「地元生まれが地元で安心して働ける企業」目指すその先の経営戦略~三島支部10月例

カテゴリー:三島支部

アイティエスの梶山社長の発表は私自身2度目の拝聴になりました。「地元生まれが地元出安心して働ける企業になろう」という創業時に掲げたコンセプトの元、140人の社員一人ひとりにそしてその家族の気持ちに寄り添った、梶山社長の優しさが垣間見える発表になりました。厳しい数字を押し付けるのではなく、「人間尊重経営」を念頭に置いた、アイティエスファミリーがやりがい、生きがいを感じられる経営にシフトした結果、業績も伸び続け、同時に社員の満足度も高めることに成功されています。社員のやりがいを育てることのひとつは、IOTやICTを活用した先進事業を進めることで、自社が世の中の先端を走っている企業であることを認識させ、世の中の発展に大きな貢献に寄与しているという大きな誇りを持って働いていることだと思います。ソフトウェア会社の下請けのような、達成しても大きな喜びを感じられない事業はやめ、社員が生き生きと達成感を感じられる会社の雰囲気は、多い少ないにかかわらず、社員を雇用している経営者の方々には、大変参考になったのではと思います。社内の運動会開催など、社員同士のコミュニケーションの向上が結果としてチームプレーの大切さを実感し、さらなる業績の上昇を目指すことのできる環境が完成されたのではと感じました。頼り頼られる関係。「労使対等」の本来の姿がそこにはありました。

田中 友寛氏(㈱カグラス・三島支部)