支部広報委員会および青年サークル設営のもと、若手会員4名から各種のインターネットサービス活用事例について報告されました。

近年よく耳にする「クラウド」という言葉。良く判らないので利用していない方も多いようです。ところが、無料で提供されているクラウドサービスでも、社内でのファイルやスケジュールの共有ツールとして非常に有効であること、外付けハードディスクやBUN BACKUPを利用したデータ保護の仕方、SNSを利用したマーケティング、さらには有料で提供されるクラウドサービスの活用事例について、そして同友会に特化したグループウェアとして構築されているe-doyuの活用方法など、クラウドサービス全般について報告されました。さらにはフィッシングやハッキングなどの脅威から会社のデータを守るため、最低限の対策としてのアンチウィルスソフト、UTMによるネットワーク防御、IT資産管理による守るべき資産の視覚化などについての報告がなされました。

今後より一層、経営環境もネットワークを利用した情報化が進む中、これからの経営者として知っておくべきスキルの1つとしての報告がされた例会でした。

大川 隆久氏(フヱタ工業㈲・御殿場支部)

感動体験を与える仕事をしています!

エンジェルマリン

代表 小林 秀樹氏(沼津支部)

事業内容 スキューバダイビングのスクール・器材の販売・メンテナンス・ダイビングツアーの企画運営

創業   1989年(平成元年)4月

社員数  正規 4名 アルバイト 3名

入会   2009年(平成21年)5月

所在地  沼津市東椎路844 春の木ハイツ101

URL  http://沼津ダイビング.jp


小林 秀樹氏

安全と安心の上に成り立つ感動を全ての人に伝えたい!

スキューバダイビングは素晴らしい感動を得られるスポーツですが、ひとつ間違えれば「死」に直結します。「徹底的に安全にこだわり続けているからこそ長年継続していられる」、小林秀樹氏は語ります。SSI(ダイビング指導団体の1つ)の最高ランクのダイビングライセンスである「インストラクタートレーナー」を持つ小林氏。初めての人の体験コースからインストラクターを養成するコースまで、ダイビングに関するあらゆる事が出来るそうです。

苦労の中で出会った同友会

小林氏はエンジェルマリンの経営者になった当初、それまでと打って変わってすべての責任を負わねばならない立場となり、とても苦労されました。また経営については何も知らなかったので、どこか学べる場がないかと探していたところ、同じテナントに同友会に所属している方がおり、誘われるままに例会に参加。良さそうな会だと感じ、即入会を決めました。

経営を学ぶ場を求めて ~沼津支部 経営指針を創る会へ~

経営を学ぶ場を求めていた小林氏にとって県の経営指針を創る会は非常に魅力的でしたが、仕事上静岡まで行く時間が取れませんでした。そんな時、沼津支部にも経営指針を創る会があると聞いて、こちらにも即参加。創る会の活動を通じて自社の経営指針を作成し、例会で発表しました。後に、自分の他にも静岡まで足を運べない沼津支部の会員さんがいることを知り、「沼津支部 経営指針を創る会」菊池前委員長のサポートをしていたのですが、気付いたら沼津支部 創る会の委員長になっていたそうです。「自分の指針もままならない私を周りの先輩達がサポートしてくれるからこそ頑張れる。そんな同友会に心底素晴らしさを感じている」とのことでした。

同友会活動と仕事、それぞれに見据える先


エンジェルマリン 外観

これからの同友会に対しては、「自分の指針をしっかり検証して他の会員さんの手本になれるよう頑張ること」、自分の仕事に関しては、「スノーケリングなどマリンスポーツを通じて地域の小・中学生に海の素晴らしさを教え、地域貢献にも力を注いでいきたい」と意気込む小林氏。

この夏、海で遊びたい会員さんは、小林氏に是非声をかけてみて下さい。安心・安全な中での素晴らしい海との出会いに、きっと感動することでしょう。

取材・記事 田中 玄徳氏(㈱さなえ・沼津支部)

 

九州・長崎出身の私が横浜で妻と出会い、そのまま必然のように義父の会社にお世話になる事を決めてこの静岡に来て、約15年が経ちました。今改めて人生を振り返って見ると、これまでたくさんの人達との素晴らしい出会いがあってこそ、初めて今の私がいる、という事を心から感じます。

それまでのスーツから作業着に変わり、毎日汚れや汗まみれになる仕事は、正直なところ最初は疲れや戸惑いもありましたが、仕事をしている充実感はありました。そのまま現場を4、5年経験した後、経理、総務、営業を経て平成19年今の代表に就任。今思えば、社長としての覚悟や修羅場の経験もないままでの就任でした。案の定、その2、3年後に会社として大きな経常赤字を計上、それまで考えもしなかった会社存亡の危機に陥った時に初めて、自分は社長の仕事を何一つしていないという事に気づかされました。社員の高年齢化は元より、他にも様々な会社の問題を先送りにしてきたツケが一気に回ってきたのです。そんな悲壮感の中、自分が変わらなければという想いでこの第8期創る会に参加したことが、結果的に私にとって人生のターニングポイントになりました。約1年近く共に学んだ同期や先輩スタッフの皆様に、それまでの「社長だから」という、知らないことが恥ずかしいという思いや変なプライド、その他全ての鎧を脱がなければ何も変わらないという事を気づかせてもらったのです。そして決してぶれることがない自分の核となる経営指針書が出来たことで、今後は外部環境の変化にもしっかりと対応していく、そして何より人を生かす経営を常に肝に銘じ、邁進していきたいと思っています。

経営指針を創る会8期卒業生 宮本 浩氏(大栄工業㈱・志太支部)