3/22 モルティー第二東名店をお借りして、支援学校の先生、県厚生部障害者支援局、障害福祉室、同友会の委員、社員さんら24名が出席し障がい者問題委員会が開催されました。年間の活動総括と、次年度計画についての確認、活動についての感想交流を行いました。
障がいのあるなしにかかわらず共生できる社会を産官学が共に考え、様々な活動を模索し続けてきました。この3月14日にはNPO法人オールしずおかベストコミュニティが設立され、障がいを持つ方たちの支援活動を行います。理事の一人として就任した、越膳委員長は「企業にとって障がい者はハンディーとならないこと」を、知ってほしいと、自社をはじめとする雇用実践から証明しようとしています。
この3月末で異動が決まっている、障がい者支援局長の本後健氏に、感謝の意をこめての送別会にもなりました。

3月18日(木)富士支部3月例会が富士ロゼシアターにて開催。
報告者は、支部共育理念部会 部会長 高田 磨人氏。

『一年を通じて、会員同士の交流を深め、良い仲間づくりと
経営理念とは何か?を感じてもらう』を活動コンセプトに
取り組みをした今年度活動報告をされました。

会員企業訪問では、見学をする側・される側双方に良い点があり
見学をする側には、知っているようで知らなかった事業内容を
目の前にする事で、新たな会員同士の交流が生まれた事、

また、見学をされる側には、自社を知ってもらうとても
良い機会になったと部会に参加された会員からも報告があり
共育理念部会の魅力を感じられた例会となりました。

2010年3月号【第23回】 PUREな志を持ち続けたい 松葉秀介氏(松葉倉庫(株)・志太支部)

 

私は次の二つの活動が、中小企業の経営者として、そして人間としてとても好きであり、大切にしています。
一つは、地元商工会議所青年部でここ数年進めている地元中学生への職業講話活動です。青年部メンバーが交代で講師となり、生徒たちに自分の商売などの事を話すわけですが、準備を通じ我々自身が逆にとても多くの事を考え、学ばせてもらっています。またトラックの業界の青年部では、地域の幼稚園をまわり、トラックが題材の絵本や紙芝居を園児たちに読み聞かせるという活動を行っており、先日も紙芝居をめくりながら逆に話の内容に感動してしまいました。
我々を取り巻く事業環境は益々厳しさを増し、本業で精一杯というのが現実かもしれませんが、それでも地域に生きる中小企業にとって地域の次世代が夢や希望を実感し、働く喜びを共有出来る事は、本業の一部として大きな責任であり、また中小事業者だからこそ関われる大きな喜びであると感じます。憲章で言うように、中小企業は日本の活力であり、地域の光でなければなりません。中小企業に対する国の施策や国民の理解を啓蒙するとともに、我々すべての中小企業者自身が、志の大きさや高さだけでなく、志の純粋さ(PURE)を保ち、自らの事業の根源性を問い質しながら、社内はもとより地域社会に向けて姿勢(光)を示し、行動する事が、憲章の厚みに繋がると自分流に解釈しています。

 静岡支部3月例会が9日(火)ペガサートビル6Fプレゼンルームにて開催され、会員41名、オブザーバー4名が参加しました。報告者は、㈱シモムラアレック代表取締役下村朋道氏。逆子で生まれ、危うく死産だったという下村氏。デザインの専門学校に進学、学校の先生の紹介で、地元の広告代理店に就職をしたものの10日で倒産の憂き目に会いました。その後、ディスプレイ会社へ就職が決まり、24年の勤務を経て独立しました。勤めた会社は厳しく、何度もやり直しの上徹夜で仕事を仕上げることも珍しくなかったそうです。それでも現場が好きだった下村氏は、人の管理を任されるようになったものの、自分の管理さえままならないのに人の管理なんて、という違和感とともに独立心が強くなってきました。

 既に建てた家を売って、店舗兼自宅を静岡市大岩に構えたときには、ほっとしたのと同時に、これで後戻りができないと実感したそうです。40代半ばでしたが、この年ならお客様ともまともに話もできるだろうという考えもありました。また、独立の準備にあたっている中で、模型メーカーの社長からミニチュアカーだけで食べていくのは難しいから、ディスプレイの仕事も続けたらどうかという助言を取り入れました。

 自分の仕事を立ち上げて間もなく、継続的に仕事をいただける会社の社長と出会い、仕事のほとんどをその1社に依存していた状態が続きました。その仕事の絡みで海外にも頻繁にでかけました。とあるきっかけで仕事がぷっつりと切れてしまいました。突如仕事がなくなり、困り果てましたが、銀行の融資によって何とかしのぎました。
 
 会社立ち上げ時は、経理を実父に任せ、他に従業員を雇わず、自分一人で始めました。年齢的なこともあり、父の後任に経理担当者を雇うことになりました。その経理担当の方に、「社長ただで出展できるビジネスマッチングフェアがあるからいかなきゃ駄目ですよ」と言われるままに出展したところ、たまたま同じ会場にブースを出していた同友会の会員に、ハイパーカットソーのメーカーを紹介してもらいました。ホビー業界では反応がよく品薄の商品です。自社の社員ではないですが、力を貸してくれる信頼のできる人にも恵まれ、一人だけでやっているという感覚はないそうです。依存していた取引先と切れたことが転機となり、必然的に外に目を向けざるをえなくなる時間がたくさんできました。それまでは日々の仕事に満足していました。「今、お金はないが、精神的には充実している」と下村氏は、語ります。突如仕事が切れてしまったことを振り返って、普通ではなかなかできないことを短時間で経験させてもらったことに、今では感謝しているそうです。これからも下村氏は自分の好きな道を突き進んでいくことでしょう。

3月6日~7日 第6期経営指針を創る会
経営指針発表会・卒業式が開催され、経営者の思いがつまった
経営指針を9名の受講生が発表しました。

昨年6月から開講した創る会は、全11回の過程の中で自社をより
良くする為に討論を行い、悩み・考え抜き、経営理念、経営方針
経営計画を創り上げました。

業種の異なる経営者同士が、仲間として参加受講生の為、
自身の為に共に本気に、一緒になって考え未来を切り拓く姿は、
感動さえ覚えます。 心強い仲間が、あなたを待っています。

第7期 経営指針を創る会についてのお問い合わせは、
静岡県中小企業家同友会 事務局まで。

 女性経営者交流会主催のミニフォーラムが2月27日(土)産学交流センターにて開催され、会員、オブザーバー、県外同友会会員など総勢89名が参加しました。講師に後藤せき子氏(㈱文化堂代表取締役会長 東京同友会)を招き「正直商売 これにつきます 4坪のお菓子屋からスーパー22店舗へ」と題し1時間30分に亘り講演をしていただきました。講演後は、参加者が12グループに分かれ、正直商売、社員教育、事業継承の3つのテーマから1つを選択し、グループ討論を実施。㈱文化堂は今年で創業57年を迎えます。後藤氏の経営体験は人生そのもの、言葉の一つ一つから重さと力強さが伝わり、終始耳の離せないフォーラムとなりました。2011年6月開催予定の「第14回女性経営者全国交流会in静岡」のプレ企画として開催されました。