事業の人脈を活かした企業サポートへ ㈲浜松ブロード・マインドオフィス 代表取締役 伊藤 正浩氏(浜松支部)

カテゴリー:会員訪問記 / 新着情報 / 浜松支部


事業の人脈を活かした企業サポートへ

㈲浜松ブロード・マインドオフィス

代表取締役 伊藤 正浩氏(浜松支部)

事業内容: 損害保険(三井住友海上、損保ジャパン、日本興亜)、生命保険の代理店

社員数:5名

設立:2003年

入会:2019年1月

所在地:浜松市中区高林1-8-12

              


保険代理店という選択

浜松市で2000年に生命保険・損害保険代理店として㈲浜松ブロード・マインドオフィスを創業した伊藤正浩氏。地元企業でサラリーマンとして働いていた時、いずれは自分で起業することを考えていました。そんな時に子どもが生まれ、保険加入をしたのですが、当初補償されると聞いていた保険がしっかりと適用されませんでした。この経験から、お客様に満足してもらえる保険を提供したいという強い思いを持ち「保険代理店」で起業しようと決断。他の業種と比べ資金を必要としないことも後押しとなったそうです。着実にお客様を増やし、現在は浜松市中区高林にオフィスを構え、従業員5名で自動車保険や生命保険をメインに保険代理店として事業を展開しています。


社員との向き合い方

入会のきっかけは、同業種の仲間でもある宇佐美健介氏(㈲エージェントうさみ・富士宮支部)に勧められたことでした。伊藤氏は、会社創業時に経営理念は必要だろうと考え創ってはいたものの、当時は壁に掛けているだけだったそうです。自分一人の時はあまり気にしていませんでしたが、他社との吸収合併などにより従業員が増えていき、保険という外回りが基本の業種で意思統一を図る為にも経営理念の共有は必須と考えました。現在は経営理念をしっかりと従業員に理解してもらい、仕事の共有だけでなく会社の方向や考え方を共有することに取り組んでいます。同友会では社員との共有の仕方や今後直面するであろう課題を学び合い、会社の足腰をしっかりと固めていきたいとのことでした。


淘汰されていく保険代理店の新たな挑戦

年々保険代理店としての売上や他社との争いは厳しくなってきていると伊藤氏は話します。単純に人口が減少していくなかで分母が減るだけでなく、インターネットでの保険契約も増え、保険代理店の競争がいっそう激化する見込みです。そんな中、企業は働き方改革に伴い、従業員に対する補償や健康に対する考え方が変わってきており、企業の「健康経営」をテーマに仕事のネットワークを活用することができると話してくれました。例えば保険の顧客であるヨガの先生と企業をマッチングさせ、企業の会議室でヨガ教室を開けば、従業員の活力向上につながります。㈲浜松ブロード・マインドオフィスは保険だけでなく、そのネットワークを活かした提案を通して「健康経営」という新たな企業との関わり方で地域の活性化を進めていきます。

取材・記事:楠林 壯太氏(塗り物アートかがや・浜松支部)