業、紳士服オーダースーツ
設立 1954年(昭和29年)
社員数 4名
入会 2014年4月
所在地 三島市一番町20-3
U R L:http://ishikawa-labo.com/
石川英章氏
ブランドではなくスタイリングで勝負!
洋品店創業62年の3代目を引き継ぐ石川英章氏。大手デパートで14年間ファッション分野を経験し、4年前にブティック石川をリニューアルオープンし、ISHIKAWALABOと社名を改めました。
顧客ターゲットは、マス(大量)マーケットではなく、きめ細かな地域戦略を展開する。
35社ものブランドを取り扱うが「決してブランドで売るわけでない、スタイリングで勝負します。装いを通じて人と地域をハッピーにしたい!」とさわやかに言い切る姿は、お客様の安心感につながると感じました。
勝負のカギはTPOにあったスタイル
大人が自分のスタイルにあったスーツを着る事で、仕事やプライベートでも自信につながります。
中小企業のオーナーは、常にトップセーラーでもあります。他者に与える印象は、とても重要です。その人にあった服装からは、自信とさわやかさが生まれます。だからと言って東京まで行って服をセレクトまたはオーダーするのには、時間がかかり過ぎます。ならば、ISHKAWALABOでセレクトすれば1日という時間を有効に使えます。フィッティング(寸法合わせ)にもメーカーが来てくれるというのだから、有り難いではないでしょうか。
これからのISHIKAWA-LABO
4年間の実績として、売上をリニューアル前の約2.6倍にのばしています。1店舗で年間売上7000万弱を売るなんて、すごい実績です。お客様の信頼を積み重ねていった結果でしょう。
ファッションの業界全体としては引き続き厳しい状況と思われますが、キラリと光るスマイルと、発信力と行動力で、石川氏のさらなる活躍を期待しています。
取材・記事 伊丹 克明氏(㈱マルヨ㈲松韻・三島支部)
取材・写真 秋田 輝儀氏(㈲システムエイド・三島支部)
取材 三田 宏一氏(㈲エムケイテクノ・三島支部)
佐藤 浩美氏(㈲佐藤葬具店・三島支部)
コツコツ誠実な女性社長がいる超短納期シール屋さん
保坂シール印刷㈱
代表取締役 吉川 真実氏(静岡支部)
事業内容 シール・ステッカーの提案・デザイン・製版・印刷・加工・出荷
設立 1970年
社員数 正規4名、パート5名
入会 2003年7月
所在地 静岡市清水区二の丸町7-25
U R L:http://www.hosakaseal.com/
吉川 真実氏(社屋前にて)
業界も驚く超短納期
1968年に先代の社長である保坂譲治氏が創業。吉川氏は二代目社長として継承し15年が経ちます。印刷業の中でも特に食品・表示ラベル、バーコードシール等、様々なシール印刷を手掛けています。女性スタッフが半数以上を占め、電話応対、配達、見積、デザイン等、お客様との接点がある業務は全て女性が行っています。女性ならではの丁寧で優しい対応や気配り、間違いの少なさが同社の強み。また特徴的な強みとして、短納期であることも挙げられます。最短で受注後1~2日で仕上げる、業界では圧倒的な「超短納期」の案件にも対応。製造業で短納期は、最早当たり前のことではありますが、このような強みも今後継続していくとのことです。
2度目の経営指針を創る会受講の決意
同氏は現在、第12期経営指針を創る会を受講しています。社長の強みは「コツコツ、誠実に」。12年前の第1期でも受講し、既に経営理念や方針を作成していますが、この間の経営を振り返り、もう一度イチからやり直すべく、2度目の受講を決意。入講からちょうど半年が過ぎ、一泊研修会も終え、日々頭の中で断片的に考えていたことが整理できてきたとのことです。
発信力の強化をめざす
3Sの行き届いた明るい工場内
今後の方針として、短納期を追求していくことはもちろん、「発信力」の強化も挙げられました。スピーディーなデザイン提案力、親切丁寧なシールコーディネーターの育成、昨年改装したおしゃれで役立つ情報に接する事のできるカフェラウンジスペース、3Sの行き届いた明るい工場等、ハードとソフトを融合した総合的な自社の強みを、常時ご注文頂いている300社以上の既存のお客様に発信し、幅広く仕事を受けていきたいとのことです。そのために、創る会で経営理念を再度確立し、具体的な経営展開を策定していきたいと抱負を語って頂きました。
吉川氏(左)、藤本 浩氏(カフェスペースにて)
藤本 浩氏(プリントバリュー㈱・静岡支部)
経営指針を創る会を卒業して、早7年が経ちました。当時は、経営というものをろくに知らないままに同友会に入り、創る会で勉強をし始めました。この会を通して“経営理念”を作る過程の中で、少しずつ経営者の覚悟ができ、また創業時の熱い思いを再確認できた気がします。また、社員との関わり方、労使見解について初めてじっくり考えるようになりました。その後、紆余曲折はありましたが、今ではスタッフと共に、楽しくコミュニケーションを取りながら、花仕事をしています。
あるとき、「同友会はいつも労使見解のことばかり言っていて、『もう分かった』って思う」と会員の友人にぼやいたことがありました。そのとき「労使見解は一番経営で大切なことなのだけど、一番簡単に忘れがちなことなの。だから何度でも聞いて、その度に思い返して、身に付くまで聞き続けることが大切なんだよ」と言われ、とても納得した覚えがあります。それからというもの、私は創る会にスタッフとして、またその他の会の活動にも、できる限り参加するようにしています。
さて、私が創る会に参加した第4期の当時は、まだスタッフ数もわずかで、本当に指針書は必要なのかな?と思っていました。しかし3年前に法人の仕事の契約が決まり、チームで仕事に取り組まなければいけない状況になったときに、指針書の意味を実感しました。創る会で会社の軸となる理念や経営方針・計画を作成し、指針書にて成文化したことで、理念や目的が共有でき、そのことがスムーズなマネジメントに繋がり、今の状況が作れたのではないかと思っています。
経営指針を創る会第4期卒業生 中村 佐和子氏(㈲フラワーサーカス・静岡支部)