信頼に応える確かな製品づくり サツマ電機㈱

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信頼に応える確かな製品づくり

サツマ電機㈱

専務取締役 梶川 久美子氏 (沼津支部)

事業内容:、産業用ブレーキ製造、販売

創業:1970年(昭和45年)2月

社員数:36名(パート3名)

入会:2013年6月

所在地:沼津市足高292-26

URL:http://www.satumadenki.co.jp/

右:梶川氏   左:取材 渡邉氏

会社創業のころ

サツマ電機㈱は祖父がクレーンに使用する電動機用制御ブレーキを製造する専門工場として設立。わずか5カ月後、祖父の急逝を受けて父である現社長の梶川弘一氏は、志を引き継ぎました。製鉄所や大型クレーン等に使用されるブレーキであるため、大手重機メーカーの厳しい品質基準、信頼性に応えるべく悪戦苦闘を重ねる日々でした。その中で技術力を高め、産業用ブレーキを開発・製造・販売する会社を作り上げました。最近では、港湾等で使用されるコンテナクレーン用の大型ディスクブレーキの開発を行い、将来性のある製品を作り始めています。近年では沼津港大型展望水門「びゅうお」にもサツマ電機のブレーキが採用されています。

 

東南アジアへの販路拡大

台湾とは、20数年前に社長が現地視察に行った際の営業活動により縁がつながり、大切な海外取引先として大きく成長しています。台湾のクレーンメーカーの認知度も高く、輸出台数も増加、世界のブレーキメーカーとしての雄飛への足掛かりとし、今後東南アジアへの販路拡大を考えています。また、技術のサツマ電機として、クレーン巻き上げ、走行や各種産業機械の停止用等に使用されるブレーキ装置に関する術用新案を多数保持しています。

技術の伝承と人材育成

日々の方針として「信頼に応える確かな製品作り」をモットーに、品質・技術の一層の向上を図っています。一方でサツマ電機の技術を若手社員に伝承することも課題であり、人材育成に力を入れていきたいと考えています。モノづくりが基本ですが、今後はお客様のニーズに合わせてサービスにも取り組みたいとのこと。仕事を通してお客様、関係会社、地域から喜ばれて愛される、なにより社員から愛され、働く喜びを共有するサツマ電機を目指す梶川久美子氏です。

取材・記事 渡邉 健氏(㈲ドリームズミュージックエンターテイメント・沼津支部)