新代表理事が語る静岡同友会ビジョン

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 8月17日 サンウェルぬまづにて沼津支部8月例会が行われました。
 ここ数日、アメリカの国債格下げ、ギリシャを発端とするヨーロッパ各国の経済危機により、為替は戦後最高値をうかがう勢いです。日本の製造業は、東日本大震災の余波の中、いまだ経験のない厳しい外部環境変化のなかで生き残りをかけているのが現状です。 この様な激変する経済情勢の中、静岡同友会として2015年に向けた活動ビジョンを掲げ、今回沼津支部8月例会に榛原支部の知久正博氏に来ていただき、活動ビジョンについてお話をしていただきました。
 1)21世紀型企業づくり、2)中小企業が主役の経営環境づくり、3)時代を担う同友会組織づくり、の3本の柱の中で、特に「21世紀型企業づくり」に取り組むことは、絶対に会社をつぶさない立派な会社をつくる事だと理解しました。
 会社を黒字化し、無借金経営をめざすためにも、経営指針の成文化や、企業変革プログラムの活用が大事だと痛感しました。熱のこもった具体的なお話のなかでも、印象に残ったのが、「社長の仕事」についてのエピードでした。毎日、現場で社員とともに汗水流している社長、社員からの評価は大変よい社長としても、必ずしも社長として合格とは言えないとのこと。本来社長としての役割は、社員から見えづらい、会社の将来に向けたビジョンを描き、その実現のために様々な戦略を考えることであり、いつも「役柄」を意識しなければならない。
 今回の同友会ビジョン例会を通して、まさに自社の企業づくりこそが、静岡同友会ビジョンを実現するものだと理解できました。また今回初めての試みとして、それぞれ会員の皆様に備忘録を書いてもらい回収、数か月後、どれだけ実行できたのか検証することで、PDCAを繰り返し、効果に結び付けていきたいと思います。

                   沼津支部 羽野 佳明氏