9月28日(水)~29日、静岡市にある「障がい者働く幸せ創出センター」を会場に、中同協の障がい者問題委員会が開催されました。北は福島から南は沖縄まで、会員だけでなく、静岡県健康福祉部、特別支援学校の先生、同友会会員など70名を超す出席があり、事例報告や各地同友会の取組み事例から学び合いました。

人間尊重の経営、誰もが幸せに暮らせる豊かな地域社会づくりをめざす同友会。健常者、障がい者という枠のない、労使見解に根ざした企業づくりを実践していく。障がい者問題委員会が組織されているのは18同友会、障がい者問題への理解はまだ十分ではありません。もっと知ってもらえるよう、地域の活動を広めていきたいと、各地会員から感想がありました。

事例報告:永井忍氏(オールしずおかベストコミュニティ本部長・㈲ライフケアセンターくるみ/静岡同友会会員)
     高橋良治氏(㈱バニーフーズ・神奈川同友会会員)

10月29日に開催される、全県経営フォーラムの記念講演講師、村松幸雄氏(信幸プロテック㈱)の会社を訪問し、震災後の岩手同友会の取組みや、会社の事業活動についてお話しを伺いました。

村松氏の会社は、沿岸部の水道の復旧をボランティア工事し、また電力不足に対応する省エネ工事等、多忙であったと言います。被災後半年が経過し、復興に向けた取り組みが着実に進められています。「社員の雇用を守り、1社も潰さない」とスローガンを掲げ、岩手同友会全体で地域支援の活動を行ってきました。時にはつらい報告が入り、現実と向き合うことの難しさも感じています。

この半年で、社員が変わってきました。各々提案営業をするようになり、全社一丸経営へと変化しはじめています。信幸プロテックは、社員個々のキャリアプランが会社の経営指針と一体化。どんな人生を送るのか、65歳までの設計図を描きます。25名の社員と共に、2015年ビジョンの実現めざして頑張っています。


「あなたの本気にスイッチON~語れ夢、ぶつけよ情熱、示せ我らの生きる様~」をメインテーマに第39回青年経営者全国交流会が富山県で開催されました。
全11分科会の学びからスタートした本交流会に静岡同友会から16名が参加しました。

今回、第9分科会(憲章・条例)に富士宮支部の穂坂勝彦氏(富士宮清掃㈲)が報告者として登壇しました。
穂坂氏は、「地域に無くてはならない存在を目指して~地域との関わりによって、仕事に誇りと生き甲斐を見つけ出す~」と題して、憲章と出会い、自身と自社が変わっていく過程と、自社が地域に必要とされる存在になるための取組みを報告しました。
また条例制定に向けて富士宮支部青懇が中心となって学習していく強い決意も語りました。

全体会では主催者を代表して鋤柄中同協会長が「仲間と学んだことを自社に持ち帰り、会社で実践、変えていってください。」と挨拶され
ご来賓の富山県知事からは「厳しい経営環境の中、同友会の活動に感銘すると共に、日本の再生や未来を切り拓くために一層社業、地域の発展に寄与してほしい。」と激励のご挨拶をいただきました。

記念講演は「道が無ければ自ら拓く!伝統工芸の可能性への挑戦―がんばれば結果が出る、だから中小企業はおもしろい」をテーマに株式会社能作の能作克治氏が講演されました。
鋳物の銅、錫製品製造企画メーカーとして富山県高岡市で事業を営み、高岡から地域、日本そして世界への展開の中で、地域に愛される会社づくりの実践事例を報告。社長を受け継いだ4代目経営者の「商品開発」と「販路開拓」への情熱が感じられた講演となりました。

記念講演の後、岩手同友会陸前高田市、気仙支部の青年経営者3名から特別報告がされました。
被災地の状況と地域復活への取組み、同友会の絆を伝え、参加者一同に復興への思いを語りました。

二日間の学びを通じて広浜中同協幹事長から3点の“気付き”を報告していただきました。
①一人ひとりがより素晴らしい人間になること、②学んで徹底的に実践すること、③地域と日本の発展に寄与すること。「経営者としてどんな自分を目指すのか明確にして、社員一人ひとりの力や可能性を引き出すことが経営者には求められる。
そして地域とどう関わるのか考えてください。」と報告されました。

次年度の設営は島根同友会です。
代表理事の小田勝弘氏より「富山で灯ったスイッチを、そのまま島根へ」と閉会の挨拶がされました。

「経営指針を創る会」に参加して
           5期生 山田喜久子
 6年前に、中小企業家同友会に入会させていただきました。入会して1年半後、新米経営者の私は「経営指針を創る会」の言葉に魅かれて深く考えもせず参加を決めました。最初に経営理念シートが渡されました。

①何のために経営しているか→儲ける為?②どんな会社にしたのか→利益の出る会社?と最初は的外れな考えしか浮かびませんでした。決算書も詳しく見る事も考える事もなく受け取っていた私です。経営指針を創る会に入会して初めて「経営とは」と問いかけるとともに、社員に対する基本姿勢、地域社会と環境にはどう対応していくのか、数字の読み方等を教えて頂き、曲がりなりにも「経営理念」が出来た事です。「数字が読めなければ経営者ではない」と聞きました。決算書の読み方の勉強を始められたのも経営指針を創る会で学んだおかげだと思います。

私が脱落しなかったのは経営指針を創る会を運営されている皆様方の熱い熱意の賜物と思います。静岡支部の松永会長、少々怖かった奥谷さん(落ちこぼれの為にそう感じていた私)沼津支部の秋山さん他、皆様お一人お一人が心底受講生の事を思い掛けて下さった心打つやさしい言葉に支えられたおかげで、無事卒業が出来たと感謝しています。

卒業式で印象に残った言葉です。中国の故事 10年偉大なり。20年畏るべし。30年歴史なる。

9月14日御殿場支部9月例会が行われました。

今回の例会は「支部内プレゼンテーション大会」
~活かそう、仲間の営業術~として、支部会員5名の方が
発表いたしました。

プレゼンテーターの方は単なる会社紹介の枠を越え、「自社の
営業としてのプレゼンテーション」を10分間ずつおこないました。
各社の実践的な営業手法を例会の場で見て、心に響く営業術とは
どのようなものか、自社に取り入れられる手法などを学びました。

社員さんと共に自社のPRをする佐藤章氏(オートアシスト&サトーレッカー㈱)

オーダースーツの提案をする池谷健氏(㈲馬車道)

自慢のハムの説明をする大澤伊知郎氏(㈲やま城)

クリーニングへの熱い思いを語る米原誠氏(㈲フレンドランドリー)

生徒の将来を地域の将来を重ねて語る横川貴之氏(㈲横川進学会)

9月度の三島例会は大川博康氏が登壇しました。

大川氏は食品会社とは別に、倉庫業も経営されております。
富士市を本社に、静岡県東部、関東、そして今年3月の東日本
大震災で被災を受けた宮城県沿岸部にも複数の営業所を構えています。
大川氏は、倉庫会社の被災状況及び復興の状況と、震災を経験してどん
なことを得たのか、そして地震への備え、津波への備え、それらに対して
どうしたらよいのかを語っていただきました。

9月18日(日曜日)富士市中央公園にて富士支部「同友会まつり」が開催されました。

当日は、生バンド演奏、地元の方によるよさこい、投げ持ち、各グループによる出店など、様々な催しが行われとても盛り上がりました。

9月9日志ほ川にて富士宮支部9月例会が行われました。

今回の報告者は(株)森下建設 代表取締役社長 森下孝一氏による我が経営を語るでした。
「建設業界を生き抜いてきた生き様」とだいしまして、森下氏が歩んできた道のりを穏やかな口調で語りました。

会場で多くの会員が会歴の長い会員からより多くの事を学ぼうと熱心に耳を傾けていました。

9月8日、さざんかにて榛原9月例会が行われました。

「生かされてⅤ字回復」と題して大豊㈱ 代表取締役
葉山 勝之氏が報告。
幾多の困難に見舞われてもあきらめず、現在に至るまでの
経緯を語りました。

「被災地の現状と我々ができる防災活動」と題して
広和工業㈲ 代表取締役 竹内 浩氏が報告。
実際に被災地に向かい、自分の目で見て感じたことを
写真などを使いながら率直に語りました。

9月4日(日)静岡支部主催、しずおか街かど中小企業家フェアが開催されました。

台風が接近し天気は良くありませんでしたが、
呉服町商店街を通る方々が足を運んでくださいました。

静岡支部の企業、静岡支部の方が福島県に行き購入したものを販売する東北物産展など、全13店が出展しました。

フェア実行委員長の大戸利之氏や静岡支部会員の「地域産業を活性化させよう」という熱い思いが、来てくださった人に伝わったと思います。