Live+Love+Learn=“L3”
カナダ生まれのモロイ ジェームズ・デイビッド氏は、沼津に住む兄を頼って来日し、友達が経営する塾で働いた後、大手企業の人材育成に携わる会社へ就職。そこでノウハウを身に着けた後、「中小企業の為に何かやりたい、その為の会社を作り人材を育てていきたい」との思いから2年前に㈱エルス
リーを設立しました。
会社名の「エルスリー」とは、Live(生きがい)、Love(自己実現)、Learn(学び)の頭文字の3つのLを意味しています。エルスリーでは、英語を学ぶのではなく「英語で」学ぶことを実践しています。また、
英語だけでなくコミュニケーションデザインや、クライアントによってはチラシ・プレゼン・経営理念などあらゆる手段、アプローチの仕方なども教えています。
入会のきっかけ
石川英章氏(㈲石川商店・三島支部)と出会い、「おもしろい会がある」と誘われたのが入会のきっかけ。イントロセミナーや沼津・御殿場の例会に出席してみると、いろんな職種や企業の社長さん達が一緒になって一生懸命に勉強をしているのを見て、自分も仲間になり、皆の考えていることなどを知り勉強をしていきたいと思い、入会しました。
スタッフは大切な「人財」
スタッフとの関係を聞くと「人材を人財と捉えている。その為ご主人の転勤で県外や地方に行くことになったスタッフも、辞めるのではなく、その場所でできる仕事をしてもらい、月に一度のミーティングで会社に出てきてもらう方法をとっている」とのこと。訪問した一同、感動してしまいました。
最後にモロイ氏は「英語を勉強しなさい、と言わないで下さい。とにかく楽しむこと、楽しければずっと続きます。いかに楽しくやるか?好きになれば、ずっと続きます」と笑顔で力強く締めくくってくれました。
取材・記事 佐藤 浩美氏(㈲佐藤葬具店・三島支部)
取材 三田 宏一氏(㈲エムケイテクノ・三島支部)
秋田 輝儀氏(㈲システムエイド・三島支部)
今回の報告者は、杉山昌義会計事務所の杉山氏です。初めに、うまくいく人といかない人の違いについての話がありました。うまくいく人は、何事にも目的意識を持ち、常にゴールイメージを描いて、素直な気持ちで行動する人。逆にうまくいかない人は、わかっていても行動しない人。実践することが大切なのだと改めて感じさせられました。
杉山氏は磯野弘信氏(㈲サンアイ工業・富士支部)の紹介で同友会に入会。会計士を目指したのは子供のころから数字が好きだったからとのことです。逆に英語は苦手と話す姿に、とても素直な方だという印象を受けました。
プロとして財務帳票から見えてくるものという話の中では、「勘定合って銭足らず」になってしまわないよう、①不良在庫や不良債権を持たないようにする、②税金は必要経費と考えて準備をする、など具体的なアドバイスがありました。また、「営業利益、経常利益、借入残は毎月チェック」、「運転資金はできるだけ借りない」、等、自社の経営に明日から役立つ情報をいろいろと得ることができました。
清野 恭成氏(富士石材・富士支部)
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【写真】(株)森下商店 代表取締役 森下 昌治氏
【逸品】金山寺みそと、もろみそや金山寺みそを使った調味料
会員企業名 | (株)森下商店 | 設立 | 1957年7月 |
会員名 | 森下 昌治 | 業種 | 食品製造および卸売業 |
所属支部 | 静岡支部 | 社員数 | 13名 |
会暦 | 1994年5月入会 | 事業内容 | 金山寺みそをメインに梅干・らっきょう・ニンニク漬等の漬物 |
静岡市葵区にある株式会社森下商店は、創業64年の漬物等の製造・販売会社です。従業員数は13名。主に県内、中西部をメインに販売・卸売をされています。
会員の森下昌治氏は、3代目になります。森下商店の商品は、金山寺みそ、梅干し、ラッキョウ、甘酒等。他社製品も扱われていますが、「フジモ印」という自社ブランドでの販売が半分以上を占めます。
「フジモ印」の名前は、富士山の「フジ」と森下の「モ」をとって名付けられました。1951年の創業時は、清水の幸町で主に醤油や味噌の小売、卸売をしていましたが、徐々に漬物等の取り扱いも増えて行きました。その中で売れ筋商品であったのが、金山寺みそでした。当初は、金山寺みそを仕入れて販売していましたが、良く売れたため内製化に踏み切ったら、また良く売れたと言います。
そして、1965年には現在地である静岡市葵区瀬名川に移転。徐々に土地を買い足しながら、工場も大きくなっていきました。
フジモ印の金山寺みそは、少し甘めの味付けで、小麦や大豆の粒が残っているのが特徴です。小麦や大豆の粒を残すために、みその熟成具合には気を使われているようです。
今後は、主力商品の金山寺みそをメインに、金山寺みそをアレンジして商品も色々と開発していきたいと森下氏は言います。また営業面では、まだまだ金山寺みその知名度の低い若い世代や、他県の人々にアピールしていきたいと語っておられました。
取材・記事:藤本 浩氏(プリントバリュー㈱・静岡支部)