できるまで あきらめない ~榛原・志太7月合同例会~

カテゴリー:志太支部 / 新着情報 / 榛南支部

はままつフラワーパーク理事長 塚本こなみ氏をお招きし「できるまであきらめない」をテーマに講演して頂きました。塚本氏は、赤字経営の市立植物園の立て直しに指定管理者として関わり、フラワーパークを生まれ変わらせた凄腕の女性理事長です。

講演では、再生させたフラワーパーク(施設・季節の花等)の写真を交えながらお話しして頂き、一経営者として、お客様の目線に立って考え行動していく事、そしてやる事を決めたら粘り強く最後まであきらめないことが大切だと語られました。熱く語られる塚本氏のお話を、志太・榛原両支部の会員が真剣に食い入るように聞いていた事が印象的でした。今日の講演が私たち経営者の明日の力になった事と思います。

塚本氏には、講演終了後の懇親会にも同席して頂き、会員の皆様と最後まで談笑されました。塚本氏、志太・榛原両支部会員のおかげで最後まで盛り上がった、大変有意義な例会になったと思います。 

絹村 智昭氏(キヌムラクリーニング・榛原支部)

● ● ● ● ●

造園家の夫の仕事の手伝いを経て、植えた花や樹木を守り育てる緑化を主業務とする会社を起業した塚本氏。樹木の移植業務がきっかけとなり、平成4年に女性で初めて樹木医の資格を取得。平成6年、あしかがフラワーパークから依頼を受け、前例のない樹齢100年を超える大藤4本の移植を成し遂げます。誰もが無理だと言う中で、氏だけは「この木もきっと移植できるかもしれない」とあきらめませんでした。この「できるかもしれない」をできると思う度胸が必要だと氏は言います。

開園後3年間、毎年1億円の赤字経営が続いた同園にて4年目に園長となり、経営改革を始めます。「世界一の藤のガーデン」をテーマに掲げ、近隣で藤の名所と言われる地域に的を絞り売り込む。「藤の季節だけは世界一美しいフラワーパークを造る」をコンセプトに、年の約3週間で年間収入の殆どを獲得。入園料を変動制にしてお客様に何度も足を運んでもらう工夫をする。その結果、就任1年目で黒字化、2年目で日本一の入園者数のフラワーパークとなります。

近年では、2004年浜松花博終了後、入場者数の減少が止まらず赤字経営の続いていたはままつフラワーパークを僅か数年で立て直しました。ここでは、「日本一美しい桜とチューリップの庭園」をテーマに突き進みます。

「自分にできる事は全てやる、できるまでやる」「あきらめた時に全てがゼロになる」「誰かに迷惑を掛けないなら、信念を貫く」氏の一言一言に強い意志を感じました。そして、テーマに掲げたトップの想いは、スタッフ全員に何度も何度も、自分の言葉で伝えていく事が大事だと語って頂きました。塚本氏から色々なキーワードを貰い、自身の成長に繋げたいと思いました。

大滝 明尚氏(OAアドバイス・志太支部)

● ● ● ● ●