【写真】山下直毅氏

会員企業名 ㈱サンアイ電工 設立 2002年10月
会員名 山下 直毅 業種 電気業
所属支部 三島支部 従業員数 正規8名
会暦 2015年8月入会 事業内容 太陽光発電、オール電化、リフォーム工事(キッチン、バス、トイレ他)、一般住宅電気工事、店舗電気工事、エアコン、アンテナ工事)

 

山下社長は平成5年、地元伊豆市(旧天城湯ヶ島町)で28歳の時に山下電気設備を創業。
三島市に拠点を移すに当たり、三島愛から㈱サンアイ電工と社名を改めました。
そんな山下社長の逸品が太陽光発電です。
一時期に比べ、電気の買い取り価格が下がったことで「太陽光はもう・・・」と思っている方も多いのではないでしょうか。山下社長はこう言います。「たしかに電気の買い取り価格は下がっています。しかし製品・施工費自体もかなり下がっています。初期投資が抑えられるのは消費者にとって魅力なはず。」しかも、少しずつではありますが製品自体も良くなっているということ。考える余地はまだまだあるようです。

㈱サンアイ電工・・・安心の3つの特徴
山下氏は安心の3つの特徴について以下のように話してくれました。
「①大手コンビニチェーン店の電気設備工事は私たちが施工、管理しています
コンビニは24時間営業ですから、私たちにも同じ対応が必要とされています。皆様一般のご家庭に対するサポートも、緊急でお困りの際には、24時間対応致します。
②完全自社正社員による施工
弊社には完全自社正社員による施工体制が整っていますので、販売窓口と施工・修理・メンテナンスの窓口が違っていたというようなことで心配をおかけするようなことは一切ありません。
③私たちは創業以来、地元に密着し、責任と信頼ある対応をモットーとしています
営業地域を限定しているのは、これ以上の広範囲では十分なサービスを行うことが難しいからです。顔の見える範囲で、責任と信頼ある末長いお付き合いをさせていただければと考えております。」

㈱サンアイ電工・・・今後の展開
㈱サンアイ電工は現在、営業職を置いていません。仕事は専ら現場の完成度・品質が評価され次の仕事へつながっています。今後は高い技術を有した自社の施工技術者の中から営業を任せていきたいと考えています。高い技術は一朝一夕に身につくものではありません。高い技術を有したものが現場で的確・適正な提案をお客様に出来ることは大きな武器です。
お客様の不満・要望をしっかりと受け止め、満足していただこうというお客様第一の姿勢が伺えました。

笑顔で迎え入れてくれる山下直毅氏

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取材:望月 健太朗氏(㈲望月新聞堂・三島支部)

記事:久保 修平氏(㈱和楽・三島支部)


下請けから元請け そして新事業へ

㈱マルイチ

代表取締役 三輪 雅則氏(榛原支部)

事業内容 機械設計・制作一式、鉄骨工事、各種製缶製作、新築リフォーム設計施工、オール電化・太陽光システム販売・施工

設立   1965年

社員数  10人

入会   2013年9月

所在地  榛原郡吉田町住吉5431-17

URL    http://www.maru1.co.jp

左から、遠藤在氏、三輪雅則氏、酒井英字氏


28歳で社長に就任

㈱マルイチは1965年から続く鉄工場です。長年の下請け体質から金額を決められ、事業の将来性に不安を感じながらも三輪氏は2002年、28歳で代表取締役に就任しました。今までと同じやり方ではダメだと思い、自ら設計を行い、製作まで一貫することでお客様に満足、信頼していただけるようにしたと語ります。


2本柱の事業へ

鉄工場だけではいけないと思い、太陽光システムの販売・施工を主とした住宅リフォーム事業を設立しました。世間に会社を知ってもらう為に、近隣のイベントなどに頻繁に出店することをはじめ、アンケートや定期便などの送付、制服や社用車を目立つような色にするといった周知活動をしています。何気ないところでも気遣いなどでお客様に感動を与えるようにしています。


同友会との出会い

40歳前まで外との付き合いもせず経営をしていましたがうまくいかない状態が続いたといいます。友人から共に経営を勉強している同友会を知り、入会しました。第11期の経営指針を創る会のメンバーで、創る会を通じいろいろと気づかされたそうです。また、とても分かりやすく、社員が一丸となって頑張っていこうと思える経営理念を作成しています。三輪氏は、社長が社員を幸せにしたいと思う気持ちについてきてもらうことが理想だと語ります。今後の活躍が楽しみな三輪氏だと感じました。

 

取材・記事:酒井 英字氏(本橋テープ㈱・榛原支部)
取材:河内 崇文氏(㈱スマートブレイン・榛原支部)
遠藤 在氏(Sign・榛原支部)


1つのことで圧倒的に日本一の会社

㈱ウェッジ

代表取締役 西村 知浩氏(富士支部)

事業内容 ゼオライト・セラミック製品の開発・製造・販売

設立   2012年

社員数  3人

入会   1998年3月

所在地  富士市永田町1-61

URL    http://www.wed.co.jp/

西村 知浩氏(左側)


ゼオライトとの出会い

西村氏は会社を設立する前に、ゼオライト研究の第一人者で医学博士の佐藤一男氏の会社をお手伝いしていました。当時は工業系のものを動植物に応用できるかを模索しており、豚の餌への利用やガソリンの添加物にしていました。その会社を引き継いで富士で会社を設立。その時に自分の会社では人に関することでゼオライトを扱いたいと思い、豚の餌のリピートもありましたが、フェードアウトするようにお断りしたそうです。その後西村氏は、1つの目標に向かって突き進みます。


研究・開発を続けて

製品の質を高めたい!付加価値を付けて販売したい!そう思い続けて製品開発を続けます。О157を自社の製品が吸着することや、東日本大震災で原発が被害を受けたことで流失した放射線を吸着することなど、千葉大学との研究で良い結果を得ることが出来、人の体について研究を行うようになりました。


同友会の学びの中で

 「売り上げの10%を研究費に充てる会社はつぶれない!」同友会での講師の話に西村氏の中で10%が一つの目安になりました。売らない営業をするために(大学の研究結果が営業になる)先行投資として研究を重ねています。その先生は他にも「ニッチでトップの経営戦略」ということを教えて下さったとのことです。 今やゼオライトの人への応用に関して数多くの研究をしている会社で、研究レベルは日本でトップクラスです。「ニッチでトップの経営戦略」を目標に次は世界を相手に熱く突き進んでくれると感じました。

 

取材・記事:渡辺 正仁氏(㈲丸之工務店・富士支部)
取材:畑中 和弘氏(ハタナカ特急便・富士支部)