長い歴史を味方につける 大平造船工業㈱杉山 拓也氏(伊東支部)

カテゴリー:伊東支部 / 会員訪問記

◆海から陸に上がった大平造船工業

 江戸のころから船を造り、6代前まではさかのぼることができるそうで、会員である杉山拓也氏の祖父の代まで船を造っていました。父である現社長は、時代の流れをよみ、船の仕事はなくなっていくと、防水、塗装工事に仕事を転換していきました。

杉山拓也氏は、学校卒業後、マリーナでリゾート事業に携わり、その後、会社に入り10年がたちました。現在は、船の修繕は3割程度、主軸は地元の防水工事です。お客さまからの紹介で仕事をいただくことも多く、「商品力を増やして、安心して頼んでもらえる会社にしたい」という、拓也氏の思いは着実に実を結びつつあります。

 

◆後継者としての学びをと同友会に入会

多くの人との交流から学んでほしいと、社長の希望で後継者である拓也氏は入会しました。3月例会で、同世代の後継者の報告に、自分の課題を照らし合わせて討論に加わりました。長く続く宮大工の志を絶やさず、技術力を高めたいと願って、社員と共に日々の仕事にあたっています。