二代目板金屋女社長奮闘記

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11月7日(水)、静岡大学人文社会科学部で静岡大学連携講座「企業経済持論Ⅳ」第6回の講義を山崎 かおり氏(㈱山崎製作所)が行いました。

板金加工業を営む会社の二代目社長になって3年。しかし入社当初は会社を継ぐ気はまったくありませんでした。父である先代経営者が体を悪くしてから経営者不在の状態が続き、後を継ぐのは自分しかいないことに気付きます。そのころリーマンショックの影響で売上は激減していました。

経営者になって会社を見たときに、経営者不在のこの会社を社員が支えてくれていることに気付き、人生を会社にかけてくれている社員を守る、と覚悟を決めました。

職人集団から小さくても一流の企業を目指し、まずはコミュニケーションの研修から始めました。人が育てば会社が育つ。同友会の「人を生かす経営~中小企業における労使関係の見解~」がバイブルです。

これから就職活動をする学生に向けて、中小企業は小さいからこそ一人一人の個性を発揮できる。生きがいをもって楽しく仕事をするために中小企業を選んでは、と語りました。