今月は、齋藤寧氏（㈱齋藤組）による『経営者の責任～経営方針づくり』というテーマでの発表でした。

齋藤氏は、大学をご卒業後、同業他社での勤務を経て、父が経営する㈱齋藤組に入社され、事業承継された、３代目の若社長です。「入社＝永久就職」という相当の覚悟をもって入社された後、４年後に取締役に就任。その後、お父様が体調を崩しリタイヤされたことを機に、代表取締役社長に就任されました。

就任直後は、初めてのことばかりで、日々の仕事のジャッジの他、今まで会社を支えてくれた社員の方も取りまとめなければならず、苦労の日々が続きます。「今まで父が築き上げてきた物を潰すわけには行かない」「継続させるためにはどうしたらいいのか」と悩まれ、新しい事にもチャレンジしていく中、代表取締役就任から１年後に同友会に入会。その後、第10期経営指針をつくる会に参加し、数多くの先輩方からのアドバイスを頂くなかヒントを見出しながら運営を継続されております。

同友会に入会後は、新規取引も多数増えたようです。当たりが柔らかく勤勉実直な齋藤氏の人柄には、とても勉強させられました。