次世代に繋げる太平造船 伊東支部12月例会

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 平成24年12月18日 伊東市ひぐらし会館にて伊東支部12月例会が行われました。

 記録が残っているかぎりで江戸時代からの歴史がある太平造船工業㈱の杉山拓也氏の報告でした。先祖代々伊東で木造船を製造していましたが、時代の流れと共に木造船が激減。耐水性、耐腐食性に優れたFRP製の船がどんどん増えて行きました。船の修理がどんどん減る中、現社長がFRPを利用した住宅の防水工事を始めました。バブルの波に乗り、防水工事から塗装業まで範囲を広げ、平成9年には伊東市の公共事業を手掛けるようになりました。

 造船の仕事が無くなる中、杉山氏は「太平造船工業ではなく太平防水工業など、わかりやすい名前に変えたほうが良いのでは?」と思うようになりました。

そんな折、NHKの大河ドラマの取材で、自社の歴史ある資料に始めて目を通しました。それを見て自社の長い歴史、培ってきた技術を改めて実感しました。今では太平造船工業の名前を次世代に繋げていくことを使命に感じています。

今後はシーリング工事も手掛けて行きたいと考え、天候に左右されない仕事を増やしていきたいです。従業員さんの個人個人のスキルの差を無くし、誰でもどの仕事でもできるように目指します。