【シリーズ憲章】2009年7月号第15回

カテゴリー:中小企業憲章

2009年7月号【第15回】 中小零細企業のこれから 大滝淳氏(大滝重工(株)・志太支部)

 

2009年初頭から始まった世界同時不況、100年に1度確かに、直撃の大きい業種は自動車、電機機器、工作機械を中心とする産業で、我々に直撃しています。現在は週休4日制で中小企業緊急安定雇用助成金に頼っているのが現状ですしかしながら、今が大きな意味でチャンスではないかと思っています。なぜなら、この同時不況も、円高も何もアメリカだけが悪いわけではないという事です。とくに安くて良いものをつくっていった日本がいまの世界経済を創ってきたという事ですだから今の不況で日本経済のものづくりの中心である我々のような零細企業は技術、会社を変革のときだとおもっています。
我が社は大型機械加工でも縦型、横型の一品一様主義を行っていて、もう1度我々の技能を洗いだしすることを行っているところです。我が社の場合、社員の技術の中枢が団塊社員の為、若手社員に本当の我が社の特化した機械加工を植え付け、どこに行こうが、誰が入社しようがの“本当にわかるマニュアル”の作成中であります。今痛感して思うのは、各企業にはそこにしかない文化、技術があるということです。その各企業が今日の日本の大企業を支えてきたということです。これからの技術伝承は、以下のとおりです。1.加工技術のコツとかんの伝承2.実際にサンプル大型部品を作り1.を遂行させる(団塊もしくはベテラン社員が若手社員に)3.大滝の加工技術の平均化4.大滝の特化した加工標準の制定
これらのことは雇用においてのプロモーションにつながります。まだ固まっていませんが、我々の憲章です。