憲章の描く社会や地域に、自社の存在価値を探る 静岡支部7月例会

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社員数38名、富士宮市で50年以上にわたって家庭ゴミの収集運搬業務を行う富士宮清掃㈲。穂坂氏は3代目後継者として、会社経営と中小企業憲章を結び付け、地域になくてはならない存在を目指しています。同友会の全国総会で「中小企業憲章」に出会い、“中小企業が光り輝く存在を目指す”という中小企業の高い使命感と自助努力の精神に感銘を受けました。「憲章を学ぶことで、我が社の存在意義が見出せる」そして「地域の生活を支え、必要とされ、その期待に応える事が社員の生きがいに繋がる会社になる」と自社の存在意義を見出しました。
町をきれいにすることが企業使命と捉え、会社周辺の清掃活動にも継続的に取り組んでいます。また、地域の小学校と地元企業の社員が集めた古紙を学校教育活動に継続支援できる「地域エコの輪プロジェクト」も発足させました。社員も経営者も、働きがいや生きがいを感じられる会社を目指し、行政、市民からも信頼され、地域に無くてはならない富士宮清掃をめざしています。そして同友会で憲章を推進することは事業や地域の発展にも繋がると確信をもち活動しています。

7/10(火)の静岡支部例会では中小企業憲章について取り上げました。全国の同友会でも、今年6月を「憲章・条例月間」と定め、全国各地で中小企業憲章や中小企業振興基本条例の学習例会が行われています。穂坂氏は昨年9月に開催された同友会の全国大会「青年経営者全国交流会(富山)」でも中小企業憲章の描く社会に自社の存在価値を重ね報告しました。本年に入り、伊東支部や浜松支部、三島支部でも報告しています。

例会のまとめに、望月賢一郎政策委員長(㈱カネイ水産)は「地域の企業家として、その地域といかに向き合うかが大切。地域を考え、地域と深く関わることで自社も社員も変わる。骨のある中小企業振興基本条例づくりにむけて、同友会静岡支部としてさらに理解を深めていきましょう」と参加者に伝えました。