富士宮の明日を語る 富士宮支部9月例会

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まず、条例案の発表が行われました。条例制定委員が5ヶ月かけて作り上げた条例案には、未来の子供たちに手渡すべき持続可能なまちづくりを進める為、地域に根ざした中小企業が重要な役割を担い、市民・行政もそれを支援し協働して中小企業振興を行おうと宣言されています。参加者は皆、読み上げられる前文・本文の、一字一句を真剣に聞いていました。そして、中小企業振興の前提には、中小企業の自主的な努力が基本となるわけで、改めて同友会で学び、会社にて実践し、よりよい経営者(会社)となることが、自分たちの責任である事を実感しました。

続いて、経営指針研究会にて学んだ3名の経営理念の発表です。ガソリン・プロパンガスを販売する草ヶ谷燃料㈱草ヶ谷健太郎氏は、ライフラインの安定供給を自社の守るべきものとし、自身の経験から全社員に伝わる単純明瞭な理念を発表しました。

次に金属プレス・パイプ加工の丸山工業㈱九川治喜氏は、数年前に作った経営理念を再度練り直したものを発表しました。自分もお客様も感動できる仕事を目指し、会社を楽団(オーケストラ)に例えた経営理念は、九川氏の人柄が溢れるものでした。

最後に、家電販売店を営み、一級建築士としても活躍する松屋電気商会の稲原研氏の発表です。1919年から続くお店の歴史に感謝し、これからの100年を心ゆたかに暮らしたい、お客様に建築設計も含めたくらしの提案をしたい、との想いを込めた経営理念を発表しました。

全ての発表を聞き終わり、改めて条例制定に希望を感じました。同友会らしい充実した2時間でした。

前島大介氏(神田不動産総合企画 富士宮支部)