機械の再生屋 (有)袖師の望月鐵工望月一夫氏(静岡支部)

カテゴリー:会員訪問記

◆社会状況に柔軟に対応

設立当時は、農業用簡易索道を主力事業に清水区のみならず県外にも進出し多くの業績をあげてきました。昭和50年には農業不振のため、これまでの主力事業は継続しつつも、新規に建築、機械設計、製缶、製作、組立の一環工場となり、平成2年には現在の社名とし、新たに生産設備の設計、組付、各種省力機械事業も始め、常に「お客様の為に」を合言葉に時代のニーズに応え続けています。

◆特徴

ここ最近では、大手企業の設備を中心に事業を行ってきましたが、偏った受注はリスクが大きく現在では受注の分散化に力を注いでいます。「当社の強みは、今では作られていない部品をも再生する繊細な加工技術を得意とした職人集団であることです。」との望月一夫氏の言葉からも、この強みを活かし幅広くお客様のニーズに応えていきたいという情熱を感じることができました。今後の課題としてはこの職人集団の技術の継承とのこと、更なる成長に期待です。

取材:静岡支部 広報委員会