5月23日(木)曳馬公民館にて浜松支部5月例会を行いました。

 

土屋健氏(㈱ツチヤ・フソウホーム)と森下幹雄氏(㈲森下電気管理事務所)が我が経営を語りました。

 

㈱ツチヤ・フソウホームでは住宅やアパートの増改築、リフォーム、不動産売買などを行っています。競争が厳しくなる中、同社では他社との差別化を図るために、人が出会い、交流する場として「ゆめ応援プラザ」を作りました。そこでは、朝市や各種セミナーイベントを開催しています。

土屋氏は当初の事業計画よりも早く社長に就任しましたが、お客様に喜んで頂けることを企画することで、お客様を増やしていくことができると社員と共通認識を持ち、共に歩んでいます。

㈲森下電気管理事務所は電気主任技術者の派遣・代行業務を行っています。取引先は零細企業から、400名規模の会社まで幅広く対応しています。会社を定年し、再就職してきた経験豊富な社員が多くいることが強みで、お客様に安心と安全を提供できるように心がけています。

お客様は若い人に代替わりをしていて、自社も変わらなければいけないと思っています。魅力ある会社にして、次世代に継げるように取り組んでいます。

 

2名の報告から、目標設定の重要性と、人間関係の大切さについて改めて学ぶ機会となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 「同友会はなぜ中小企業振興条例を目指すのか~企業づくり、同友会づくり、地域づくりから考える~」をテーマに、広島同友会呉支部、県副代表理事の瀬島髙志氏(合同呉運送(株)代表取締役)が登壇。5月16日(木)志ほ川を会場に富士宮支部5月例会が開催されました。

 瀬島氏は「何の為に経営しているか」「何の為に同友会に入っているか」を問われたとき、「個人、法人、同友会として、地域にどう貢献していけるのか」と言います。法人としては、経営理念に近づけることが地域貢献していることであり、社員もその家族も賛同してくれる会社をめざしています。15年以上おこなっている社員との面談を通して「3つの願い」がわかりました。①自身の可能性を発揮して認めてもらいたい。ほめられたい。②せっかくの人生。病気、ケガなく元気で全うしたい。③家族・仲間と仲よくすごしたい、暮らしを守りたい。「この3つの願いを叶えていく会社が経営理念であり、経営の目的」と言い、その実現のために同友会で学んでいます。同友会に求めることも明確にしています。「①自身(経営者)、自社が今どのポジションにあるか確認したい。②自身、自社の方向性が間違っていないか確認したい。③情勢をしっかり分析判断したい。④事業意欲を常に持っていたい。⑤どのような企業、経営者になりたいか、じっくり考えられる広場であって欲しい。⑥先輩方が実践し仮説を立てた「労使見解」「21世紀型中小企業づくり」「中小企業憲章」等、先進性と普遍性を大切にする会であって欲しい。」

 

運送業を営む同社の後継者として生まれた瀬島氏は、後継者だった平成3年に入会。平成7年に代表取締役に就任しました。「わからないことで飛び込んで学ぼう」と、地区会、政策委員会、青年部、共同求人、社員教育など積極的に関わりました。全国大会での学びや交流を通じ、他県会員のある言葉が、経営者として、また同友会会員としての瀬島氏の心に、深く刻まれました。1つは「同友会は生まれながらにして政策提言集団である」もう1つは「人間的にまっとうに生きる経営者になる」という言葉です。

 

平成15年の中同協定時総会(福岡)をきっかけに、中小企業憲章や中小企業振興基本条例の制定運動や学習に関わるようになりました。25周年を迎える呉支部は、昭和63年168名の会員でスタートしました。当初より共同求人活動が活発な呉支部は20年以上に渡り、地域の学校教師を乗せて、会員企業の見学バスツアーや懇談を行っています。「地域の中で働く、住む、暮らし続ける世代を育てると経営者が認識していくことが大切」と言います。

また呉支部では、中小企業振興基本条例推進プロジェクトの一つに“呉学”を開講しました。地域のことを学ぶ機会を、他団体や行政とも連携して行おうとしています。エコノミックガーデニング事業にも取組みはじめ、「あらゆる階層の人たちが学べる、地域を知る、未来を描く、学習型の地域づくりを形成していきたい」と、地域資源を見つけ、オール呉で取り組む地域づくりに万進していく報告となりました。

2013年5月16日(木)comodo(藤枝パークインホテル)で志太支部例会を行いました。

2012年度に9か月かけて第9期経営指針を創る会を卒業した大石貴啓氏(㈱タイケイ)と寺島雅之氏(㈱藤枝パークインホテル)が報告者として登壇。創る会に参加した感想や現在の想いを報告しました。

 

大石氏は2011年4月に代表取締役に就任しました。社長に就任したものの、今までは社員に甘えたり外部のせいにすることがありました。しかし、創る会に出席して、今までは考えなかったことを考えるようになり、自分に自信を持つことができるようになりました。

今後は経営理念を社内に落とし込み共有していきたいと報告がありました。

 

寺島氏は2代目で今年1月に代表取締役に就任しました。先代のつくった経営理念がありましたが、本当の想いを聞いたことがなく、第2創業のつもりで経営していました。創る会を受講し、創業者と後継者の考え方の違いで違和感を感じることもありました。しかしどのような立場であっても会社を経営していく上では「覚悟」が必要だと思い、経営理念、行動指針を作成しました。「文字にするだけでなく行動に移し、ぶれない経営を続けていきたい」と報告しました。

 

2013年5月15日(水)ひぐらし会館にて伊東支部例会を行いました。小山修一氏(共立化学工業㈱)が「レジオネラ症防止対策と我が社の取り組み」をテーマに報告しました。

レジオネラ症は、アメリカのクーリングタワー(冷却塔)からの細菌の飛沫を浴び、在郷軍人集会に参加した旧軍人が感染したことからレジオネラ(旧軍人)と名付けられました。

 

温泉関連の総合コンサルタントを営む小山氏の会社では、レジオネラ症が大きな問題として取り上げられる前から、洗浄の提唱、実施を呼びかけていました。強みは薬品の自社製造を製造し、知識も豊富にあることです。また専門の技術を持った社員も多くいるので信頼も得ています。

 

また営業力不足が課題として挙げられ、支部会員からは、まずは認知度を上げること、業務内容を外部へ伝えることが大切と意見がでました。

2013年5月14日(火)三島商工会議所で三島支部例会を行いました。第40回県定時総会の山田茂氏(㈱山田製作所/大阪同友会)の記念講演のDVDを鑑賞しました。

 

会社や社員への想いを語った映像を見て参加者からは「社員への宣言撤回は信頼関係を壊す原因になると気付き、これから気を付けようと思った」、「全力を出していますか?との問いに、自分が出している“つもり”になっていたり、出しきれていないことがあると反省した」「自社では刺激し合う社員共育ができていないので、会社に戻り考えたい」などの感想が挙がりました。

山田氏の実践報告を聞き、改めて自社の経営や、社員との関わり方を見直す場となりました。

 

 

平成25年5月15日(水)サンウェル沼津にて沼津支部5月例会が行われました。

今月は有限会社サンディオスの津賀由布子氏が『「会社を継ぐ覚悟」と「やる気」を教えてくれた経営指針を創る会』をテーマに報告しました。

「のっぽパン」のデザインを手がけた父であり、現社長の会社に紆余曲折の末入社した津賀氏。勤続年数が増えるにつれ、会社の後継者問題を考えるようになりました。

「会社を継ぎたい」と思えたらどんなにいいだろうと考えていた時に同友会に入会。初めてオブザーバーとして参加した例会で県の経営指針を創る会を進められました。同友会の活動をしていくうちにたくさんの刺激を受け、創る会に参加を決意。家族の支えもあり卒業することができました。

創る会では、見えていなかった自分の癖、思考、甘さが炙り出され、課題が見えてきました。創る会の仲間同士で鎧を脱いで本音でぶつかり合い、お互いのことを本気で考えた議論ができました。この仲間ができたことで「私もやるぞ」と思えるようになりました。

「今年3月の期末を迎え、スタッフに決意とともに経営指針を発表しました。これからがスタートです。自分らしく、芯の通った経営をしていきたいです」と語りました。

6月に事業承継し社長に就任する津賀氏の覚悟が感じられた例会でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年度より支部組織を4グループに分け、活動を行う静岡支部。第1回目の例会が5/14(火)にペガサートで開催。全体で会員62名、ゲスト1名が参加しました。

各グループに分かれ、事業紹介や中小企業の生き残り戦略、同友会で学んだこと、期待することなどを各々で話し合いました。参加会員からは「支部や県だけでなく、全国大会にも参加していきたい」、「経営指針を成文化して実践している途中」などの声が聞かれました。また、各社の景況や展望、課題も聞かれました。

次月は6月11日(火)19:00~ペガサートで静岡支部例会を予定しています。

 

平成25年8日(水)ホテル御殿場館21にて御殿場支部5月例会が行われました。

今回は東部青年ネットワーク5月例会と併催で開催され、富士・富士宮・沼津・三島・伊東から各支部の代表者が参加しました。

それぞれの支部の現状、課題を報告し、バズセッションではお互いの支部についての活発な議論がおこなわれました。

「御殿場支部は例会のテーマが毎回面白い」「沼津支部はわが経営絵を語るを徹底して、高い参加率を維持している」「富士支部は祭りなど、横のつながりを強めるイベントがある」「富士宮支部は親子会員が多く、学びの引継ぎが進んでいる」「伊東支部は暖かい例会の雰囲気が特徴的」など、普段は聞くことのない他支部の現状をお互いに学びあう例会になりました。

 

鈴木昭二郎氏

今月は、富士宮支部の鈴木産業株式会社を取材して来ました。中国に数多くの製造工場を持ち、メーカーベンダーという業態を構築している会社です。詳しくは本編で!さー、元気にいってみよう!

【表紙写真】鈴木産業が誇る「無敵」シリーズの商品たち

会員企業名 鈴木産業株式会社 創業 昭和12年4月
会員名 鈴木昭二郎(常務取締役) 職種 製造業・販売業
所属支部 富士宮支部 社員数 総数95名(パート含む)
会暦 平成 年 月 入会 その他 商標:フジマーク、ミグラント

 

(さらに…)

※同友しずおか5月10日号の経営指針原稿内で原稿の抜けがございました。訂正してお詫び申し上げます。

P5経営指針原稿21行目

成長を喜び合える「仲間との出会いが最高の財産となりました。卒業して」3か月

「」内が抜けていました。申し訳ございませんでした。

 

「鎧を脱いで裸になって本音で語り合いましょう」のかけ声でスタートした創る会第9期生(キューピーズ)14名は、それぞれが抱える課題に真剣に取り組み、諸先輩方やスタッフの献身的なサポートのおかげで、全員揃って卒業することが出来ました。

入会するまで「社員一人の小さな会社に理念は必要ない、自らの行動そのものが理念なんだ」との思いでいました。2年前、移転リニューアルした新店舗は効率が良くお客様も徐々に増え、順調な経営に思われましたが、ある日「今、忙しいから…」と社員の放った一言がお客様を失望させご縁が途絶えました。積年の夢が叶った達成感から、私自身の慢心、傲慢な心が社員にも伝染し方向性を見失いかけた結果でした。全社員が同じ目標を持ち、ブレのない経営を行うには、理念の成文化が必要であると思い入会を決意しました。

創る会の魅力は現状認識に始まり、労使関係、将来展望や数値計画など幅広い見識が問われ、グループ討論形式による本音の話し合いから自社の課題の本質が見えてきます。また、同じ厳しい時代を生き抜く経営者の何気ない一言が、活きた知恵となり経営のヒントに繋がります。何より、互いに悩みを語り合い、成長を喜び合える仲間との出会いが最高の財産となりました。

卒業して三ヶ月、経営指針が出来たことで目指すべき方向が明確になり、清々しい気持ちで仕事に取り組めるようになりました。判断に迷う事柄は、社員と共に理念に照らし次の一歩を考える実践を心掛け、より浸透を図るようにしています。

指針書が出来たからといって直ぐに業績は上がりません。理念を核として、時代の変化に対応した方針を常に見直していくことが大切だと思います。「正しい行為を怠らず積み重ね、謙虚さを忘れず己を磨き続ける」基本に徹する重要性に気付かせてくれた創る会に報いるよう良い経営者を目指していきます。

経営指針を創る会9期卒業生

鈴木 茂氏(榛原支部)