第44回定時総会inぎふ~中小企業の活力と絆で、復興を担い日本と地域の再生を創りだそう~

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岐阜同友会の熱い歓迎の元、長良川国際会議場にて第44回定時総会が開催されました。(県内より21名、総勢1163名が参加)

「復興問題、人口減少、少子高齢、大企業の海外移転による空洞化。心配のタネが先行しがちですが、雇用を担う地域の一員として存在感を示し、各地同友会年度方針、条例、そして地域、自社、同友会づくりを進めていただきたい。5年、10年将来を見据えた学びを、限られた時間大いに議論して下さい。」と、中同協会長鋤柄修氏より挨拶。

16分科会に分かれ、それぞれ学びを深めました。

2日目全体会では、岐阜県中小企業団体中央会会長 辻正氏より挨拶。

「60年もの間、中小企業は弱いと言われ続けて来た。けれど今はそうでない。どこの国も中小企業は育っていない。日本の中小企業はアジアの中堅、大企業だという事に気づくべきである。アジアの中小企業と提携していけば新たな道は開ける。困っているから智恵がでるんだ!私の遺言だと思って聞いて下さい。」との激励に、会場は拍手で沸きました。

その後、三重同友会相談役宮崎由至氏、兵庫同友会筆頭代表理事田中信吾氏、北海道同友会代表理事守和彦氏の3名をパネラーに迎え討論が行われました。

1.「情勢をどうとらえ、企業戦略を組むか」、2.「同友会リーダーの役割と地域に根を張る同友会づくり」、3.「憲章の理念を普及し、各自治体に条例制定を」の3つをテーマに講演。

1では、現状を認識する事により戦略・戦術を立てることが出来ると宮崎氏は言います。己の立ち位置を知る手段として、STEP2の活用を勧めます。「こんなん書けるか!となるのは、自社のしくみを理解していないから。まずその事に気づけただけでも大きな意味になる。ぜひ敬遠せず活用してください。」と語りました。

2では、リーダーたるもの、企業家精神(自ら問題読み取ってその問題に変革を起こす)、管理者精神(与えられた仕事を卒なくこなす)、この2つを使い分けなくてはいけないと田中氏が熱意を持ち語ります。

3では、守氏による憲章・条例の重要性が語られました。「大きな目標を持つことで、他機関との連携ができ、地域の結束が強まった。会員のいない町をつくろう。憲章・条例を作ることが自社にとって大きく影響するとまず認識する事が大事だ。」守氏は、いつか憲章リーフレットをパスポートのようにしながら、各同友会の進捗状況を語れるようになればとも話されました。

2日間を通じ、豊かな社会の実現をめざす議案が承認可決され、広浜幹事長の「ここで得た学びを、醍醐味を、多くの人へ伝えてください。全会員で運動に取組みましょう。」と締めくくり、全国総会の幕を閉じました。