【入選の喜び】
同友しずおか2016-1月号の表紙に私の撮影した富士山を載せていただき、大変うれしく思っています。
写真を趣味として30年、表紙を飾る写真は初めての事です。今年は良い年になるような気がします。

載せていただいた富士山は、清水区吉原から撮影したものです。
写歴こそ長いのですが、この写真はデジタルカメラでの初めての作品です。
長い年月撮影に遠ざかっていましたが、カメラ仲間が根気良く誘ってくれて、重い腰を引きずるように誘い出してもらって出来た写真です。

撮影地吉原は標高400メートル程度の高さの地点です。この場所は寒い冬の時期、12月から2月にかけ
て、特に前日雨が降った翌日、両河内方面から霧が雲海となって風にながされ吉原にたどり着きます。
撮影は夜中から朝方にかけて行います。表紙の写真は陽が差し始めた朝6時頃の作品です。

デジタルカメラでは、フイルムの時代では撮影するのが大変だった撮影を、いとも簡単にできてしまいます。特に高価な機材が必要なこともないので、写真撮影に興味のある方がいましたら今が撮影のチャンスです。少し寒いのを我慢してチャレンジしてみるのも良いと思います。きっと想い出に残る良い作品ができると思います。

これからも仕事に負担が掛からない程度に、趣味の写真を撮り続けたいと思っています。

池田 明孝氏(池田タオル・静岡支部)

※その他にも多くのご応募を頂きました。この場を借りて、御礼申し上げます。
 来年度以降も同様の企画がございましたら、ぜひご応募下さい!!


支部の歴史を知る、伊東支部チャーターメンバー

㈲入澤保険サービス

代表取締役 入澤 清吉氏(伊東支部)

事業内容 保険代理業

設立   1984年2月

社員数  正規1名 パート1名

入会   1996年4月

所在地  伊東市玖須美元和田727-750

「温かみ」が強みの保険代理店

1984年2月に独立開業した入澤保険サービスは、伊東市で自動車保険を中心に損害保険・生命保険を取り扱っています。商売で心がけていることとしては、例えば満期のお知らせの際もお客様の顔を浮かべ、イメージしながらコメントを入れたり運転のアドバイスを付けたりと、オリジナリティを出すのに苦心していると語りました。この、他にはない温かみのある対応が同社の強みになっていると感じました。

地道な活動で人脈づくり

課題としては、業界では自分の10歳前後が主なターゲットと言われているが、後10歳の層が年々薄くなっているので、お客様の獲得は段々難しくなっている、とのことです。今は、困っていることはないかと声がけや財産区での活動における人脈づくりなどを行っていると述べ、まめに地道にいくしかないと語りました。

伊東支部の歴史に触れる

今回取材する中で、伊東支部チャーターメンバーでもある入澤氏から、支部の成り立ちも伺うことが出来ました。御殿場支部のメンバーが何度も何度も伊東に来てくれて、21名の仲間と共に設立したこと。少人数では充実したバズは難しいだろう、と三島支部から声をかけてくれたことがきっかけで4支部合同例会が出来たことなど、話を伺う中で私も先人の思いに触れることが出来ました。伊東支部は来年設立20周年を迎えます。入澤氏は、新しい人も増えて良い流れが出来ている、これからは若い人を支えていきたいと語りました。


“木と人の架け橋”という理念を胸に…

㈱北田木材

専務取締役 北田 記章氏(御殿場支部)

事業内容 林業・素材生産業

創業   1963年10月/設立   2015年3月

社員数  正規7名

入会   2014年4月

所在地  駿東郡小山町竹之下1019-2

URL:http://kitada-r.jp/

林業の業態変化と必要性

祖父の代から続く㈱北田木材は、北駿の山林で材木を切り出し販売している会社です。創業当時は国有林を主として出材していましたが、時代の変遷によって次第に民有林へシフトしていきました。その後、木材需要の低下や木材価格の低迷のため民有林の森林整備が減り、山林が荒れた時期もあったそうです。そして現在では、森林には水源のかん養や災害防止、CO2吸収量の確保など公共財としての価値が認められるようになりました。森林整備事業に様々な補助金が支給されるようになり、同事業を通じて山を守っている、とのことです。


北田 記章氏(左)

人手不足に悩む林業業界

地球環境を守るという側面を持つ林業業界ですが、慢性的な人手不足に悩まされています。理由は熟練が必要なうえに労働環境が過酷なため。近年では急速に機械化・省力化が発展し、㈱北田木材でも積極的に機械を導入しているので、昔に比べるとだいぶ熟練度や労働の過酷さは減ったそうです。それでも異業種から採用したIターン社員などは「自然の中で働きたい」というイメージと、想像以上にワイルドな現場とのギャップで長続きしないと悩んでいました。

同友会で創った理念を携えて

北田氏は昨年、御殿場支部の経営理念部会で経営理念の成文化に取り組みました。ここには「木を活かす」の文字が踊ります。木と人の架け橋となり、地域を支える森林を守り育てる技術者を育成し、未来へ続く森林づくりに貢献する。そして多くの人に木の恩恵をお届けするといった理念が作成されました。今後は同友会活動を通じて経営理念の浸透に努力し、経営指針作成や社員共育などまだまだ多くの学びをしていきたいと語ってくれました。

取材・記事:大川 隆久氏(フヱタ工業㈲・御殿場支部)
勝亦 英樹氏(勝亦製材駿河鉄骨㈱・御殿場支部)
取材:勝間田 誠氏(㈱文化堂・御殿場支部)
杉山 正英氏(㈲杉山正五商店・御殿場支部)
松岡 健二氏(㈱オサコー計画・御殿場支部)