第6回収穫祭が10/24(日)、浜松市北区滝沢町にある㈲渥美農園(渥美末夫氏・浜松支部)にて開催されました。
当日は参加者100名以上で盛り上がりました。今年から磐田支部との合同開催で企画運営した収穫祭。食と農に直接関わっていない業種の経営者もそれぞれの分担にて、バーベキューや餅つき、愛情いっぱいのおにぎり、鱒の塩焼きなど多数出店し参加者に振る舞いました。


10月12日(火)ペガサートにて静岡支部10月例会が
開催されました。㈱フォー・ユー松永節也氏より、
企業変革支援プログラムSTEP1の活用方法を解説していただき
実際に参加者で採点を行いました。


バズセッションでは、バズテーマとグループを経営指針の成文化
しているかどうかでグループを分け、討論を実施。

※企業変革支援プログラムSTEP1は、22の設問についてそれぞれ
 6段階の経営成熟度で点数をつけ、自社の強み・弱みを把握し
 レーダチャート化し客観的に自社の状態の確認ができます。
 (e.doyuに入力データを登録する事で、経年変化が保存できます
 是非、ご活用ください。)

経営指針の成文化をまだされていないグループでは、
「経営指針は必要か?」をテーマに討論を行いました。
意見として、『社会を大海原に例えるなら経営指針は羅針盤であり
必要ではある。しかし前提として、自社が大海原の何処にいるのか
認識するべき』との意見でまとまりました。

企業変革支援プログラムSTEP1を活用すると、自社の経営成熟度を
全国同友会会員の平均と比較することができます。

ご購入希望の方、e.doyuへの登録手順についてご不明な点は
同友会事務局までご連絡ください。

2010年10月号【第30回】 中小企業だけが日本を救う 梶山康行氏((株)アイティエス・三島支部)

 

「中小企業は弱い存在だという発想を捨てなければならない。弱者を守ろうという政治家、弱者だから救って欲しいという経営者、そしてそこで働く社員たちも。確かにこれまでは大企業が作りだす巨大なマーケットの中で、下請けという立場の中小企業は弱者であっただろう。コストを下げろと言われれば下げざるを得ないし、納期を早めろと言われれば早めざるを得ない。大企業同士の競争が激化すればするほど、その下請けである中小企業には大きなしわ寄せが来ていた。だがその図式は、新興国の台頭によって大きく変わろうとしている。((株)ワイキューブ代表取締役 安田佳生 WEDGE2010年5月号より)」
当社は日本のものづくりを支える生産設備に係る情報システムの設計・開発を業としています。サブプライム問題に端を発した世界同時不況の影響は大変大きなものがありました。日本国内産業では潜在供給力に対して大きな需要不足を現在も抱えています。マーケットそのものがシュリンクした状態となり、世の中は大きく変化しました。大きいというだけで生きていける時代は終わろうとしているし、グローバリズムに伴う規模の拡大は企業を無国籍化してしまう。国産自動車メーカが海外で生産した逆輸入車を販売し大幅な利益の上方修正を発表しました。大企業の業績が、必ずしも日本の中小企業の業績に直結しなくなるのです。
我々はどうやって生きていけばいいのだろうか?その答えは“自立(自律)”なのだろうと思います。自らが価値を生み出し、その価値をマーケットに直接伝え、自ら顧客を創造する。価値の提供という新しい分野において、小さな会社がその主役になる。新しい中小企業の出現こそが日本経済を救う鍵になるでしょう。
ルールが変われば戦い方が変わる。ルールが変わるときには新しいルールブックが必要となる。中小企業憲章は理念であるから、その理念を基に新しいルールブックが作られることに大いに期待します。


10/12(火)三島支部10月例会が開催されました。
㈱姫沙羅の原俊治氏(代表取締役)が、「あなたは社員に夢を語っていますか」をテーマに、経営計画書の重要さを語りました。

社長の魂・熱い思いと共に数字に裏づけされた経営計画書づくりを原氏の経営に対する思いと共に参加者に伝えました。

経営計画は既に11年連続で発表しており、「自身に関わる人を幸せにしたい」と語ります。「自社の、ぶれないものさし」を作ることは企業存続の大切なキーポイントになるのではないでしょうか。
参加者はオブザーバーを含め26名。

グループ討論では、「どのように夢を語っているか」をテーマに、経営計画がある人、まだない人、現在作成中の人の様々な意見が飛び交いました。一口に経営計画書と言っても、社員のやる気を引き出す存在、ぶれない舵になるなどの意見や、ただの指示書になるべきではないこと、また、自身の思いを誰が見てもわかるように成文化することは本当に難しいと語る社長もいました。

「あなたは社員に夢を語っていますか?」
この言葉が問う意味を改めて強く受け止めた参加者の感想が印象的でした。

富士宮支部10月例会は、佐藤昌広氏(静岡県東部労務管理事務所所長)が報告をしました。地元で兼業農家の長男として生まれた佐藤氏は、幼い頃から無意識のうちに、地元で働き、親の面倒を見るものだと思っていたそうです。大学では音楽部に入り、ビッグバンドに3年間力を注ぎました。また、同時に様々なアルバイトをこなしたことで、人と接する仕事に就きたいという想いが高まりました。
営業に携わるのならより大きなものをと、住宅メーカーに就職。営業マンとしてトップセールスの実績を上げ、支店長を経て、入社当初からの目標であった役員に昇りつめました。支店長時代は、あまりの働きぶりに、部下に「このままでは全員やめてしまう」とまで言われましたが、そのことをきっかけに、部下の話に耳を傾けるようになりました。聞くことで大方の関係改善はできるそうです。バブル崩壊後に支店の一つを閉鎖したとき、そのことを管理職として支店の従業員に伝えたことは、今でも忘れることができず、無念さを感じたといいます。
平成5年、40歳を超えた頃、独立を考え退職をした。それまでは、立場と力で押し通してきましたが、会社を辞めて、人の話を素直に聞くことができるようになったと言います。また表情が変わったと家族にも言われたそうです。退職後、会社時代に、PHP経営塾でともに勉強し、親交があった大阪の社長に挨拶に出向いたところ、「君は社労士に向いている」と言われ決意。猛勉強の末、一発で試験に合格、半年間の見習いを経て、開業に至りました。開業社労士という職場での孤独性から、話ができる仲間を求めて、富士宮支部会員の先輩社労士の紹介で同友会に入会。様々なご縁で現在に至っていると、その半生を振り返ります。
最後に、これだけは会員に伝えたいこととして、企業として声を上げたら、決して潰してはいけない。生き続けて雇用を守ること、これが企業の社会的責任だと、仕事を通じた経験から強く語られました。
2010年10月8日、志ほ川バイパス店。支部会員19名、オブザーバー2名が参加。


先日10月5日(火)、2010年度県共育委員会主催「若手社員フォローアップ研修」が開催され、会員企業7社から若手社員19名が受講されました。
講師からのアドバイス、他社同期の若手社員とのグループ討論から自己を見つめ直し、多くの刺激を受けていた様子が見受けられました。今回の研修には、午前に㈲声の杉山静江先生がこの半年を振り返り、マナーの復習やクレーム対応について、午後には㈲第一コンサルティング・オブ・ビジネスの丸山博先生が、新入社員が壁にぶつかった時にどんな気持で仕事に向かえば良いのかやどんな行動をしていれば認めてもらえるか、また日本経済の情勢など多彩なメニューから丁寧に解説、レクチャーして下さいました。


㈲声 杉山静江先生


㈲第一コンサルティング・オブ・ビジネス 丸山博先生

 秋の恒例行事、第12回4支部対抗ソフトボール大会が、10月3日(日)、城山球場(富士宮市)で開催されました。今年は、トーナメント戦形式で対戦した結果、富士宮支部が昨年に続き連覇。各支部とも、会員、会員企業の社員さんらが参加し、接戦を繰り広げました。開催の趣旨は、スポーツを通じて他支部会員との親睦を深めること、その目的は、十分に果たされました。参加人数は76名、試合後は、大富士給食さん(富士宮支部)のお弁当を楽しみながらお互いの健闘を称え合いました。

 成績発表 
優勝:富士宮支部、準優勝:富士支部、3位:静岡支部、4位:沼津支部

 9月29日(水)地球環境委員会は、Y-TOWN御殿場と御殿場市一般廃棄物処理事業共同組合の生ごみ処理施設を視察しました。
 Y-TOWN御殿場は、矢崎総業㈱の旧「御殿場製作所」の跡地に福利厚生施設として建設され、主に社宅棟、寮棟、厚生棟で構成されています。富士山と箱根の間に位置しているため、緑の多い景観に恵まれています。施設のコンセプトは、環境をテーマとした、未来の住まいのあり方、可能性の追求です。要所には、環境エネルギー機器等の最新技術を投入し、敷地内の随所に、自然環境の再生を目指す植栽が施されています。災害時を想定したエネルギー供給計画やスペースも用意されており、人と自然にやさしい地域づくりの視点で運営されています。厚生棟には、会議室、食堂、ジムを設け、地域の市民にも開放しています。施設管理担当の、早川賢一氏に案内していただきました。
 続いて、御殿場市一般廃棄物事業処理事業共同組合の、生ごみ処理施設を視察しました。同組合の髙森茂生理事長に施設の説明をしていただきました。一般廃棄物の4割を占める生ごみ(そのうち8割以上が水分)を分別回収、堆肥化をして、農作物の生産に生かす取組みをしています。市民、行政、民間業者が協力をしてビジネスモデルの構築をはかっています。
 地球環境委員を含む13名が、県内各地より参加しました。