第39回青年経営者全国交流会(富山)

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「あなたの本気にスイッチON~語れ夢、ぶつけよ情熱、示せ我らの生きる様~」をメインテーマに第39回青年経営者全国交流会が富山県で開催されました。
全11分科会の学びからスタートした本交流会に静岡同友会から16名が参加しました。

今回、第9分科会(憲章・条例)に富士宮支部の穂坂勝彦氏(富士宮清掃㈲)が報告者として登壇しました。
穂坂氏は、「地域に無くてはならない存在を目指して~地域との関わりによって、仕事に誇りと生き甲斐を見つけ出す~」と題して、憲章と出会い、自身と自社が変わっていく過程と、自社が地域に必要とされる存在になるための取組みを報告しました。
また条例制定に向けて富士宮支部青懇が中心となって学習していく強い決意も語りました。

全体会では主催者を代表して鋤柄中同協会長が「仲間と学んだことを自社に持ち帰り、会社で実践、変えていってください。」と挨拶され
ご来賓の富山県知事からは「厳しい経営環境の中、同友会の活動に感銘すると共に、日本の再生や未来を切り拓くために一層社業、地域の発展に寄与してほしい。」と激励のご挨拶をいただきました。

記念講演は「道が無ければ自ら拓く!伝統工芸の可能性への挑戦―がんばれば結果が出る、だから中小企業はおもしろい」をテーマに株式会社能作の能作克治氏が講演されました。
鋳物の銅、錫製品製造企画メーカーとして富山県高岡市で事業を営み、高岡から地域、日本そして世界への展開の中で、地域に愛される会社づくりの実践事例を報告。社長を受け継いだ4代目経営者の「商品開発」と「販路開拓」への情熱が感じられた講演となりました。

記念講演の後、岩手同友会陸前高田市、気仙支部の青年経営者3名から特別報告がされました。
被災地の状況と地域復活への取組み、同友会の絆を伝え、参加者一同に復興への思いを語りました。

二日間の学びを通じて広浜中同協幹事長から3点の“気付き”を報告していただきました。
①一人ひとりがより素晴らしい人間になること、②学んで徹底的に実践すること、③地域と日本の発展に寄与すること。「経営者としてどんな自分を目指すのか明確にして、社員一人ひとりの力や可能性を引き出すことが経営者には求められる。
そして地域とどう関わるのか考えてください。」と報告されました。

次年度の設営は島根同友会です。
代表理事の小田勝弘氏より「富山で灯ったスイッチを、そのまま島根へ」と閉会の挨拶がされました。