地球温暖化問題を学び、自社の環境経営に生かす!

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 7月27日(火)地球環境委員会主催のセミナーが事務局にて開催されました。講師に赤尾興一氏(地球温暖化防止活動推進センター 特別スタッフ、KAZ環境事務所 代表)を迎え、「地球温暖化の状況と予測」「企業のエコ活動」の二本立ての内容で講演していただきました。
 地球上の各地で起きている深刻な自然環境の変化、洪水・熱波・巨大ハリケーンなどの災害事例を示し、これらは人間活動の影響であること、またその根拠について解説されました。足元の静岡市では過去66年の間に年間平均気温が1.4℃も上昇、これは、世界平均の倍に相当します。このままいけば地球はどうなるか?現在進行形の問題です。2007年の日本人一人あたりのCO2排出量は、世界平均の2倍以上、発展途上国の約5倍の水準です。CO2排出量を増やさない生活、経済発展が求められています。そのためには、一人一人がCO2の排出を減らすことが喫緊の課題だと認識させられました。。
 企業のエコ活動の視点から、現在実用可能な技術、将来実用可能になることが予測される技術を紹介し、それらの中から環境経営のヒントや環境ビジネスの種を探していただきたいとのアドバイスをいただきました。
 エコ活動の要点は、エネルギーを節約することと、無駄なく使い尽くすことだそうです。さらに、エネルギー(電気、ガス、水道、ゴミ、ガソリン、灯油等)の消費量を知ること、すなわち記録すること、季節係数もあるので3年くらいの数値の蓄積が必要であると説かれました。日常的に節約する癖をつけること、わずかなことでも継続したり皆でやれば大きな結果となります。大事なことは、今すぐ行動することであると改めて確認できました。
 地球環境委員6名を含む11名の会員が参加。