「半径1メートルを笑顔にする会社」を目指して ㈲ティーパワー 代表取締役 若杉 幸秀氏(静岡支部)

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「半径1メートルを笑顔にする会社」を目指して

㈲ティーパワー

代表取締役 若杉 幸秀氏(静岡支部)

事業内容: 印鑑・印刷製造販売

創業:1997年1月

社員数:6名

入会:2008年4月

所在地:静岡市葵区田町3丁目5-1

TEL:054-289-0777

URL:http://hanko1.com/

若杉 幸秀氏(左)


印刷屋からはんこ屋へ

静岡市駿河区で「駿河はんこ市」という印鑑・印刷の製造販売を行う店舗を経営する、若杉幸秀氏。印刷関係の会社勤務を経て、1997年の1月に独立。印刷機を導入し、名刺、ハガキ、封筒等の小物の印刷物を印刷するところからスタートしました。順調に業績を伸ばしていましたが、その5~6年後に取引先が倒産し、300万円もの売掛金が回収不能に。この件で掛売りの怖さを実感した若杉氏は、現金売上を増やす方針をとります。そして2003年に店舗をオープンし、印鑑の取り扱いを開始しました。


同友会の仲間との出会い

同友会への入会は2008年。全国大会にも何度も参加し、その度に刺激を受けたと言います。50歳になったのをきっかけに人生を振り返り、一からやり直すことを決意。支部内の若手経営者を集めて、早朝の勉強会を始めました。その活動が原点となって、県や支部の青年部の立ち上げにも尽力することになりました。同友会に入会し、仲間が増えたのが一番良かったと振り返ります。


売上アップの戦略は商品開発

昨年、主要得意先の受注が大幅に減ったこともあって、現在は立て直しに力を注いでいます。特に力を入れているのは商品開発。箔押しのオンデマンドプリンターを導入したことで、小ロットからのクリアファイルの作成が可能になりました。また、会員企業の協力を得、オリジナルポストイットを作成しました。これらはノベルティとして売れている、と言います。
 従業員が「この会社にいて良かった」と思ってくれるような会社を目指したいと語る若杉氏。「半径1メートルを笑顔にする会社」という経営理念を掲げ、日々新しいことに取り組んでいます。

取材・記事:藤本 浩氏(プリントバリュー㈱・静岡支部)