4月21日富士市ロゼシアターにて第30回富士支部総会が開催されました。

東海林支部長は「学び続けて楽しい同友会。元気あふれる中小企業へをテーマに今年度は活動をします。今年度は富士支部創立30周年の節目に当たります。記念事業は平成24年1月実施予定です。富士支部の歴史を振り返り、今までの30年の節目となれるような祝賀会をおこないたいです。」と挨拶しました。

その後、記念講演を、東京同友会㈱浜野製作所 代表取締役 浜野慶一氏を招いて行われました。
浜野氏は若くして亡くなられた両親の思いの詰まった工場を絶対
つぶしてはいけないと、強い信念を持って必死で働きました。工場がもらい火で全焼したどん底の時も、社員が一緒に頑張ってくれたそうです。
どんな状況のときも、お客様には迷惑をかけられないと「おもてなしの心」を持って、無理な短納期も徹夜でこなし、取引先の信頼を得てきました。しかしけっしてガムシャラ社長ではなく、とても人間味あり人を惹きつける魅力のある社長です。そんな浜野氏ですから有名大学教授からも信頼を得て、産学提携も活発に行っています。その結果、今では日本を代表するトップ企業からも引き合いが来るそうです。懇親会の席では浜野社長の魅力に取り付かれた富士支部 浜野信者が多数生まれました。実は私もその一人です。

富士支部 伊藤博之

 三島支部は、平成23年4月19日 みしまプラザホテルに於いて総会が開催されました。

 来賓の福田克己県副代表理事(㈱ホームプラザ大東)より「東日本大震災の影響によりきびしい時期である現在、中小企業の役割がいっそう重要になる。」という祝辞をいただき身の締まる思いともに総会を開会しました。
 平成22年度活動内容の報告・平成23年度役員選出・活動方針案・予算案が満場一致で承認され、梶山支部長より、「21世紀型企業とは、自社の存在意義を、自信をもって社会に発信できる会社」、「社員の人間力がいかんなく発揮できる社風をそなえた会社」と力強い挨拶があり、支える側の我々も元気になろうとの乾杯の発声で懇親会に席を移しました。委員会ごとにテーブルに着席し今後の活動の打ち合わせや情報交換が積極的に行われ、盛会のうちに終了しました。

三島支部 國末哲也氏(㈱一粒万倍)

4月14日(木)うおともにて榛原定時総会が行われました。

河原崎勝弘支部長(㈱河原崎商事)の挨拶では、東日本大震災による企業経営の影響についての話をはじめ、お互い励ましあいながら地域の期待に応えられる企業をめざそうというお話がありました。

また来賓に県副代表理事の戸田和民氏(㈲共育経営)に同席いただきました。

今年度は榛原支部設立20周年式典と同友会ビジネス・フェスタを開催します。河原崎支部長をはじめ、会員一丸となって成功させようと気合が入っている様子でした。

4月15日(金)に小杉苑を会場に第26回志太支部定時総会が行われました。

大滝淳支部長(大瀧重工㈱)は23年度の活動方針で、現在日本はリーマンショックや東日本大震災で大変な危機にあると言い、今年度の活動重点課題の一つに、中小企業の道しるべである経営指針について改めて確立したいと話していました。

記念講演は(財)静岡経済研究所 常務理事の中村昭夫氏による「県内景気動向と海外進出への取り組み」についてでした。阪神・淡路大震災前後の景気動向を例に出しながら、東日本大震災による東北の経済規模、製造品、農作物、水産物への今後の影響をお話しされました。また近年は海外展開をする中小企業が増えていることに触れ、静岡でもいくつか成功した中小企業があると言い、その成功条件の共通点についても話されました。


4月16日土曜日、沼津東急ホテルにて第22回沼津支部定時総会が行われました。

桑崎支部長が今年度事業計画案を発表の中で、
23年度支部テーマを「仲間と共にジャンプ・アップ!」
スローガンを「地域と連携し、創造的自立型企業を目指そう」
とし、今年度も支部活動を活発にしていこうと挨拶しました。

今期新たに役員になった方々


懇親会では、浜松支部から女性経営者全国交流会
実行委員長の岩井さんを迎え、沼津支部からも
多くの会員へ参加の要請をしました。


4月13日水曜日、御殿場市ホテル御殿場館21にて、第27回御殿場支部支部総会が行われました。

来賓の若林洋平御殿場市長は、
「御殿場市にも震災で被災なさった方が大勢避難してきています。
被災地をこちらから元気にしていけるように皆さまで力を合わせて頑張りましょう。」
と挨拶なさいました。

新支部長の勝亦英樹氏は
「御殿場支部は創立26年目、149名の会員でスタートいたします。
現在は、諸先輩方が築かれた歴史と伝統・仕組みのおかげをもちまして
運営等もスムーズにいっております。バズセッションでも有意義な
報告・討論・発表が毎回なされており、参加者には有益なものであると
確信しております。さらにその輪をどんどんと広げていくとともに
会員の皆様に情報と学びの場を提供していきたいです。」
と方針を発表しました。

4月8日富士宮市志ほ川バイパス店にて第29回富士宮支部定時総会が行われました。

来期の方針として簑支部長は
「我々中小企業家同友会富士宮支部は、様々な外部要因によって、
これからも厳しくなる経済状況にいかにして変化に対応し、
維持発展してゆくかを学ぶためにも、ヒントが得られる例会を目指し明確なメッセージを持った具体的な内容を心がけていきます。」
と力強く話していました。

4月12日(火)ホテルセンチュリーを会場に、第4回静岡支部定時総会が開催されました。
挨拶にたった望月省吾支部長は「今回の震災で、岩手の会員企業が家も会社も失った状況にあっても、新卒者2名の合同入社式にのぞみ、『何もないこんな会社に入ってもらえますか』と聞いていた。雇用を守り会社を再建すると決意を述べている姿に、同友会の会員であることに誇りを感じた」と語りました。県定時総会で発表された緊急アピール文にも触れ、会員間のネットワークの活用で情報交流や原材料の調達を強化し、会の活動に参加し、対応策を交流しようと結びました。

2011年4月号【35回の連載を振り返って】 『あなたも「憲章・条例」の語り部です。~同友しずおかの35人~』杉村征郎氏(中同協・中小企業憲章・条例推進本部)

 

2008年5月から始まって、今回で終わる「同友しずおか」の憲章コラム「中小企業憲章と私」は、広報委員会のヒット企画だったと思います。毎号楽しみにしていました。
2003年に同友会が提起し、着実に運動を継続した結果2010年6月「中小企業憲章」は閣議決定に至りました。7年間の同友会の同友会運動の全国的課題を、静岡の個々の会員自身に落とし込むために、大きな役割を果たしたといえるからです。
何にしろ、35名の支部役員が「憲章・条例」と自分・会社をどう結びつくのか、真剣に考え、限られた字数のなかにまとめ表現する機会を与えられたのです。私は、当初から中同協の「学習」運動の責任を仰せつかり、「中小企業家しんぶん」の「中小企業憲章と私」を提案し、全国のリーダー57名から憲章・条例運動の意義と同友会への熱い思いを語って頂きました。
ところが、静岡同友会のコラムに登場した仲間からは、特別に多くのことを教えてもらい、気づきを与えられたように思います。身近な人たちという理由だけではありません。私は全国各地で講演に呼ばれる際、少なからずの代表理事や事務局長から「うちの県では憲章が進んでいない」と言われました。「憲章・条例」は、「むずかしい」、「わかりにくい」など枕ことばを冠することが流行っていたとさえ思えました。しかし、実は会員のだれもが、厳しい経営を強いられる環境のなかで中小企業家の矜持をもち、地域や日本のあるべき姿さえも考えている、と考えていました。同友会が言い出した憲章」なんだから、自分も知りたいと思っているのです。運動が進むにつれて私には、北海道から沖縄まで全国の同友会員は、「同じ」であることに確信を持てるようになりました。
今回、35人の「憲章コラム」を改めて読ませてもらい、難しいと思われていた問題の本質をとらえ、自身の経営や経営環境から、あるいは従来の自分の考えの進化、そして同友会理念との関わりなど、深い思考に導いた会員のすごさ。このような方がたくさんいる同友会に驚きました。
次号では読ませて頂いた中から、特に心に残ったものを紹介させて頂きます。

 

~後篇~

中小企業憲章の制定運動は、同友会運動の精髄(エッセンス)です。同友会に入会し、同友会理念のなんたるかがだんだんわかってくると、自社だけでなく、地域社会、中小企業、日本経済、社会のあるべき姿さえも考えるようになります。
國末哲也氏(三島支部)は「自社の社会的役割を明らかに」、簑威賴氏(富士宮支部)は「経営指針づくりの中に憲章の精神を」、市川正樹氏(伊東支部)は「憲章理念を経営にどう反映させるか」、小林修氏(富士支部)は「メシの食える憲章」と自社の経営から考えました。
井上斉氏(静岡支部)は「同友会で学びこつこつ実践、自社の発展が地域貢献へ」、戸塚勝氏(榛原支部)は「中小企業経営者として地域活性化に取り組む」、望月賢一郎氏(静岡支部)は「地域のことを最もよく知ることが中小企業」、穂坂勝彦氏は(富士宮支部)は「地域社会に必要とされる存在として」、久保修平氏(三島支部)は「地域と共に歩む酒屋さんに」と、憲章と地域振興基本条例の必要性に接近しました。
池谷達也氏(富士宮支部)は「国民に中小企業の存在を正しく理解してもらうために」、松葉秀介氏(志太支部)は「PUREな志を持ち続けたい」、河原崎勝弘氏(榛原支部)は「元気の源を中小企業から発信していこう」、梶山康行氏(三島支部)は「中小企業だけが日本を救う」と、憲章・条例の理念を基に新しいルールを作られることを期待し、中小企業家の矜持(プライド)を訴えています。
秋山和孝氏(沼津支部)は「同友会が提唱する人間尊重の経営こそ大切」と“自主・民主・連帯”の深い意味、“国民や地域と共に歩む”同友会理念と憲章との関係を書きました。
これからの日本に行くべき道にまで考えを巡らせたのは、三田宏一氏(三島支部)、「Think Small First、Think Future First」子どもたちの未来のためにと訴えます。外田雅樹氏(富士支部)は「憲章の理念が活かされる社会に」、望月富士雄氏(沼津支部)は「すべての道は中小企業憲章に通ず」と言い切っています。
私が感動した一文は桑﨑雅人氏(沼津支部)です。「平和あってこその中小企業憲章」と、母親が長崎原爆の被爆者であり、幼い頃から戦争の悲惨さを教えられ、中小企業は平和の中でこそ発展できる、改めて核のない世界平和の確立を考えたいと訴えます。
憲章は難しくありません。「3つの目的」の総合的な実践によって誰もが理解できます。閣議決定の憲章の普及、私たちの「憲章草案」の意味するところの学習、「中小企業振興基本条例」制定運動を各支部で進めましょう。

 4月9日(土)、クーポール会館(静岡市葵区)にて県内各支部より計96名が出席し、第38回県定時総会が執り行われました。

 総会には渥美敏之氏(静岡県経済産業部商工業局長)、伊東幸宏氏(静岡大学学長)、山本義彦氏(静岡大学名誉教授)がご来賓としてご臨席頂きました。総会議長に知久正博氏(榛原支部)、戸田和民氏(浜松支部)が選出され、2010年度活動報告・決算(第1号・第2号議案)から2011年度役員人事・活動方針・予算(第3号・第4号・第5号議案)まで全議案ともに承認可決されました。
 本年度は県役員改選の年として、新たに役を担う県役員が誕生しました。また昨年度に引き続き県役員として続投して頂く方も多数居ります。承認後、新年度県役員が一同に登壇して県同友会一丸となって同友会運動を進めていくことを藤原博美代表理事より表明。

 総会議案審議の後には、会員増強功労者表彰にて、3名に表彰状が寄与されました。(菅野清二氏・沼津支部、藤原博美氏・沼津支部、田邉元裕氏・富士宮支部)

会場を移し、本総会では分散会を行い、「静岡同友会2015年ビジョンを磨き上げる」をテーマに参加会員全員がグループ討論を行いました。県同友会ビジョンを会員一人ひとりがどのように受け止め、同友会運動を推進していくのか議論されました。日本経済、そして我々企業経営にとって今、未曾有の状況下に我が国は直面しています。2010年6月に閣議決定された中小企業憲章に示された通り、我々は、中小企業は社会の主役であるという自覚を常に持って行動し、同友会の仲間と共に地域経済、そして日本復興に深く寄与していく必要性を強く感じられる討論となりました。

 懇親会は女性経営者のメンバーが進行をしました。開催まで2ヶ月をきった「女性経営者全国交流会」の開催・参加者募集を力強くPRしました。また県代表理事を退任された長島晃一氏(御殿場支部)へ、新しく代表理事に就任した知久正博氏(榛原支部)が感謝状をお送りしました。

~今年度の重点課題は以下の通りです~
①経営指針の成文化とその全社的な実践
②中小企業憲章のさらなる学習と、基本条例制定に向けた行政・他団体との連携
③女性経営者全国交流会を全県の力を結集して成功させる
④共に学び合う同友会の仲間を増やす
⑤2015年ビジョンを策定し、静岡同友会の未来像を具現化し実践する


静岡同友会2015年ビジョンを磨き上げる」をテーマに参加会員全員がグループ討論

女性経営者全国交流会のPR