高分子重合体(ポリマー)をお客様の唯一(ア)のニーズにJUST!!㈱ア・ジャストポリマー勝間田 浩茂氏に聞く

カテゴリー:会員訪問記

企業から現在に至るまでの経緯

 平成2年、当時東京で同種の会社に勤めていた父親(創業者)が横浜に住んでいた家を売却し、故郷である御殿場で独立・会社設立し、各種機器ローラーをメインにスタート。平成16年にはISO14001認証も取得し、今では様々なパーツ類を手がけています。

事業内容、現在の業績・景気

紙幣や紙・券・コイン等の搬送関連ローラーや、ベルト、各種成形品を各機器・用途・使用方法等に応じて、素材の配合からローラーの形状・表面の仕上げまで種類ごとに多種多様なものを製作販売しています。具体的には、コピー機・プリンター・券売機・自動改札などのローラー、紙幣払い出し機のラバーなどです。

業績・景気は横ばいで、リーマンショック以降バタバタしましたが大きく伸びませんが大きく沈みもしませんでした。大手は海外へ進出し大量生産していますが、我社は多品種少量生産でニッチな部分を狙っています。

企業の名前の由来

ゴム等の高分子重合体(ポリマー)をお客様の唯一(A)のニーズに(ジャスト)させるというところから来ています。

会社の強み・得意とするところ

国内大手企業と直接取引し信頼と実績を確保しています。多品種少量を得意とし、お客様がほしいものを、ほしいときに、ほしい数だけ提供しています。またお客様の要望にこたえるため金型の製作から樹脂の配合にいたるまで、納得いくまで試作を繰り返し最適なものを提案します。

どのような営業をしているのか、また価格競争等はないのか?

 価格競争はありますが、相手が大体商社であるので、適正価格でも勝ち目があります。同規模の競争相手があまり無いため、低価格での競争はあまり無いです。基本的にメーカーに納めているので、要望に応じて製作しています。

今後の方針・展望

 とにかくどんな要望も受け入れ、頼まれれば何でも積極的にチャレンジしていきます。エンドユーザーからの問い合わせにも対応し、ゴム

パーツの交換のみも可能です。また、ISO14001認証(環境マネジメント)を取得しているので、機器類についてユニットごと交換するのではなく、ゴム製品部分だけの交換で済むのであれば環境にもやさしいと思っています。

同友会に入って

 例会・部会共に非常に勉強になります。いい刺激を受けています。また、経営の勉強を出来るところはあまり無いので同友会に入ってよかったと思っています。

○取材後記○

一体どんな仕事をしているのだろうというところから始まった今回の企業訪問。身近にありながらも、無くてはならないものを、また、ほとんどがオリジナルであるというところがすばらしいです。

取材:立道 浩幸氏(御殿場支部)

菅沼 良将氏(御殿場支部)

鈴木 譲氏(御殿場支部)