静岡大学連携講座 第3回「中小企業の経営戦略」

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10月17日(水)、静岡大学人文社会科学部で静岡大学連携講座「企業経済持論Ⅳ」第3回講義がありました。

 

 

 

 

 

 

「中小企業の経営戦略」をテーマに、太田 朝夫氏(太田会計事務所)が講義を行いました。

太田氏は税理士であり、会計事務所を経営しています。中小企業に対して会計監査を行い、決算書・申告書を作成し、経営の助言も行います。

大企業は利益が見込まれるならば全国どこにでも進出し、だめとなれば即撤退するといった動き回る「動物」で、中小企業は地域に根を張る「植物」であり、地域に根付いて生きています。

現在の日本においては、中小企業並びに地方は疲弊しているといわれています。しかしこのような厳しい経営環境においても、独自の技術・経営方法で業績を伸ばしている企業はあります。そのための経営戦略を6つの視点から語りました。

その6つのうち一番強く伝えたいと語ったのは、社員満足主義です。会社の中身は人間で構成されているのだから、社員が生き生きと働いていなければ良い会社にはなりません。社員が満足して自ら働けるにはどうしたらよいのか。そのヒントはカーネギーの「人を動かす」、イソップの「北風と太陽」等の古典にありました。自ら動くように仕向けるのです。太田氏は社員が納得して気持ちよく動けるように、愛情をもって接しています。