社員と共に夢を追い、顧客に愛される会社づくり ~伊東支部 5月例会~

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「我が経営を語る」は、野村玲三氏(㈱野村商店)による報告でした。野村氏は大正11年創業で建設資材販売を中心に事業を続けてきた野村商店の2代目。発表の冒頭、熱海・伊東地区の生コン生産量が大幅に減少しているショッキングな数字を挙げ、価格破壊など激動の外部環境に対応すべく、様々な手を尽くして事業を再編したことから何とかやってこられたと語り始めました。バブル期には外から開発の波が押し寄せたが、崩壊後はそれが止まってしまった。入ってくるものが少なくなると出て行くものを少なくしようとする、そうすると社内の空気が暗くなってしまう。どうせ苦労しているのだから、前向きな苦労をしようと社員に伝えている、と語ります。

絶え間なく前進するためには商売の間口を広げるかエリアを広げるということになる。紆余曲折の中、御殿場でインターロッキングブロック製造を開始。御殿場に出たことで、大手企業があり、国の金も回るなど、伊豆とは違う経済の流れを実感したと言います。

同業他社を引き継ぐなどして、伊豆から県西部、東部とエリアも全県に拡大、現在はHパイルの静岡県での権利を買ったり、プレキャストコンクリートなどの新商材に力を入れたりするなどの他、社員各自の目標を設定し、とにかく前を向いていくしかないと言うことで組織をあげて進んでいる、と報告しました。

今月新入会員2名を迎え、会員、オブザーバーでいっぱいの会場、新年度の幕開けに相応しい勢いのある例会となりました。