原点はフレンチ!? 地場の食材を生かした鉄板焼店 ちお坊  渡邉 千央氏(富士支部)

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原点はフレンチ!? 地場の食材を生かした鉄板焼店

ちお坊

渡邉 千央氏(富士支部)

事業内容 飲食店(お好み焼き)

創業     2013年10月

入会     2016年1月

所在地     富士市横割2-2-271393-1

渡邉千央氏


富士・新富士駅から徒歩圏内の鉄板焼き店

閑静な住宅街にほど近い幹線道路から少し入った場所にある鉄板焼き店「ちお坊」。店主の渡邉千央氏は、頭にタオルを巻きながら厚い鉄板の前に立ち、押し寄せる注文を手際よくさばきます。富士駅、新富士駅から徒歩5分圏内にあり、近隣にビジネスホテルも多いため、富士へ出張に来たサラリーマンの利用が多いとのこと。富士宮「ヨーグル豚」の豚料理など、鉄板焼きにとどまらず地場の食材を生かした料理を幅広く楽しめます。


業界を超えた出逢いを求め同友会に入会

様々な業界の人たちとの出会いを求めていた渡邉氏は、同じく飲食店を営む高田磨人氏(天ふじ)の紹介で2016年1月に入会しました。自身がメインで料理することもあり、なかなかお店から離れられないことを悩みとして挙げつつも、経営者同士の交流や学び合いの中に刺激を受けているとのこと。その上で、更なる刺激を求め、若い経営者の入会に、期待しているそうです。「時代のトレンドを捕まえるには、やはり若者の意見が必要。加えて、そのような情報を捉えるアンテナを張り、受信できる場所に身を置いていなければ、時代に取り残されてしまう」と語ってくれました。


現状にとどまらず、飲食店店主として抱き続ける野心

今後の展望について聞いてみると、将来はお店の移転を考えている、とのこと。それも、レストランバーなど、現在とはまったく異なるジャンルでの出店を考えているそうです。聞けば、元々はフランス料理を勉強していたという渡邉氏。「ちお坊」の料理の幅が広く、見た目も味も絶品である理由はそこにあったのか、と思いました。
最後に将来の夢を尋ねると「日本一の蕎麦屋」とのこと。フランス・ブルゴーニュにそば粉で作る郷土料理「ガレット」がありますが、フランス料理との出会いがこの夢につながったのでしょうか。職人気質を感じさせる渡邉氏の話から、高い理想と、その実現に向かって着実にステップを踏んでいる姿を感じました。

取材・記事:川村 晃睦氏(㈱ダイワ装備・富士支部)