「障がいのある方と保護者の未来を明るくしたい」 ㈱インクル 風間 康寛氏(沼津支部)

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【きっかけは一人のお母さんの声から】

㈱インクルが運営する「ドリームケアふぃる・とくら園」を訪ねました。風間氏から「ふぃる」創立のきっかけを伺いました。

ある障がいを持つお子さんのお母さんから「働きたいけど子供を毎日預けるところがなくて困っています」と相談を受けたことがきっかけでした。風間氏はそれならばなんとかしよう!と、アパートを借り、スタッフ3名児童2名でスタートしました。アッという間に満員になり現在の場所へ移動し、20~30人/日子供たちが通えるようになりました。

すると、障がいのある幼児(2~5歳)の行先も困っているとの声でも預かってほしいとの声を受け、障がい幼児の幼稚園も始めました。まだ柔らかいうちに「社会性」「集団性」「自己肯定力」などを身につける療育の分野に取り組んでいます。

【Think Global Act Local】

多くの子供たちを見ていく中で、「早期療育」の大切さを実感した風間氏は、NPO法人エシカファームを立ち上げ、幼児療育と放課後サポートを行う施設を今年4月に開園します。法人名のエシカル(ethical)には「良心」という意味があり「良心のある人が集まり、良心あるサービスを提供して、良心ある人になってほしい」そんな思いが込められています。

今後の夢は、成人になって働ける場所を創り、さらにみんなで支えあうグループホームなどを作りあげ、一つのサークルオブライフを完成し、困っている人の助けになることだそうです。風間氏はこれからの仕事は「Think Global Act Local」がキーワードになると力強く語りました。