不況なんかこわくない

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12月5日(水)、静岡大学人文社会科学部で静岡大学連携講座「企業経済持論Ⅳ」第10回の講義を野口 繁明氏(㈱微助人)が行いました。

野口氏は沼津市で屋外広告制作の会社を経営しています。この道40年、自分の表現を追求したくて25才で独立しました。

仕事の効率を追っていくと、デジタル処理で手を掛けないようになりがちですが、最後の一味は手作業が必要だと考えています。オリジナルにこだわり、人の体温が感じられるデザインの追求をしています。道行く人が看板を見て心が温かくなるような、感動があるものづくりを目指しています。

広告は、お客さんが元気なとき、夢があるときに注文をします。夢を形にすることで、お客さんの繁栄のお手伝いをします。

屋外広告は2007年のピーク時に比べ、2011年までに3割減っています。一商店だけでなく、街全体が活気を取り戻すために命懸けで取り組む覚悟です。そのためのアイデアを学生にも考えてほしい、と訴えました。

会社の隣接地に、街を元気にする箱を作ることを具体的に計画中です。地域のランドマークとなる建築で、人が集まるしくみを考えています。大きな夢があれば、不況なんかこわくない、と熱く語りました。