役員研修会 同友会で学ぶこと~同友会理念を経営に生かそう~

カテゴリー:静岡全県

3月17日(土)、クーポール会館(静岡市)で開催。昨年は東日本大震災の影響で開催が見送られ、二年ぶりの開催でした。「同友会で学ぶこと~同友会理念を経営に生かそう~」をテーマに、中同協幹事長の広浜泰久氏((株)ヒロハマ・千葉同友会)が、自社経営と同友会理念を結び付けて実践する報告をされました。県・支部新旧役員や経営指針を創る会メンバーら約50名が参加しました。

業務用金属缶の口金・キャップ等の開発製造販売及び技術支援を行なう同社二代目の広浜氏は平成2年に同友会入会、5年目には千葉同友会代表理事、平成19年から中同協幹事長を務められています。経営指針に基づく理念経営を実践し、社員は同友会の共同求人活動のみで採用して共育するなど「同友会に深く関わることで得た学びは、おそらく誰にも負けません」と言います。

 

報告の中で“自社と同友会”を3つの目的に沿って説明。良い会社をつくろうでは「学びを自社に取り入れ、そして会へフィードバックすること。また“労使見解”を社員一人ひとり想いながら自身に落とし込み、真の人間尊重経営を追求すること」と言います。同社では、経営基本方針に基づき作成される経営計画で社員の役割を明確にし、全社一丸の経営体制を確立しています。良い経営者になろうでは「経営者は誰よりも経営理念に対して強い思いを持つこと」と言い、そして良い経営環境をつくろうでは「中小企業家としての自覚と誇りを持ち、憲章の精神を深め、政策提言していくこと」を参加者に伝えました。また「自主・民主・連帯の精神」、「国民や地域と歩む中小企業」そして「会員増強」も広浜氏の経験を交えて解説されました。報告後、各グループで「同友会の醍醐味」をテーマに討論を深め“本音で語れる仲間づくり”や“会歴や規模に関係なく話せる場”また“経営者としての自覚と勇気がもらえた”など今後の同友会運動を支える青年経営者の力強い意見が聞かれました。