【シリーズ憲章】2009年3月号第11回

カテゴリー:中小企業憲章

2009年3月号【第11回】 地域になくてはならない中小企業憲章 鈴木美男氏((有)萬年堂・御殿場支部)

 

100年に一度の世界的大不況と言われる現在、日本においても大企業の派遣社員切りから始まり、正社員のリストラも桁違いの人数で進行しています。大企業の業績が不振ということは、下請け企業の多い中小企業においての打撃は多大なことです。しかしながら、中小企業は数字だけで首切りができるものではありません。今まで、好況時も不況の時も従業員と一緒に乗り切ってきたからです。圧倒的多数を占める中小企業が解雇を大々的に始めたら、日本全体が大変な道に進んでしまうでしょう。
静岡同友会35周年・新春のつどい、記念講演の吉田敬一駒澤大学教授のお話の中で、「豊かな社会:GNP拡大」から「幸せな社会:GNH※増大」を目指してと、持続可能な地域社会づくりの「内発的発展」「地域深耕」「地産・地商・地消」「循環型地域経済」のキーワードこそ、現在の社会に必要な最たることだと思います。中小企業は地域に密着し、そこでのコミュニケーションが大切であり、地域社会とともに育つ企業であり続けることが、最重要であると思います。そういう企業を目指します。 
※H=Happiness “国民総幸福”