「失敗から自社の経営を見つめ直す」~三島7月例会~

カテゴリー:三島支部 / 例会

2018年7月23日(月) 三島商工会議所 参加29名

支部長の柳楽洋一郎氏(㈲ゼロ)による7月例会の報告は、波乱万丈な経歴から始まりました。自動車パーツ販売事業を立ち上げ、順調に売上を伸ばしますが、途中でアパレル事業に参入し大きな失敗をします。在庫過多による利益圧迫や社員のトラブルなどがあり、知識が少ない業種に取り組んだこと、社員とのコミュニケーション不足を痛感されました。

その経験を活かし、現在では自動車パーツ関連、特に防犯や事故減少を目指す理念に忠実に、ドライブレコーダーやセキュリティ関連を伸ばしたいとのこと。会員の理解を深めるために、レコーダーの動画や車両盗難件数など、社会的データに基づいた自社の戦略であることを説明しました。これには、多くの会員がレコーダーを欲しいと思ったに違いありません。そして、現在の課題として「店舗移転に伴う顧客減少」と報告しました。

これを受け、グループ討論は「これからの時代、顧客を獲得する施策とは?」というテーマで行いました。同グループの葬具販売業、コンサル業、建築業などの方々と活発な意見交換が行われ、例えば「24時間体制で使い方の問い合わせできるサービスを追加」「高齢の親をもつ人にアプローチする」などといった、多くの意見が出ました。サービス強化や売る相手を変えるなど様々な切り口やアイディアが出るのも、異業種で年齢もバラバラである同友会だからこそだと感じました。

顧客獲得は、私達経営者の共通の悩みの一つであると思いますので、参加者全員に学びとアイデアが得られた例会になったと思います。

記事:森田 拓真氏(ピクシス・三島支部)

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