改修の経験値を武器に、顧客との信頼関係を築く 大栄工業(株)

カテゴリー:会員訪問記 / 志太支部

改修の経験値を武器に、顧客との信頼関係を築く

大栄工業㈱

代表取締役 宮本 浩氏(志太支部)

事業内容:防水・防熱工事業

設立     1973年10月

社員数    正規7名、パート1名

入会     2007年6月

所在地    焼津市石脇上133-2


宮本浩氏(右側)

二代目経営者、創る会で自己変革

大栄工業㈱は、改修を主とした防水工事・冷蔵倉庫防熱工事を行う会社で、宮本浩氏はその二代目経営者です。事業を受け継いだ時は問題の無かった経営状況が、リーマンショックの際に急激に悪化。「社長自らが変わらなければ」という思いから、経営指針を創る会に参加しました。その後困難を乗り越えながら、次第に経営は改善。現在は理念の浸透の深化に力を入れています。

自社の強みを受け継ぐため、自ら学ぶ

自社の強みについて宮本氏は「ベテラン社員を中心に蓄積されている経験」を挙げます。新築の工事は図面の通りに仕上げる技術が求められますが、改修工事は経年劣化やトラブルの原因について見抜き、必要な対処と再発の防止を実現しなければなりません。そのため、技術に加えて経験が不可欠なのです。一方で、この強みを持つ社員の高齢化が課題と宮本氏は捉え、経験やノウハウを受け継ごうと、自ら謙虚に学んでいます。

地域に根差した実直な経営をさらに磨きたい

宮本氏は今後の方針について、売上や目先の利益に目を奪われて本質を見失う事の無いよう、施主の希望に沿った仕事を誠実にスピーディに行っていく、と語ります。また、情報の出し惜しみをせず、使用時の注意点などを伝えて顧客を育て、信頼関係の構築を図っているとの事。地域に根差した実直な経営をより強固なものにすべく、これからも同友会で経営者の精神やノウハウを学んでいきたい、と語ってくれました。

取材・記事:塚本  和成氏(㈲塚本商店・志太支部)