経営も地域も同友会も明るく元気に楽しく!

クロストーク㈱ 坪井車販

代表取締役社長 坪井 一道氏(富士宮支部)

事業内容 自動車販売、保険代理店、自動車修理、レッカーサービス

創業   1988年4月

社員数  正規 3名 

入会   2013年11月

所在地  富士宮市神田川町29-4

URL  http://www.x-talk.co.jp/

坪井一道氏扮する“富士山タクロース”

明るく元気に!人と接するのが大好き!

坪井一道氏は、富士宮支部で今年度グループ長も務める「明るく元気に!」がモットーの43歳。ライフワークとして、市内の保育園のクリスマス行事に参加したり、富士山のゴミ拾い等の地域活動を行う「富士山タクロース」活動を20年継続しています。そんな坪井氏は地元の高校を卒業後自衛隊に入隊して車両整備やレンジャー等の資格を取得。4年間務めた後、家業である同社に入社しました。とにかく人と接するのが大好きで、年齢・業種問わず、多くの人と出会える自動車販売の仕事は天職だと言います。

お客様に喜んでもらえるサービス作り

家族経営ということもあり、お客様とファミリー的なコミュニケーションもウリで、柔軟に要望に対応しています。また、夏には、安全・安心・商売繁盛を祈願して、富士山頂の郵便局からお客様に暑中見舞いを送っています。また、この1~2年の間には、富士山はじめ観光に役に立てばと考え、100円レンタカー事業にも参入。徐々にお客様も増やしています。

人生で最も勉強してる時期かも?同友会で学ぶ!!

元々自分から勉強するのは嫌いなタイプ、という坪井氏ですが、青年会議所を卒業した後、もっともっと経営のことを学ばねば!と、友人の経営者の紹介で同友会に入会しました。「会員は、辞書の一ページである」という言葉通り、本当に多くの業種・年齢の交わる同友会に手応えを感じ、積極的に学びを進めています。近年は中古車販売の低迷が悩み。流通量が少なく、品質が低く割高な事も多く苦労の中ですが、独自の商品づくりで活路を開こうとしています。また、長きに渡る家族経営を「事業」にすべく、社員の採用や育成にも取り組んでいきたいとのこと。「楽しくて強い会社にする!」という熱い決意に、今後が楽しみです!

 

取材・記事:田邉 元裕氏(㈲カボスメディアワークス・富士宮支部)


感動的な「お茶のある時間」をめざして

斉藤園

齊藤 大介 氏(御殿場支部)

事業内容 製茶製造・販売業

創業   1979年

社員数  正規 3名 

入会   2007年7月

所在地  御殿場市川島田771-3

URL  http://tea-saitouen.com/

齊藤大介氏(後列右から2番目)

親子二代で営む斉藤園

御殿場の地で約40年製茶販売を行っている斉藤園は、父の代より2代に渡って地元に愛されているお茶屋さんです。現在2代目として御殿場支部に所属している齊藤大介氏。斉藤園は自社の茶畑を持ちませんが、そのぶん牧之原市内の信頼できる茶農家さんや製茶工場と契約し、斉藤園こだわりの静岡県産深蒸し茶を製茶・販売しています。創業者のご両親とタッグを組み次々と新しいことに取り組む斉藤園の店内は、お洒落な雰囲気が漂っていました。

お茶の文化をもっと身近に

齊藤氏は「お茶を飲む」という日本古来の習慣を、もっと若い人たちに浸透してもらいたいと語っていました。その為に取り組んでいるのが、「斉藤園」のお洒落なブランドイメージ作りです。味には絶対の自信があっても、飲んでもらわなくては選ばれない。まず飲んでもらうためには、お洒落なデザインでないと若い人に受け入れてもらえない。そんな思いから、お店のロゴマークや茶缶、パッケージのデザイン変更、お洒落な茶器開発に取組み、展開しています。

ネットで新しいファンを増やす

また斉藤氏は、前職がIT系企業という異色の経歴を生かし、電子媒体を活用した顧客拡大にも積極的に取り組んでいます。ホームページからの受注・発送、メールマガジンの配信はもちろん、FacebookページやLINE公式アカウントからの情報発信にも取り組み、顧客の地域や年齢層の拡大にも積極的です。
「お茶屋さん」のイメージを、新しくお洒落なものにしようと奮闘する斉藤氏。飲んで感動するおいしいお茶を多くの人に提供したいという想いが、熱い言葉からにじみ出ていました。

 

取材・原稿:大川 隆久氏(フヱタ工業㈲・御殿場支部)
取材・撮影:片野 貴一郎氏(㈱モスク・クリエイション・御殿場支部)
取材:勝亦 英樹氏 (勝亦製材駿河鉄骨㈱・御殿場支部)
松岡 健二氏(㈱オサコー計画・御殿場支部)
遠藤 直樹氏(㈱マルエ・御殿場支部)

【写真】㈱立花ガーデン 山田 幹也氏

【逸品】「ゆたかな緑のある暮らし」を創るスタッフ

会員企業名 ㈱立花ガーデン 創業 1984年12月
会員名 山田 幹也 業種 建設業
所属支部 志太支部 社員数 正規12名、パート・アルバイト28名
会暦 2013年7月入会 事業内容 ガーデンリフォーム、造園エクステリア工事、プランニング・施工・管理、樹木・鉢花・生花販売

 


 

静岡中部、藤枝市立花に、株式会社立花ガーデンはあります。
今回は、同友会入会3年目の山田幹也氏に取材をしました。


 

同社は今から33年前に、創業者山田嘉之助と現社長山田嘉宏が二人で立ち上げました。
その当時は造園土木工事のみを行う小さな会社でした。

創業時、地名の藤枝市立花に“花”が入っていることから、花と緑で地域をいっぱいにしたいという思いもあり、創業当時、山田ガーデンにせず、立花ガーデンと社名を決定したそうです。
エクステリア・左官工事事業、店舗建て替え、浜名湖花博への出展、スーパーへの切り花卸等、事業を拡大し、現在では、造園部と園芸部の社員とパートを含め総勢40名体制で、1F店舗では、花苗を中心とした園芸品販売を行い、多くの花苗、切り花、フラワーギフト、植木に至るまで、幅広く販売を行っています。
2F事務所では、造園・エクステリア設計事務所兼打ち合わせスペースとなっていて、個人住宅のお客様を主として、こだわりの外構・エクステリア工事を行っています。


 

 

取材したこの日は春の園芸シーズンを迎え、母の日の準備真っ最中の取材です。

山田氏は、一昨年の経営指針を創る会11期に参加し、経営理念・指針の重要性を学んだといいます。そして3年前に、経営理念を現社長を中心につくり直しました。
昨年の7月には、創る会を卒業した山田氏と現社長で相談し、創業以来はじめての経営指針発表会を行いました。
現状の景気動向、自社の立ち位置と振る舞い、現状抱える重点課題とその達成に向けての策、達成すべき数値目標を具体的に示します。
経営指針発表会を行う前までは、なにか困ったことがあると、どうしていいか戸惑ってしまいましたが、経営指針発表会を行ってからは、自身の考え方が固まり、自信を持って行動できるといいます。


 

 

現在山田氏は、7月の第二回目の経営指針発表会に向けて準備を進めています。
経営指針発表会は、一年間の反省と労をねぎらいながら、新たな一年に向けて、全社員に向けて思いを発信できるいちばんの場所といいます。
入りやすく清潔な店舗、わかりやすい説明書きのある商品、知識豊富なガーデナー、こだわりの花苗、外構、お庭を求められるお客様…
商品・人員、自社に関わる全てが、生き生きと活躍し続けられるように、継続して改善を重ね、明確な経営指針を現社長と共に創り、示し、実践することが、今現在後継者として会社での役割であると氏は語ります。

「これからも、地域に根差し、お庭のことなら何でも相談できる立花ガーデンで居続け、更なる発展をめざしていきたい」と一言を頂きました。
 

左から、山田幹也氏、塚本和成氏

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取材・記事:塚本 和成氏(㈲塚本商店・志太支部)