◆社会状況に柔軟に対応

設立当時は、農業用簡易索道を主力事業に清水区のみならず県外にも進出し多くの業績をあげてきました。昭和50年には農業不振のため、これまでの主力事業は継続しつつも、新規に建築、機械設計、製缶、製作、組立の一環工場となり、平成2年には現在の社名とし、新たに生産設備の設計、組付、各種省力機械事業も始め、常に「お客様の為に」を合言葉に時代のニーズに応え続けています。

◆特徴

ここ最近では、大手企業の設備を中心に事業を行ってきましたが、偏った受注はリスクが大きく現在では受注の分散化に力を注いでいます。「当社の強みは、今では作られていない部品をも再生する繊細な加工技術を得意とした職人集団であることです。」との望月一夫氏の言葉からも、この強みを活かし幅広くお客様のニーズに応えていきたいという情熱を感じることができました。今後の課題としてはこの職人集団の技術の継承とのこと、更なる成長に期待です。

取材:静岡支部 広報委員会

6月12日の三島例会は、村松盛次郎氏(㈲トラスト)による報告。テーマは「経営計画書の重要性とその実践」と題し、村松氏の企業から、現在に至るまでを語っていただきました。

同友会歴24年の村松氏は、入会当時から共育という言葉が好きで、「社長はどんどん勉強する。それを社員に教える。社員に教えることでさらに学ぶことが出来る。」と共育ちの重要性について報告。
また、「サービス業は人間性である」「成功ではなく成長を考える」等、会場の会員はうなずきながら話を聞いていました。

 

報告をする村松氏

 

 静岡英和学院大学でインターンシップ説明会が行われました。同友会を代表して、㈱オートベル代表取締役の金指忠男氏(沼津支部会員)が学生に対して「自分の人生を幸せにする条件づくりと捉え、参加の目的を明確にしよう」とメッセージを送りました。

 “いいインターンシップ”“いい就活”にするために、社会人や仕事に対する自分のイメージを明確にする大切さを伝えました。全ては“人生を幸せにしていく”と捉え「自分の強みや弱み、また価値観を知ることから始め、どんな自分になりたいか考えてみよう」と語りました。

 また、会社選びの参考として大企業と中小企業の役割、強みや弱みを伝えました。そして「会社の“経営理念”と自分の価値観を照らし合わせ、自分の言葉で想いや情熱を話してほしい。インターンシップは、それを実証する一つの場として取り組もう」と締めくくりました。

 今年度、同友会インターンシップ事業に22社がエントリーしています。大学夏期休暇を利用して実施し、県内大学を中心に学生がそれぞれの中小企業で就業体験に就きます。