県同友会設立40周年記念特集 設立メンバーが語る同友会 -第三回- 本橋 政男氏

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県同友会設立40周年記念特集 設立メンバーが語る同友会

第三回 本橋 政男氏(本橋金属工業㈱・榛原支部)

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昭和47年、私が23歳の時に父が他界し、この事を受け社長を継ぎました。そして昭和49年、静岡同友会発起人の一人である深津至輝氏(㈲フカツ商店)から誘いを受け、創設メンバーに名を連ねました。とは言うものの、高い目的意識があった訳ではありません。深津氏は当時のお客さんであり、「今度同友会を創るけれども、一緒にどう?」と言われ、どういう会なのか分からないけれどもお客さんに誘われたから入ろう、というのが入会のきっかけでした。
 設立当時は静岡市で月例会を開催していました。杉村征郎氏(杉村精工㈱)と私以外は皆静岡の方だったので、杉村氏について行く形で会に出席していました。若かった事もあり、月に1回静岡に出るのは楽しみでした。また、県や全国のイベントにも積極的に参加しました。特に全国のイベントでは、いろいろな経営者に会い、多種多様の話を聞く事ができ、とても面白く、刺激になった。こういった経験から、私の中での同友会の捉え方
が変わっていきました。

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 71人から発足した同友会の増強活動は、継続して行っていきました。その中で榛原は、他に経営者団体が少なく、一方で良きリーダーとなる経営者が多くいました。そのような環境だった為、経営者なら誰でも勧誘するという事は無く、入会要請をする先を選別する事も出来ました。また、特に、松本光正氏(松本印刷㈱)と戸塚勝氏(㈱松浦スチロール工業所)の二人は地域の企業情報を幅広く持っていて、この事が増強に拍車をかけていきました。静岡青年会議所を卒業した経営者のうち「この人には是非入会して欲しい」という人に、入会要請をした事もありました。

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 さて、これからの同友会に期待する事ですが、会員の皆さんには、県の活動に、どんどん参加して欲しい。そこで、自分の肌で同友会の良さを感じ、学んでいって欲しいと思います。また、「同友会は、偏ってはいけない」。ここは、しっかり守り続けて欲しいと思います。同友会は、いろいろな考えの人がいる会であり、それこそが会の魅力、会の強さでもあります。様々な考えのある中に身を置き、自分の頭で考える。これができる環境を、しっかり守っていって欲しいです。
 私にとって同友会は、「良い思い出を残してくれた会」です。支部、県、全国の行事の中での様々な出会いを通じ、皆さんにも良い思い出、良い学びを手に入れて欲しいと思います。

インタビュー:青山 達弘氏((株)青山建材工業・静岡支部)
河内 崇文氏(㈱スマートブレイン・榛原支部)

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